- ベストアンサー
アメリカのゼロクーポン債とボンドセレクトトラストについて
- 資産運用についてアメリカのゼロクーポン債とボンドセレクトトラストに興味を持っています。
- ゼロクーポン債は非課税特典があり、高い金利を持っているため、長期的な投資に向いていると考えています。
- アメリカのゼロクーポン債を一部解約し、再投資することで高い利回りを実現できる可能性があります。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
捕捉に書かれている疑問に対してお答えします。 1)基本的には名義を分ければ(夫婦別々の場合も名義を分けます)大丈夫だと思います。 ただ、私自身やった事が無いので税務署に電話で聞いてみてはどうでしょうか? この場合は贈与税に注意して下さい。 野村證券の場合の為替手数料については、外貨MMFを買い付けてから、その資金で外債を買えば米ドルの場合は為替手数料片道0.5円で済みました。 その当時は直接外債を買うと米ドルの場合は為替手数料1円かかりました。 ですから、直接外債を買う場合と、外貨MMFを経由する場合の為替手数料は確認した方が良いでしょう。 他の証券会社でもゼロクーポン債を扱っている所はありますが、買える時期が限られたり、通貨が限られたりするので、ラインナップが充実している野村證券は無難な選択肢だと思います。 マネックス証券でも、現在は米ドル建てゼロクーポン債を売り出していますが、期間、通貨が限られてしまう欠点があります。 E*TRADE証券の場合は売買単位が大きく、ゼロクーポン債が少ない他、選べる通貨が高金利通貨に偏っている弱点があります。 2)豪ドル(オーストラリアドル)については、10年以上のチャートを見ると分かるのですが、為替変動が米ドルよりも大きいので、タイミングを誤ると大きな為替差損の恐れもあります。 確かに資源国で治安も安定していますし、※実質金利ベースでも他の通貨よりも高めです。 ※実質金利(本当の金利)≒名目金利(見せ掛けの金利)-期待インフレ率 ただ、10年以上投資できるのならばETF(TOPIX、日経225)を買う方が結果的にリターンが高くなる可能性が大きいと思います。 と言うのも、過去の為替レートの推移を見ると分かるのですが、米ドルの場合は1990年に1$=160円の円安をつけた後、1995年1$=79.75円(市場最高値)になっています、これより先の円安時の為替は・・・ 1998年1$=147円 2002年1$=135円 2005年1$=121円 つまり、円安時の為替が徐々に円高に向かっている点です。 ですから、長期的に見れば米ドルに投資をして、ゼロクーポン債による非課税&効率的な運用をしても、長期的な為替差損によって、実質的な利回りが5%を切る可能性が高いと思います。 ただ、日本がハイパーインフレになった場合は逆に円安になります。 株式の場合は大きな株価変動リスクと引き換えにリスクプレミアムが手に入るので、長期では市場平均が上がってくる可能性が高いのです。 ただ、私の場合は日本が株価低迷(M7クラスの関東大震災含めて)する場合に備えて米国株式インデックスファンド(理想は米国株式ETF)も合わせて保有しています。 その他にも、私の場合は、お好みの個別株式で配当+株主優待も得る運用をしています。 と言う訳で、10年以上保有できる場合はETFも保有する方法が良いと思います。 好みやリスク分散の考え方によっては米国株式ETFや個別株式を保有しても良いと思います。 それから、現時点の為替ですが米ドル、豪ドルは円に対して強めなので、その点も合わせて総合的に判断する方が良いと思います。 分からない事がありましたら、ご質問下さい。
その他の回答 (2)
為替の件ですが、読みにくくしているのは北朝鮮の制裁処置を拒否するロシアや中国、中東情勢など、円安要因が目白押しな点です。 それから、米国の利上げ打ち止めが何時になるかも重要です。 日本のゼロ金利解除がほぼ確定と考えていますが、既に織り込み済みです。 ですから、この1ヶ月~2ヶ月では私自身、為替が読みにくいと考えています。 長期では、経済指標を見れば理論的には明らかに円高に向かうと考えて差し支えないのですが、短期では非常に難しいです。
お礼
やはり為替を読むのは難しいですね。 投資環境を整えて御教授していただいた内容を肝に銘じてやっていきます。 ありがとうございました。
まずは、ゼロクーポン債の税法上の取り扱いについて詳しく述べます。 ゼロクーポン債は、高金利時で金利が下がる局面では値上りが期待できるので非常に有利です。 中途売却・・・譲渡所得(有利な所得です) 為替差益も売買差益も一緒に計算します。 例えば単価が90(満期に100で戻る)、為替1$=110円で購入した場合で考えます。 その時に満期には1000$で戻る債券の場合は900$で購入出来るので、円での購入金額は・・・ 900$x110円/$=99000円 その後、単価が95、為替が1$=115円になって売却した時の円換算額は・・・ 950$x115円/$=109250円 譲渡所得=109250円-99000円=10250円 この場合は、円転しないで外貨MMFに入金する場合でも、その時の為替によって譲渡所得が確定します。 つまり、為替益と売買益を一緒に計算します。 譲渡所得は「年間利益50万円まで非課税」で、これを越えた場合は確定申告をしますが、超過累進課税が適用されますので、所得の多い人ほど税金が高くなります。 つまり、税率は20%の源泉分離課税では無いのです。 又、保有期間が5年以上の場合は非課税枠50万円を差し引いて、更にこの「半分」が課税対象になります。 つまり、5年以上の場合は実質的な税金は半分になるのです。 逆に売却損が出た場合は確定申告をすると損益通算が出来るので、税金の還付が期待できます。 償還まで保有すると・・・雑所得(非常に不利な所得です) 雑所得は1円以上発生すれば住民税申告(20万1円以上は確定申告)の義務が発生する他、超過累進課税が適用されるので、譲渡所得に比べて非常に不利な所得です。 ボンドセレクトトラスト・・・為替差益が非課税ですが、更に「信託終了日前までに売却した場合は金利部分も非課税」です。 短期金利が変動すれば、利回りも変動するので、金利上昇局面に向いています。 現時点では米国の金利商品だったらゼロクーポン債が一番効率が良いと思います。 但し、為替も円安気味なので、その点にも注意して下さい。
補足
yohoushiさん早速の回答ありがとうございました。私がそもそもゼロクーポン債等を知ったのはyohoushiさんのコメントからでした。 補足質問ですが、 質問(1) ゼロクーポンを保有する上で更にお得な運用方法は無いでしょうか? 例えば甘い考えですが、夫婦別々で口座を持ちゼロクーポンに投資した場合、単純に非課税枠が年50万×2=100万になるとか?(ちなみに妻専業主婦、私年収700円弱) 証券会社を○○ですれば運用コストを安くできるとか(野村で現在は検討中) 質問(2) ゼロクーポンの分散投資について ゼロクーポンをユーロ、オーストラリア等の同クーポン債権に分散する。 オーストラリアは漠然に為替チャートも安定?しているようですし、資源国だし、金利も高いようだし・・・アメリカが予想以上にドル安になった時に選択肢がアメリカ以外に1つ位は広げては・・・と迷っています。 私が考えているポートフォリオは、 1 アメリカ3000万円(以下万円略) 2 アメリカ1500 オースト1500 3 アメリカ1000 オースト1000 日本株ETF1000 4 アメリカ1000 オースト1000 残り1000は今後1年を目処にアメリカ、オースト の通貨が安くなったときにその国の同クーポンを10 00プラスで追加購入 投資は自己責任であることは、重々承知の上です。上記意外でもいいので運用面に関し個人的な意見で結構ですので できればyohoushiさんをはじめ多くの方の率直な意見を伺いたいです。 よろしくお願いします。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 yohoushiさんは、いろいろな会社の金融商品をご存知ですね!本当に関心しています。・・・ とりあえず税金面については税務署確認、ゼロクーポンについては、野村に口座開設し為替動向の様子をみてアクティブに動けるようにします。 追加質問です。 いまさらながら、ゼロクーポン債の金利と税金優遇につられ、ついつい軽視してしまいがちな為替にも十分注意したいと思いました。 そこで日銀のゼロ金利解除後の為替&日本ダウの状況を確認して判断したいと考えておりますが、一般論としては、ゼロ金利解除=貯金商品にお金が流れ株安傾向になると思いますが為替は、直近では113円台から115円台と円安になっていますが、一般的に1・2ヶ月程度は円高になるのでは?と思うのですがいかがですか? (為替はいろいろな要因が複雑にからみあって判断しにくいと思いますが私見で結構ですので教えてください。)