教育大の学生です。中・高英語1種取得予定。
平成10年の学校教育法施行規則一部改正などに伴い
「これからの英語教育はオーラルの部分が強化されなければならない」
とは言われ続けていますが、
実際のところそうはいかないようです。
私自身これまで家庭教師で10人弱の生徒(小・中・高)を見てきましたが、
英語を「話す」どころか「聴く」力さえも乏しいというのが現状です。
実際に生徒から学校の授業の様子を伺ってみても
教科書+α(教科書準拠ワーク等副教材)を用いて
依然として文法中心の授業が行われている模様。
オーラルは教科書の内容をテープで聴くくらいだそうです。
ちなみに私の授業ではリスニングを取り入れるように心掛けていますが、
生徒も生徒の親もあまりそれを望んでいないというのが実情で
isipさんがおっしゃるような「聴く」「話す」が強化される授業の実現は
まだまだ難しいように思われます。
なぜなら、「オーラル強化」がうたわれても未だ
学校の定期試験や受験英語においては文法中心の傾向が色濃く、
テストで点を取るためには依然として文法の方にウェイトが置かれているのです。
つまり、テストに関係ない
「実際に英語が聴けるようになること・話せるようになること」には
あまり関心がないということでしょうか。
小学校においても一部ではありますが
英語の授業が実施されているところもあります。
が、ほとんどが6年生時にアルファベットとローマ字をペンマンシップ等を用いて
学ぶ程度でしょう。
もっと詳しいことがしりたければ、文部省が発行している本が
非常に安価で手に入りやすいしお薦めです。
以上、主観的に意見してしまいましたが…
参考までに。
【参考文献】
・文部科学省『小学校英語活動実践の手引(Pracrical Handbook for
Elementary School English Activities)』開隆堂出版
・文部省『中学校学習指導要領(平成10年12月) 解説―外国語編―』
東京書籍
・・・など。
お礼
うーん!学校はその辺が現実ですか~。 という事は、塾もそんな感じですかねー? いやー大変参考になりました! 有難うございました。