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特待生について
- 私立高校や私立大学で特定のスポーツで有力な生徒を授業料免除で特待生として入学させる場合、その目的は「学校の宣伝」なのか?経済的効果から考えると、投資対効果が損失になる可能性もある。
- 特定のスポーツで有力な生徒を授業料免除で特待生として入学させることがありますが、経済的コストや費用対効果を考えると宣伝効果よりも損失になる可能性があります。
- 特待生制度において、特定のスポーツで有力な生徒を授業料免除で入学させることは宣伝効果よりも損失になる可能性が高いと考えられます。マイナー競技の特待生も一般生の受験者増や入学者増に寄与する可能性があるのか疑問です。
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copemaru さん、こんばんは。 私立高校や私立大学で野球・サッカー等特定のスポーツで有力な生徒を,授業料免除で特待生として入学させる場合が少なくありませんが,その目的は「学校の宣伝」なのでしょうか? 当然ですよ。この少子高齢化時代になったら、公立の高校・大学と違って、私立の学校はたくさんの生徒募集がないといけないのに少数ではとても経営上やっていけないでしょう。 そのためにタレントが必要です。特にスポーツ推薦で入った特待生は学校の花形なのです。 彼目当てでたくさんの生徒が集まれば、学校の経営状態は改善するでしょう。もちろん、スポーツ大会で優勝するには設備が必要ですが、これらは卒業生(ほとんどは部活の先輩)からの寄付で賄えば、何とかなるものです。
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- dottimiti
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学校の宣伝だと思いますし、一芸に秀でている人がいる環境を提供することで普通の生徒にとって面白い学校環境になるのかもしれません。
お礼
費用対効果を考えない宣伝,一般生に経済的負担を強いるほどの芸, アリと言えば確かにそんな面もあり得る話ですね。 ありがとうございました。
No.3の追加。こっちも「暇なときに細切れで回答」してます。 大学の場合。 決定的なデメリットは,とても個人的なことですが,ぼくはそういう私立大学には絶対に勤めない 笑。残念だったね。非常勤講師なら拝み倒されてやったことがありますが,期末試験答案に「自分は○○部です! ヨロシク”!」なんて書いてくる学生がいる。ヨロシクしてくれる,お馬鹿な常勤教員もいるらしい。他にも,部長の名義で「試合出場を公欠にしてほしい」という申請書を持ってくる。部長ってのも学生だろ? なにを教員と対等の口きいてんだよ。一定の書式のようだったから,受け取るお馬鹿な常勤教員がいるんだろう。 メリットは,上記の裏返しともいえますが,愛校心の鼓舞になる面もあるらしいこと。「ヨロシク」と言われた教員(生え抜き?)は,「よし! 母校のためにがんばってこい!」なんて送り出してくれるんだろう。じっさい,だいぶ古い卒業生の話ですが,教員みずからが「今日の授業は休講にするから,神宮球場に応援に行こう!」なんてことがあったらしい。そしてスタンドで知らない学生とスクラムを組んで,応援歌を歌って盛り上がったんだそうな。国立大学では,愛校心もスクールカラーも薄く,そんなことはない。
お礼
スポーツ特待生を入学させる部活強豪私立学校は,完全に教育機関としての本分を見失っているとしか思えませんね。「授業中は休憩時間として寝ていて,放課後の部活のために体力を温存する」という本末転倒の学生を“特別待遇”で積極的に入学させる学校もザンネンですが,自ら進んで搾取される側になる一般生が一定数いることは驚きを禁じ得ません。当然そういう学校の経営者にもマトモな経済観念は期待できませんね。
無料化した授業料は,他の生徒から「薄く広く」穴埋めすれば,学校経営陣としては自腹が痛まないんじゃないですか? それよりも,地方テレビや地方紙でも宣伝を打てばたいへんな金額になりますが,試合を報道してもらえばただで名前がでるメリットがあるでしょう。 このとき,他の生徒が,「野球馬鹿どもの授業料まで負担してたまるか」と思ってその学校を避ければ(受験生が減れば),たしかにマイナスでしょう。しかし,応援団に入りたい,チアリーダーになりたい,選手と友達になりたい,就職活動などで知名度が高いと有利だなどと考え,むしろプラスに働くような状況じゃないんんですかね(完全な推測ですが)。つまり,「旧帝大に20人合格!」なんて宣伝されても別世界の話で関心がないけれども,「甲子園出場!」と宣伝されれば「わあ,すげえ」と思うような水準の生徒が来るということです。
お礼
>「旧帝大に20人合格!」なんて宣伝されても別世界の話で関心がないけれども,「甲子園出場!」と宣伝されれば「わあ,すげえ」と思うような水準の生徒が来るということです。 つまり進学校と部活強豪校とでは,求める学生や学校に期待されるものがそもそも異なり,特待生を経済的にサポートする学生(実際はその保護者)も「カネを払ってでも授業を潰して全校応援に行きたい!」と思っている層である,ということなのですね。ある意味,納得です。
- shintaro-2
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>経済的効果から考えると,野球であれば県大会に優勝して甲子園に出場できなければかけた費用(無料化した授業料)は単純に損失ですし, 確かに、甲子園出場を果たし、なるべくなら一つでも多く勝つことが理想ですが 県大会で優勝できなくても、少なくとも学校名を連呼してもらえることは大きな宣伝効果となります。 また、志願者がどれだけ増えているか効果を測定する必要がありますが、 受験者が増えるだけでも経営にはプラスです。 例えば、早稲田大学は受験者の多さが経営に大きく寄与していると、言われています。
お礼
早稲田大学については,sintaro-2様の仰る通りだと思います。 ご回答ありがとうございました。
補足
早稲田大学など東京6大学であれば,莫大な宣伝効果が期待できるとは思いますが,問題は特待生で授業料などを学校が負担(実際は一般生に転嫁)してまで有力選手を獲得するメリットがあるのか,また経済効果を考慮してプラスなのか,という点です。 6大学野球であれば,試合に出場できること宣伝効果は確定的ですが,高校の場合,各県ベスト4クラスまではほぼ確実に入れる強豪校でも毎回優勝できるとは限りません。それ以上にベスト8止まりの学校が特待生で選手を獲得しようとしても一流選手は優勝の可能性の高い強豪校に流れるでしょうし,二流の選手では優勝は望めません。つまり,かけたお金がムダになる可能性が高い。にも関わらず,特待生で選手を集めようとすることの経済的意味が分からないのです。
お礼
>もちろん、スポーツ大会で優勝するには設備が必要ですが、これらは卒業生(ほとんどは部活の先輩)からの寄付で賄えば、何とかなるものです。 ナルホド! その視点には気づきませんでした。 確かにスポーツ強豪校は同窓会活動も盛んなようです。仮に学生時代は授業料を払わなかった特待生も,卒業後は後輩のために寄付金を払い続けるでしょうし,学力や資格取得を犠牲にして部活に学生生活の全てを捧げたスポーツ特待生には,学力による進学も資格による就職も困難になっている筈ですから,監督の推薦で進学や就職をするより他はありません。つまり,監督(学校)の支配は半永久的に続くことになりますから,卒業後も寄付金を払わざるを得なくなります。それだけでなく生徒勧誘でも協力する部活奴隷を獲得すると考えれば,学生時代に減免した授業料以上のリターンが期待できる,というビジネスモデルなのでしょう。 明快な回答ありがとうございました。 願わくば,学習を疎かにしてスポーツにうつつを抜かし,自ら部活奴隷になる中学生がこれ以上増えないことを祈らずにはおられません。