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「レバレッジ効果」の意味
「レバレッジ効果」というと、用語集では「少額の投資資金で大きなリターンが期待できること」とありますが、ある株式レポートで、 「サービス費用のレバレッジ効果」 「売上増によるレバレッジ効果」 という使い方がされていて、意味が分かりませんでした。 これらの「レバレッジ効果」はどういうことを指しているのでしょうか? ぜひ、教えて下さい。
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「レバレッジ」は言葉の上では「梃:テコ」の意味ですが、通常投資の世界では投入する自己資本に対して借入・外部調達の割合を高めることで、値動き時に投資資金に対するリターン(リスク)を高める手法を指して使われます。 投資金100に対して1年後のリターンが120の投資の場合、利回り20%になりますが、投資金を1000(自己資金100+借入金900)に拡大すると、1年後のリターンは1200(投資利回り20%)、になるが、投入した自己資本100に対してのリターンが300(1200-900)となり、投資利回りは300%という計算になります。 (尤も、現実には借入金900に対する調達金利を控除する必要がありますが) ちなみに、上記の場合で投資がマイナス10%となった場合には、自己資金が吹っ飛んでしまう事になりますので、念の為。 以上の理解の前提で、「サービス費用のレバレッジ効果」、「売上増によるレバレッジ効果」を考えてみると、サービス拡充の為に費用が増加するがそれ以上の収益が見込まれる、(損益分岐点を越えた)売上増加により増加部分に相応する利益率が大きく向上する、といった意味で使われているのであろうと推測しますが、原本を見ていないのであくまでこちら側の推測です。(質問者の側で正しく理解されていない以上、レポート自体があまりお利口な内容では無いと考えます)
お礼
ご説明いただいた通りでレポートの内容とつじつまが合い、ようやく理解できました。 ご丁寧な回答、ありがとうございました。