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サイドレイズの効かせ方
サイドレイズの効かせ方でアドバイスを願います。 方法はわかるのですが、自分でトレーニングをしていて三角筋に刺激がいっている感じがしません。 ボウソウ筋に効いているように感じ、ボウソウ筋を使ってしまっているようなのです。 そこで、アドバイスを願いたいのですが、サイドレイズでボウソウ筋を使わず、できるだけ三角筋に効かせる方法として、フォームやポイントがあればアドバイス願います。
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40代。男性。ウエイトトレーニング歴6年。 ●1.肩のアイソレート種目(単関節種目)は、効かせる事が難しいです。 サイドレイズ、フロントレイズ、リアレイズです。 ■重い物を持つとどうしても、フォームが乱れ、「他の筋肉が参加」したり、「反動を付けて」しまいがちになります。 これは、スタンディング(立って)で、ダンベルでのトレーニングという性質が大きく関わってきます。 この状態でのトレーニングは、地球の重力方向にしか力のベクトルを持ちません。 肩の運動方向は、この方向とはそれて円運動をしていきます。 ※そのため、ダンベルの最下点では肩にトルクはあまりかかりませんが、角度を大きくしていくと、とたんに大きくかかるようになります。 ■この急激な負荷の変化は、サイドレイズでは僧帽筋を緊張させる事になります。 僧帽筋は、肩の関節のある肩甲骨をつり上げる役目があります。 これで、肩甲骨を引っ張り上げ、姿勢を維持しようとします。 僧帽筋が緊張しないと、姿勢が維持できません。 負荷に負けて、肩の位置が下に落ちてしまいます。 サイドレイズでは、どうしても僧帽筋が緊張します。 これはトレーニング動作上、どうしようもない事なのです。 その結果、意識が三角筋から逃げてしまいやすくなります。 ●2.意識を逃げさせないためには、僧帽筋以上、三角筋に意識しなければなりません。 サイドレイズでは、三角筋中部が主動筋になります。 僧帽筋は補助筋です。 三角筋中部に、ビーズを貼り付けた絆創膏を貼り付けます。 タッチ法の絆創膏版です。 ※タッチ法:他の人に主動筋にさわってもらい、意識付けをするトレーニング法。 この方法によって、主動筋を意識します。 ※他のトレーニングにも使えますので、お試しください。 ●3.ネガティブラップ重視にする事で、意識をしやすくなります。 ネガティブラップとは、負荷を下ろす動作を言います。 負荷を上げる時はポジティブラップと言います。 本来、ネガティブラップ重視とは、「筋肉の伸張収縮を起こさせ筋線維を切るために行う」意味合いがあります。 切れた筋線維は、超回復(超再生)で前より太くなります。 ※伸張収縮:エキセントリック収縮:筋肉が伸ばされながら、力を発揮する運動形態。 <質問:ダンベルでの筋トレ> http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2019544 ■重い負荷を使った時は、チーティング(反動)を使いつつ、肩関節と水平位置に上げ保持します。 サイドレイズでチーティングを使う場合、少しお猿さんのように前屈みになります。 膝も少し曲げます。 上げる時の腕の振りと合わせて、膝を伸ばし、前屈みの姿勢を立てます。 足の筋肉と、背中の筋肉を参加させ、腕の振りの慣性力を利用して上げる結果、大きな負荷を上げられます。 負荷25%増しくらいは平気で上げられます。 水平位置まで上げたら、気持ち1秒保持します。 すぐ、下げの動作に移ると、物理的に筋肉に大きな負荷をかけられません。 そして、下ろす時に、三角筋を意識して、「じわっ」とゆっくりおろします。 この方法の方が、上げる時より楽に、三角筋を意識できます。 また筋線維を切る、一石二鳥の方法になります。 ■「伸張収縮:エキセントリック収縮」は「短縮収縮:コンセントリック収縮」より重い負荷が扱えるのです。 筋肉の運動形態は3つあります。 1.筋肉の長さが変化しないで力を発揮する形態。:アイソメトリック(等尺性筋活動) 2.筋肉が短く収縮しながら 力を発揮する形態。:コンセントリック(短縮性筋活動) 3.筋肉が伸ばされながら 力を発揮する形態。:エキセントリック(伸長性筋活動) <質問:コンセントリックとエキセントリック & アイソテンション法について> http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2110724 短縮収縮で20kg扱えたとするならば、静止保持(アイソメトリック)した場合は22kg、伸張収縮では24kgを扱えます。 伸張性収縮では、他の運動形態に比べ重い負荷を扱えます。 ※これが、負荷を下ろす際に楽になる理由にもなります。 楽になった分、三角筋に意識が行き届きやすくなり、同時に筋線維を切るためのトレーニングにもなるというわけです。 ■チーティング(反動)を使ったトレーニングには賛否両論あります。 初心者は、ストリクトスタイル(反動を使わない方法)で基本フォームが固まるまで行った方が良いです。 3ヶ月くらい。 それから先は、工夫、変化をつけ、自分の体にあったトレーニング方法を見つけていけば良いのではないかと思います。 他の人に通用する事は、必ずしも自分にとって通用する事とは限りません。 ※トレーニング理論を勉強しつつ、変化を加えていきます。 一流のトレーニーは、自分のトレーニング理論を必ず持っています。 ●4.片腕づつトレーニングする。 両手にダンベルをもってトレーニングをすると、意識が少し弱くなります。 片腕づつ行い、三角筋を意識するようにします。 バランスが取りづらい場合、柱につかまるとか、体を反対側に少し倒します。 ●5.終動負荷から初動負荷に変えてみる。 スタンディングでのサイドレイズでは、肩の角度が水平に上がった時、負荷が最大になる終動負荷になります。 これを初動負荷にすれば、かなり違った刺激を与える事が出来ます。 ■床に横に寝てサイドレイズをやります。 こうすると初動負荷になります。 片腕づつのトレーニングになります。 最初は小さな負荷を用いて、感触をつかんでください。 垂直まで上げる必要はありません。 バランスが取りづらくなりますので、重い負荷を扱う時は、内筋を痛めやすくなります。 特に気を付けます。 ●6.資料 以前に回答した物です。 肩のトレーニングは難しいので、質問もかなり多いです。 御参考までに。 <肩のトレーニング資料><質問:太い腕を作りたい> http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2216017 <肩のトレーニング資料><質問:ベントオーバーサイドレイズについて> http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2249380 <トレーニング全般の資料><質問:腕を鍛えたいのですが・・・> http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2288710 <トレーニング全般の資料><質問:ダンベルでの筋トレ> http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2019544
その他の回答 (1)
- dick_dicks
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軽い負荷が掛かるもの(2Lのペットボトルなど)を持ち、「三角筋に負荷が掛かっているな」と思うところをまず探して下さい。その状態(ペットボトル)でサイドレイズを行って下さい。フォームが固まるまでは「負荷が掛かった(腕を上げた)状態→負荷が掛からない(腕を下ろした)状態」で行って下さい。こうすると負荷が掛かっているところが意識し易くなります。フォームが固まって来たら負荷を徐々に重くしていきましょう。いきなりそれまで行っていた負荷に戻すと、フォームが崩れるばかりか身体を痛めます。