40代。男性。ウエイトトレーニング歴6年。
●>ショルダープレス10Kg(限界8-12回)×フロントレイズの
>後に更にショルダープレスを同じ負荷の10kgで数回(この場合、だいたい4
>,5回が限度です)追い込むよりも50-60%の負荷で追い込んだ方がいい、
>という事でしょうか?
■そうゆう事になります。
バーンセットと見なすならば、4回くらいの負荷では追い込みが効きません。
この状態では、筋肉には、まだ乳酸が溜まりきらず力が残っています。
本当に乳酸が溜まるとph値が酸性に傾く結果、筋肉の生理的反応が阻害されるため筋肉は動かなくなります。
陸上競技では「ケツが割れる」とか表現される現象です。
やってみるとわかるのですが、8回~12回くらいが、これの回数に該当します。
50~60%負荷をバーンセットに用いるというのは、大体この回数をねらってのことです。
50~60%負荷で12回以上の出来てしまう場合、もう少し重くしても良いです。
メインセットで力が出し切れた場合、出し切れなかった場合でも差が出ます。
私の場合だと、15回くらい出来る負荷の場合、精神的ながんばりがある日は20回を越えて筋肉が回復し、楽になってきてしまいます。
これは、バーンセットで負荷設定が出来ていない失敗の例です。
途中でこの失敗に気が付いた時は、スロートレーニング(5秒上げ5秒下げ)に切り換えたりしてわざと追い込みます。
バーンセットは回数でなく追い込むこと(無酸素性代謝物蓄積)に目的があるのですから。
また、複数ウエイトがある時は、負荷を切り換えて、臨機に追い込みます。
やっている途中で、チェンジします。
筋肉が焼け付くように(バーン)なるところまで追い込んで完成です。
ウエイトを、放り投げたくなるような心境まで追い込めれば十分です。
■テクニックとしてチーティング(反動有り)が使用できる場合は使います。
チーティングは、ストリクト(反動無し)でトレーニング動作が継続できなくなった時にステッキングポイント(最大負荷点)を超すためのテクニックです。
ネガティブラップ(筋肉が伸張される動作)で時間をじっくりかけ、筋線維を切りつつ、無酸素性代謝物蓄積を溜めていきます。
一石二鳥のトレーニングになります。
●追い込みについて
追い込みとは、筋肉に無酸素性代謝物(乳酸、一酸化窒素)を局所的に多く溜め込むテクニックの総称です。
※トレーニングメニューでは、バーンセット法、ディセンディング法、ピラミッド法、レストポーズ法等があります。
※動作テクニックでは、ノンロック法、チーティング法、パーシャルレップ法などがあります。
また、「効かせる」という言葉もほぼ同じ事を意味しています。
追い込む場合は、体への負担が大きくなりますので、メニュー全体を考えて組み込むことが大切です。
人によりますが、追い込みがきつすぎると、バーンアウト(燃え尽き症候群)してしまう事があります。
トレーニングは長く続けることが重要ですので、精神的に燃え尽きないように加減をします。
お礼
何度も何度もご親切に本当にありがとうございます。 なるほど、乳酸を貯める、という事がポイントなんですね! ext様のおかげでとっても勉強になりました。本当にどうもありがとうございました!