• ベストアンサー

なぜ優秀な遺伝子だけが残されないのでしょうか?

動物にも人間にも、生きていく上で有利なタイプ、不利なタイプがあると思います。(反論をよびそうですが、、。) 親から子へ遺伝情報がすばらしいものだけ伝わっていきそうなものですが、現実は優秀な遺伝子ばかりが受け継がれているわけではなさそうです。 なぜでしょうか? 自然淘汰とはそういうものではないのでしょうか? 生物学、動物学の世界ではどのように考えられているのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ga111
  • ベストアンサー率26% (247/916)
回答No.6

1)なにが優秀かは環境、不測の事態によってダイナミックに変化するからです。 たとえば、鎌形赤血球の持ち主は、重篤な貧血になりやすい。しかしマラリヤに耐性である。マラリヤのいない地方では劣った遺伝子とみなされてしまうものが、熱帯地方ではそうではない。驚くべきことに、エイズ耐性というのもあるらしい。 2)中立説によれば >分子レベルでの遺伝子の進化は、従来のダーウィン進化論の説明のように自然淘汰により引き起こされるだけではなく、生物の生存にとって有利でも不利でもない中立的な突然変異を起こしたものが偶然に広まり集団に固定化することによっても起きるとする。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%AB%8B%E9%80%B2%E5%8C%96%E8%AA%AC

その他の回答 (6)

  • turbo27
  • ベストアンサー率40% (166/414)
回答No.7

有利・不利はその時の環境によって左右されるからです。 例えば同じ種の中では体の大きいほうが有利なように見えますが、環境が変わり氷河期に向かうと食料が不足し、体が大きくなりすぎた種は滅びてしまいます。実際そういう動物は多々あります。あまり一方向に極端に進化してしまう事は、環境が変わった時にリスクになると言う事ですね。 したがって種にとっては、ある一方的な方向への進化よりも多様性のほうが重要になります。環境が多様に変化してもそれに対応できる可能性の高いほうが良いと言う事ですね。

回答No.5

親から子に伝えられていく情報というのは父・母がそれぞれ持っている2コピーの遺伝子うちの1コピーずつです。万を越える遺伝子それぞれについて、2コピーあるうちのどちらのコピーが伝えられるかは同じ確率です。「減数分裂」という特別な細胞分裂によって1コピーの情報をもった精子・卵子を作られますが、良い遺伝子悪い遺伝子というのがあったとしても、この過程で区別するのは不可能だし、区別ができたとしてそれをふるい分けるメカニズムもありません。 生物学的に個体の優秀さを測るのは、一生涯にどれだけた次世代の子を残せるか(適応度)です。自然淘汰(今日では自然選択というのが一般的です)も、究極的にはこの点に関してのみ起こるといって良いです。 人が人を評して言う「優秀である」というのは何ですか? 頭が良い、運動能力が高い、見た目が良い、頑健、、、、それらが次世代を残すのに非常に決定的な要素であれば自然淘汰(最近は自然選択という語を使います)にかかるかもしれません。でも、実際は人間の場合は社会・文化の影響のほうがはるかに大きいわけで。ヒトは生物としてはなんら変化していないのに、昨今の少子化を見てみれば、、、、

noname#24872
noname#24872
回答No.4

自然淘汰というのは、「生存に必要な能力を持たない種が滅びる」ということで、必ずしも「最も優れた種が生き残る」ということを意味しません。 以下のサイトに、様々な能力を持つ大腸菌を同じ培地中で混合培養して、どんな菌が生き残るか調べた人の話が書かれています。 http://www2.athome.co.jp/academy/genetic/gen07.html これによると、生き残ったのは、必ずしも最も優れた菌ではありませんでした。また滅びたのが、最も劣っていた菌だったわけでもありませんでした。ある条件では滅びてしまった菌でも、培地に添加するタイミングを変えれば、生き延びることが出来たのです。 生き延びるか滅びるかを決めていたのは、個々の菌の能力差ではなく、周囲との相性の良し悪しだったのです。

  • guru2
  • ベストアンサー率25% (33/131)
回答No.3

自然淘汰と生殖は別でしょう。 単細胞生物が細胞分裂で増えるように、基本的には自分自身のコピーを残す(増やす)事と言うのがDNAの基本なんだと思います。 まず全ての遺伝子情報を残して繁殖して、その後で不適切な遺伝子を持つ個体(種族)は淘汰されていく、のでは。 そもそも何をもって優秀とするかは難しいでしょう。

  • JACO1011
  • ベストアンサー率55% (127/227)
回答No.2

優秀かどうかという価値基準は世界の中にあるもので、遺伝子それ自体には優劣という価値基準は存在しないからでは無いでしょうか。 淘汰は繁殖相手を選別する過程において発生すのであって精子や卵子の製造過程に於いて発生するのではない。キンタマは差別しない、ということだと思います。

  • latour64
  • ベストアンサー率22% (314/1414)
回答No.1

10年、100年程度のレンジで観察しても そう感じるでしょが万年単位でみると優秀と いうよりも、生きていくうえで有利な遺伝子 が受け継がれていくとおもいます。