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葉の脱色について
実は同様の質問が検索した結果あるにはあったのですが、もっと詳しく知りたいと思い質問します。 さて、葉緑体を脱色する際、熱したエタノールで行いますが、なぜアルコールで脱色ができるのでしょうか。 「アルコールには脱色作用がある」ではなく、なぜそのような作用があるのかを知りたいのです。 わざわざ加熱する理由も分かりません。 わずかながら極性を示すことが関係しているのでしょか? でもそれなら、水でもできることになりますし・・・ 御手数ですが、なるべく化学的な解説をお願いします(専門的な内容でも、多少なら話についていけますので・・・)。
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「光合成色素について」 Q:光合成色素の抽出にはなぜ有機溶媒を使うのか? 「光合成に関する中学生・高校生向けの実験について」 Q:ヨウ素デンプン反応の実験で葉をお湯につける理由は? 参考URLの、このあたりのQ&Aが参考になるかと思います。 クロロフィルは脂溶性の分子であること。 細胞に傷をつけることで光合成色素が溶け出しやすくすること、でしょう。 脱色ではなく漂白する方法もあります。 http://www.gifu-net.ed.jp/kyoka/rika/syo-rika/h15/h15-sisitu/18p.pdf#search='%E3%81%A7%E3%82%93%E3%81%B7%E3%82%93%20%E5%85%89%E5%90%88%E6%88%90%20%E6%BC%82%E7%99%BD' また、ペーパークロマトグラフィーで光合成色素を抽出するときもアセトンやメタノールの混合液などを使います。
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クロロフィルがアルコールによく溶けるからではないでしょうか。 どういった溶媒で洗うかによって、洗い流される物質の種類は変化するはずです。 たとえば、水で抽出すれば水溶性の成分も溶け出すでしょうが、アルコールであれば、それをおさえることもできるでしょう。
お礼
お返事ありがとうございます。 >クロロフィルがアルコールによく溶けるからではないでしょうか。 すいません、その理由が知りたいのですが・・・ >どういった溶媒で洗うかによって、洗い流される物質の種類は変化するはずです。 確かにそういった要素もあるかもしれません。ただ、水ではクロロフィルをほとんど抽出できません。 ですのでこの件では、「水溶性の成分の溶出」について考える必要もないと思われます。 反論するようで申し訳ありません。でも、考え方は勉強になります。どうもありがとうございました。
お礼
お返事ありがとうございます。 教えていただいたURL先、とても参考になりました。 そうです、こういうのを知りたかった! そうか、クロロフィルは脂質で覆われているのか。 それなら、有機溶媒を使わないと溶出できないですね。 溶出するにしても、細胞壁・細胞膜を壊してからじゃないと上手く溶出できないから、まず熱湯につける・・・ こんな感じでしょうか。 すっきりしました! どうも、ありがとうございました!!!