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木下夕爾の「宍道の宿にて」について
皿のわかさぎのように/みんな並んで寝た/夜なかに目のさめたぼくは/行儀のわるいその一ぴきである/裏通りに/もう人声がしている/眠い顔に/切手のように貼りつく/あさあけの湖水のひかり これは木下夕爾の「宍道の宿にて」という作品です。私(塾講師)が担当している小4の確認問題として掲載されているものです。古い教材なので解答解説がなく、私が解答を作成しなければならないのですが、例えば「『行儀のわるい』とありますがなぜ行儀がわるいのですか」という問があり、選択肢として「ア・夜は寝るものなのに一人だけごそごそと起き出しているから/イ・みんなが寝ているのに一人だけ目を覚ましたことでみんなの眠りをじゃましているから/ウ・みんなが寝ている時間にこっそりと起きて部屋から出ようとしているから/エ・みんながきちんと並んで寝ている列をみだしてしまったから」とあります。個人的にはどの選択肢も違うように思えます。どなたか解釈をお願い致します。私は、詩作の状況が不明で作品のみから何を感じ取るかは個人個人の感性の問題であると思うので、作問の対象となるのは評価が定まっている、あるいは誰が読んでも同じように解釈できる、そういったものしか無理だと思います。ましてやこれを小4に理解させるのは、正直に言って作成者がおかしいようにも思えます。しかし愚痴っていても始まらず、この教材を使用せざるを得ないので、どうかよろしくお願い致します。
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お礼
ありがとうございます。実のところ、アかエかで迷っていました。アはストレートに文字を捕らえた結果、エはわかさぎの様子を他からの目線で見た結果でした。「ア~ウはいずれも『人間の行動規範からみて』行儀が悪いことを問題にしていますので」というご指摘に、とても納得しました。感謝します。