健常者が車椅子に乗って介助を受けるということ
事情は長くなるので省きますが、私は、体に不自由はありませんが、車椅子に乗って、公共の乗り物に乗ってお出かけをするという体験をしたいのです。
そして、車椅子に乗ってお出かけをするに当たり、どんな不便や、どんな恐怖?などがあるのか、実感したいのです。
遊び半分じゃないんです。大きなカテゴリでみれば一応福祉関係の仕事にかかわっています。演技の勉強とかそういうことじゃありません。経験させていただいたことは、仕事や自分が人とかかわっていく中で役立たせていく所存です。
でも、電車やバスに乗るには介助を必要としますよね。
私は、その経験もさせていただきたいのですが、このような理由で介助を受けるのは認められませんか?
介助されるって、どんな気持ちなんだろうって思うんです。そこまで、知ろうとするのは行きすぎですが?
私の姉は公立中学校の特殊学級の教員で、ばりばり介助する側の人間なのですが、私の挑戦を非常識といいました。
「いかなる理由があっても、健常者が障碍者のふりして、人様から介助を受けては駄目。
金銭の搾取がなくとも、あんたの思い上がった迷惑行為により、バスの運転士さんや駅員さんに必要以上の労働を課したんだから、詐欺罪よ。
人様に余計な仕事させてまで、自分で体験しなくても、実際に車椅子に乗っている人に声かけて、何が不自由かを聞いてみればいい。」と言われました。
これが詐欺罪にあたらないことは、法律に詳しい夫に聞いてわかりましたが、人を騙すことになるのは確かですね。
姉には「そういうことは、電車やバスの会社にあらかじめ連絡して、体験させてくださいというお願いを受理してもらったうえで行いなさい。」と説教されました。
その通りですね。きちんと説明すれば、みなさん、きっと善意に理解し、ご協力くださるのかもしれません。
でも、私は、あらかじめ申し込んだうえで体験させてもらうのは、相手側を身構えさせてしまうだろうし、手続きとか、承認とか、逆に仕事が増えそう。
なにより、自然体で車椅子の生活ってどうなの?ってことを知りたいのにそれが叶わないです。
だから、言葉は悪いかもしれませんが、こっそり、さりげなくやりたいです。
本気で、車椅子で行動することの「実際」を知るためには、そうするよりほかないと思っているのですが、ほかに何か、手段はあるでしょうか?
抜き打ち調査だとか、潜入取材だとか、そこまで大層な大義名分はない、ただの一個人です。
そんな発信力の弱い一個人だと無意味でしょうかね。
そんなちっぽけなことに、騙されてつき合わされた方は腹が立つのでしょうか?
無駄な仕事させられたって気持ちになるものなんですか?
体験会とか、講習会とか、そういう催し物に参加するというのが角が立たなくていいのでしょうかね。
それだと、一応は経験あります・・・。
本当いうと、車椅子に乗ることに抵抗があるんです。
でも、抵抗を感じてる自分が嫌です。自分の心には垣根があるんだなと痛感します。
自分が車椅子に乗って街中に出てみることによって、「車椅子って嫌じゃないな。」って思えたら最高。
もし、「嫌だな。」って思ったのなら、何が嫌だったのか、よく考えて、私にできることあるか探す。
そして、小さな一歩にしかならないでしょうが、体の不自由な方にとって、少しでも快適な世の中に前進できるよう努力していきたいです。
長文で申し訳ありませんが、なにか、ご意見がございましたら、お聞かせいただけると幸いです。
お礼
URLありがとうございました。噂はどこから来たんでしょう?本当に腹立たしい!バイトの男の子が、それを信じて足の悪いお客さんのために頑張って集めているんです。友達は既に疑っているので、「ただの噂だよ」と言いやすいのですが、その男の子にはとってもいいづらいです。