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日本の本にはなぜ索引がないのか

洋書には大抵索引がついているのに、日本の本には索引がついているものが少ないような気がします。特に古めの本にはほとんどありません。これはなぜでしょうか。

みんなの回答

回答No.5

 コンピュータ業界で英語と日本語の取扱説明書の作成の仕事をしています。 歴史的、文化的背景はわかりませんが、日本語の索引は英語の数倍の手間がかかります。英語の場合、ABC順に並ぶので、索引を付けたい単語をDTPツールで指定すれば自動的に索引ができあがりますが、日本語の場合、読み方を教えてあげないとDTPツールは並べることができません。 更に、英語をカタカナに置き換えた場合の表記のぶれ。たとえば「メモリーカード」なのか「メモリカード」なのか? などの細かい決まり事などもあり、日本語での索引作成はなかなかやっかいです。

  • k_ort
  • ベストアンサー率33% (66/199)
回答No.4

文化的な背景は他の方にお譲りするとして、ちょっとおぼろげな記憶ですが、アメリカを始め欧米にはindexerという職業がありプロの方がいると聞いたことがあります。それに対して日本にはindexerにあたるような専門家が皆無なのでよほどの学術書でないかぎり索引をつける人材がいないからではないかと思います。

回答No.3

基本的には#2さんもおっしゃっていることに近いのですが、日本や中国では漢籍に索引をつけるという習慣がありませんでした。これは、特に日本の場合、素読して、すべて頭に入れる、ということが大前提だったからでしょう。対して、西洋の場合は、神学が発達した結果、ある言葉が聖書のどの章のどの節にある、という形で指し示す必要から、索引が発達した、そう聞いています。 そして、索引の習慣がないまま現代に来てしまったことと、索引の作成には手間と費用が馬鹿にならないくらいかかる、ということから、洋書の翻訳ですら、索引を省略することもあるのです。 実際、ある作家の伝記の原書に索引があるのに、翻訳に索引がない理由を、監訳者の方に訊いたところ「索引を付けると出版時期に間に合わなくなるから、ということで、編集サイドで見送られた」と答えられたことがあります。

keikun92
質問者

お礼

原書に索引あるのに翻訳に索引がないことよくありますね。 ありがとうございました。

  • ultraCS
  • ベストアンサー率44% (3956/8947)
回答No.2

あくまで想像ですが 元々、漢籍や和書に索引の習慣がなかったのが大きな原因だと思いますね。これらは、基本的には木版ですから、著者が執筆時に索引を作ってそれを彫り師に渡さなければ索引は不可能です。 ヨーロッパでも羊皮紙に手書きの時代には、索引は無かったと思いますよ(まるで自信ないけど)。 印刷術が発明され、単語単位で活字を起こすようになって索引が普及したのではないでしょうか。

keikun92
質問者

お礼

なるほど。漢籍や和書からの伝統ですか。 参考になりました。ありがとうございました。

noname#168882
noname#168882
回答No.1

どういう分野の本でしょう? 理科系ですか、それとも歴史もの? 一般に索引をつけるというのはものすごく手間が必要です。論文に章ごとに引用註をつけるのと同じくらいかそれ以上の手間ではないかと思います。 無論、此の頃でしたらDTPソフトで字組みをするでしょうから、抽出するのは容易になったでしょうね。 それ以前でしたら、ひとつひとつ手作業の大事業だったと思います。

keikun92
質問者

お礼

ありがとうございます。 小説以外の全般です。洋書では古い本でもほとんどの本に索引があるのはなぜでしょうか。タイプライターがあったからでしょうか。それでも手間は変わらない気がしますが。

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