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王監督の今後の治療
王監督の手術では、転移を防ぐため100個以上のリンパ節を切除し、その中の、一つのリンパ節に転移があったと報道されていました。 新聞を読んで疑問に思ったのですが、リンパ節の切除は、転移を防ぐためなのですか? 転移を確認するためのものではないのですか? また、報道では「たった一つのリンパ節にあっただけ」といったニュアンスで表現されていましたが、転移があっても100余中の1個なら問題ないのですか? なんとなく疑問に思ってしまいました。 ご専門の方のご回答をいただけますよう、お願いいたします。
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No.1です I群とは胃の周りにある一番近いリンパ節です。胃を切除すると一緒に切除部位に入ってくる範囲です。 胃に関してはリンパ節の切除を行ってもあまりむくみはないですね。下腹部のリンパ節を郭清したり、脇の下のリンパ節を郭清すると手足の腫れ(リンパ浮腫)が起ることはあります。 癌の転移に関してはわからないことも多いので、絶対ということはありませんが、1群までの転移であれば肺、肝臓などに遠隔転移があることは少ないです。
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- cirujano
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リンパ節の郭清は転移の部分をとりきってしまう意味と、転移がどこまであるのかを調べる意味の2つがあります。 1個でもリンパ節転移があれば1群のリンパ節転移は陽性となりますが(今の胃癌取り扱い規約では)、予後は癌の種類(組織型)なども関係してきますので、一概にはいえません。 ただ、今回の報道では転移されているリンパ節は取りきれたという意味だと思っていますが・・。推測なので、これ以上はわかりません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「1群」というのは、体内の範囲ということでしょうか。リンパ液の動きと血液の流れの違いから同心円的な広がりとして、最小限の範囲以上には広がっていることは考えられず、“取りきれた”ということなのでしょうか。 リンパ節に転移していてもがんを取りきることができると知り、少し驚きました。 そうした場合、(もちろんがんの種類や進み具合などにもよるでしょうが)他の臓器などへ転移していることはとりあえず「ない」と判断されるということなんですね。 余談ですが、リンパ節を100余も取ることで、体がむくんだりすることはないでしょうか。
お礼
重ねてのご回答、まことにありがとうございます。 新聞報道は王監督のために、内容を少し偏らせているのかと思いましたが、おかげさまでよく理解できました。 どうもありがとうございました。