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有機水銀と無機水銀の違い
有機水銀と無機水銀の違い・人体への影響の相違を教えてくださいませんか?
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有機金属と無機金属化合物の違いは. 有機金族は金属と炭素との直接の共有結合が存在する 無機金属は.金属と炭素の直接の結合はなく.はいい結合やイオン結合などの結合が存在する です。ただ絶対的なものかというと.境界にある化合物も結構あるので.判断に迷うぶしつもあります(一見.キレート化合物.エネルギー順位を調べてみると何割か共有結合のエネルギー順位っぽい結合がある)。 毒性の違いは.吸収と体内での移動の状態の違いと考えてください。 有機金属は水にほとんど溶けません。あるいは.水と反応して無機金属になります。後者の場合には無機勤続としての毒性を考えます。水銀の場合には.共有結合性が強い電子配置なので.前者の行動になりやすいです。 すると.腸壁からリンパ液に混ざって脂肪成分が多い臓器に蓄積する。よって.肥満や神経毒による精神疾患なと。 無機水銀は.腸管から吸収されて.肝臓へ。肝臓で(たんぱく質名忘却)と結合して毒性が下がるが.肝機能に障害が出る程度(肝臓の一部が壊死など)の毒性ですとかんしょうがいになる。どのくらい耐えるかはその人の肝機能とたんぱく質合成能力の違い。 水銀や砒素の場合に体内で有機金属-無機金属の相互に変化する化学反応があります。ちょうない細菌が持っているのか.臓器が持っているのかは忘却。 そこで.無機水銀とキレート化合物をつくり尿排泄を促進するメタルカプターゼという薬が治療に使われています。 両者の毒性の違いを絶対的なものと考えていると大きな間違いを犯すことになる例です。 有機金属が水と反応して毒性を示す霊としては.沖電気の半導体工場における従業員の死亡事故が参考になるでしょう。シランガス(SiH4, SIH?(CH?)?等)を肺からすって.反応熱で肺がやけどし.死亡した例です。 火災発生について地元消防隊員は「入らないでくれ」と向上から言われて入りませんでした。当時.シランガスの毒性は使っている人ですと知っていますが.商法所職員のような末端の行政官にはその毒性が知られていませんでした。
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- kgu-2
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経口による化合物の毒性は、水溶性か脂溶性かが第一要因です。 水溶性の無機水銀は、吸収率が悪いのですが、体内に入ると、大半が腎臓に蓄積します。水溶性の化合物は、肝臓に蓄積するのが多いのです。が、何故か水銀だは、カドミウムや銅と異なり、肝臓よりも腎臓に分布しやすいという事実があります。当然、腎臓に障害がでます。標的臓器は、腎臓です。 脂溶性の有機水銀(メチル、エチル、フェニル水銀)などは、肝臓や腎臓だけではなく、脳や胎盤(胎児)に分布します。この結果、脳や赤ちゃんの障害が目立ち、これが「水俣病」と公害です。 水銀は、体内では防御機構があります。その一つは、セレン。第二は、メタタロチオネイン、という蛋白です。ただ、第二のものは、肝臓や腎臓では防御作用がありますが、脳では無理です。 水銀中毒については、水俣病のように経口摂取ではなく、体温計製造の労働者が、肺から吸ってしまう、というのもあります。
- DexMachina
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無機水銀; No.1で回答されている金属水銀の他、イオン性化合物や酸化物など。 塩化水銀(II)・HgCl2など、水にある程度溶けるものは急性中毒を引き起こす。 (下記参考URLで「希塩酸」が挙げられているのは、胃酸による溶解を想定) 有機水銀; 「有機化合物」に定義された物質と水銀との化合物。 (有機物とは共有結合ないしは配位結合で結合) 有機部分により水溶性が低いものは、急性毒性がイオン性のものに 比べて弱い反面、油溶性となるために生体内の脂肪に蓄積されやすく、 慢性毒性が強い。 ・・・といったところでしょうか。
- gori8063
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すみません、メチル水銀の構造式を間違えました。 メチル水銀と言うのは複数の化合物を指し、CH3-Hg-CH3(ジメチル水銀)やメチル水銀の誘導体(CH3-Hg-X)を指しますね。
- gori8063
- ベストアンサー率36% (116/319)
まずは構造が違うということです。 無機水銀は金属としての水銀(Hg)で、これはあまり毒性は高くありません。(全く毒性がないわけではありませんが) 一方、有機水銀はメチル水銀(CH3-Hg)など、有機化合物の一部となっている形態の水銀で、ご存知のように水俣病の原因となった極めて毒性の高い形態の化合物です。