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驚き!オーストラリアドルの金利は年4%
↓このページを見ると、オーストラリアドルの金利は年4%だそうです。 http://www.shinseibank.com/campaign/0607fx/index.html もちろん、10年後のオーストラリアドルと円のレートは変わりますが、 為替リスクは別にすると、10年後には約50%の利益がでる計算です。(1.04の10乗) なにかうますぎる話のような気がするのですが、 外貨預金とはそんなものでしょうか。 もしそうだとすると、なぜ皆がやっていないのか疑問です。 為替リスクのせいでしょうか?
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既に#2さんから良い回答が出ていますので、どの程度銀行にぼったくられているかについて述べます。 野村證券の豪ドルMMFと比較しましょう。 外貨MMFの信託報酬は0.85%ですから、これが野村證券の儲けになります。 http://www.nomura.co.jp/retail/fund/ffund/gaikammf/rate/audmmf.php 7/14現在、豪ドルMMFは5.093%の利回りです。 市場金利=豪ドルMMF+0.85%=5.943% つまり、フェアな金利は5.943%ですから、4%の金利なんて1.943%もぼったくられていますよ! しかも、外貨預金は為替差益は雑所得で1円でも発生すれば住民税申告(20万1円以上は確定申告)の義務があります(超過累進課税)。 では、ここで各種商品の税制面について述べます。 BST(ボンド・セレクト・トラスト) 特徴:野村證券が誇る究極の節税外貨貯蓄です(参照URL)。 金利部分は信託終了前までに売却すると非課税です。 為替差益は非課税です。 外貨MMF 特徴:BSTと同じような短期金利型外貨貯蓄です。 外貨パックを申し込むと外債の金利を外貨MMFに振り込んで複利運用を行う事が自動的にできます。 リアルタイムに買付、売却可能です。 金利部分は20%源泉分離課税です。 為替差益は非課税です。 ゼロクーポン債 特徴:この債券は金利が0の代わりに額面金額が100よりも大幅にディスカウントしてあり、満期には100で戻ります。 中途売却は譲渡所得ですから、年間50万円までの売却益は非課税で、これを越えたら確定申告します(超過累進課税が適用されます)。 逆に売却損が出たら確定申告をすれば損益通算が可能で、税金の還付が期待できます。 満期まで持つと雑所得ですから、1円以上利益が発生したら住民税申告(20万1円以上は確定申告)の義務が発生します(超過累進課税)。 利付債 特徴:金利が付く債券です。 満期になれば額面金額100で償還されます。 金利部分は20%源泉分離課税です。 売却益は非課税です。 償還益は雑所得ですから、1円以上利益が発生したら住民税申告(20万1円以上は確定申告)の義務が発生します(超過累進課税)。 雑所得は1円でも発生すれば住民税申告の義務がある他、超過累進課税が適用されるので、外貨預金の税金は明らかに不利です。 ゼロクーポン債は年間50万円の利益の範囲で中途売却すれば実質非課税で運用できるので有利です。 BSTは信託終了前までに売却すれば非課税運用が可能です。 >なぜ皆がやっていないのか疑問です。 #2さんのご指摘どおり、豪州のインフレ率は日本よりも高いので、長期的には豪ドルの価値が下落する可能性が高いと言えます。 例えば、1990年頃の豪ドル相場は1豪ドル=120円程度ありました。 でも、今はいくらですか?
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#4です、追加情報です。 山崎 元氏のホンネの投資教室「誤解が多い、為替リスクと期待リターンの関係」のブログです。 非常に信頼できる方が書いたブログですから、是非読んでみて下さい。 それから、#4で外貨預金の税金を書き忘れましたので、追加しておきます。 外貨預金 特徴:外貨普通預金は金利は低いが何時でも円転できる。 外貨定期預金は金利は外貨普通預金よりも高いが満期まで資金が拘束されます。 金利部分は20%源泉分離課税です。 為替差益は雑所得で1円でも発生すれば住民税申告(20万1円以上は確定申告)の義務があります(超過累進課税)。 尚、外貨MMF、BSTは外貨預金よりも利回りが高く、何時でも円転や外貨の運用商品に乗り換え可能です。
お礼
話はずれますが、 yohoushi さんの他の方への回答も拝見しました。 分かりやすくて勉強になります。
補足
参考URLありがとうございます。 このページの 「金利が高い通貨は、その分だけ将来の為替レートが低下するという期待値の下に取引されているのであって、外貨建ての金利が高いから、円換算で考えた期待リターンも高いはずだ、と考えることはできないのだ。」 というのに非常に納得しました。
- masuling21
- ベストアンサー率34% (2491/7233)
参考URLのような、豪ドル/円の為替チャートを観れば、安く買って高く売ればリスクなんでないと言うこともできますが、逆に為替リスクで4%の利息なんて吹っ飛ぶとも言えます。 利息は4%付くのに1年かかるのに対し、為替相場が4%円高(85円から81.6円)になるには1ヶ月もかからないという時間の差もあります。 そして、S銀行さんのような満期まで解約できませんという外貨定期預金をすれば、有利な時は選択できす、運任せの投資になります。
補足
ありがとうございます。
- Legacy69
- ベストアンサー率30% (39/129)
確かに為替リスクが全くないとして、年利4%なら預ける人が続出ですよね。 でも現実為替リスクは確実に存在します。 それを除いた話をすることは、現実的に何の意味もありません。 為替の変動リスクは4%どころじゃないです。 だから最近のFXでも短期取引が人気なんだと思います。 将来豪州移住でも考えていない限りは為替リスクを無視することはできません。 だから誰もが手を出せるわけではないということなのです。
補足
原因は、為替リスクだったのですか。 ありがとうございます。
- masuling21
- ベストアンサー率34% (2491/7233)
国のことを考えれば、それだけインフレがきついということで、4%なければやっていられないということになります。また、本当はもっと高いはずですが、S銀行で儲けるために利率を低く設定しています。 為替リスクを負って、為替手数料(片道1円)を払って、4%なんて、どうなのだろうと思います。 今は、円安ですが、4月、5月は、外貨預金した人が青ざめるほどの円高でした。ですので、今は、若干不利でしょう。 外貨で運用するには、外貨預金は投資家にとって最低の商品で、銀行にとっては儲かる商品だと思います。他に、もっとコストが安く利益が多い外貨運用があるのに、なんで外貨預金しなければいけないの? ちなみに、計算は間違っていません。
補足
ありがとうございます。 >他に、もっとコストが安く利益が多い外貨運用があるのに、 これを私はよく知らないので興味があります。 >為替手数料(片道1円)を払って、4%なんて、どうなのだろうと思います。 10年だと50%なので、為替手数料はほとんど無視できるかなと思ったのですが(為替リスクは別にして)どうなのでしょうか?
- apple-man
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昔は金利が10%以上あったんです。 働いていたときに買った持ち家と 残りの資産1億円ほどを全てオーストラリア ドルに換えて老人ホームで暮らしている 人なんかがいました。 1億の10パー以上だと、税金引かれても 1千万くらいの年収で、いい老後が送れた わけです。 >なぜ皆がやっていないのか疑問です。 やってる人はやってると思いますが、 最近は為替でも株でもデイトレといって 短期で売買していくほうが儲かる可能性が 高いので、利息がいいからって単純に 流れないだけです。 >為替リスクのせいでしょうか? それもあります。 http://quote.yahoo.co.jp/q?s=AUDJPY=X&d=t ここ一年くらいで85円くらいから91円くらい まで変動しています。おおざっぱに言って 4円円高だ進んだら年利4%はパーになってしまいます。 為替の変動要因はいろいろあるわけですが、 金利の高いほうにお金が流れるわけです。 日本はわずかながらゼロ金利解除したと 言われるわけで、円高要因が徐々に増して います。 もちろん、確実に円安になる情報を お持ちなら、オーストラリアドルは買いですが、 その場合、変動幅が大きいのは、一般論としては ニュージーランドドルです。
補足
やはり為替リスクですか。 >最近は為替でも株でもデイトレといって >短期で売買していくほうが儲かる可能性が >高いので、利息がいいからって単純に デイトレで儲かっている人は10%もいないと聞きましたがどうなのでしょう。
補足
詳細で説得力のある回答をありがとうございます!!! 野村のBSTが最強ですね。 これを見ると、確かに、普通の外貨預金がばからしく見えます。情報を集めないと大変な損をしますね。 しかし、こんな消費者騙しの商品が堂々と宣伝されるとは・・・恐ろしいことです。