- ベストアンサー
県職員の仕事
現在、ある県庁の上級行政事務職員として働くことをめざしています。そこで、県職員としての仕事をよく理解した上で、自分の志望動機や、県職員としてどういう仕事をしていきたいかなど、自分の考えをしっかり持った上で受験したいと考えています。 まず、県庁の職員(上級行政)のお仕事をイメージすると、条例の制定をイメージしています。ほかにどんなお仕事があるのかを全部教えていただくのは申し訳ないので、たとえば、高齢者福祉に関する部署だとどんなお仕事があるのか、具体的に知りたいです。 それから、大学では、高齢者の介護の問題と関連して、福祉施設を中心とした地域のネットワークづくりを研究しているので、それに関連したお仕事がしたいのですが、そういった仕事を県職員としてすることが可能なのかということです。 といっても、県職員として働きたい気持ちは固まっていて、大学で学んできたことと、県職員としてやりたいことをどう結び付けようかと苦心しているというのが正直なところです。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
条例の原案はつくることがあっても、それを審議して決定するのは議会の仕事です。 行政ですから、立法のつくった法律や条令に基づいて、社会を円滑にするための仕事をすると思った方が良いです。 県は、国と、市町村の中間です。 国が頭を使って指揮をするところ。 市町村は、現実の住民と向き合って、問題を解決したり、社会をよりよくするところ。 都道府県はその中間です。 国から降りてきた指令や金を、市町村に流して、それを実行させるということです。 わかりやすく言うと、高齢者福祉の法律を改正し、社会の変化に迅速に対応した仕組み作りをするのは国です。 市町村は、目の前の困った年寄り達を何とかするために、その法律等をつかってやりくりします。助成をしたり、相談に乗ったり。 都道府県は、補助金を市町村に割り振ったり、能力の低い市町村を指導したりという仕事になります。 もちろん、住民は、国民であることと同時に、市町村民でもありますし、都道府県民でもあります。 都道府県も、直属の仕事もありますが、多くは中間管理職的なしごとになります。 日本の係長だと思えばわかりやすいでしょうね。 県であれば、県内の福祉の地域ネットワークづくりの仕事もすると思いますが、地方自治法で、自治体の独立性が強く決まっていますので、横のつながりがつくりにくく、手探りという状況だと思います。 しかし、今後は道州制に移行すると思いますので、内政の要としての機能を州は持つようになると思いますので、そうなると面白い仕事になると思いますよ。
その他の回答 (5)
- montebianca
- ベストアンサー率27% (80/292)
偏った回答をして申し訳ないです。 とりあえず福祉関連ですね。 福祉・教育と言った分野は、組織云々より、人そのものです。福祉なら福祉に直接従事している現場の人のモラルで全てが決まります。 損得抜きに自分の天職として福祉に従事している多くの方には、本当に頭が下がります。彼・彼女らのモラルなしには福祉は成り立ちません。所詮組織は入れ物です。そこで働く人が血を通わせ、生きたものにします。 知り合いで身障福祉専門の方ですが、福祉の仕事に従事しながら週2回、職務義務を免除してもらい近くの短大で福祉の講師をしており、土日は自宅を開放し、身障者の面倒を見ているとか、そんな人が多くいます。 頑張ってください。 ただモラルが全ての福祉の職場で、女性にとって楽な職場と割り切っている人も若干います。本当に悲惨です。
お礼
montebiancaさんは、お顔が広くていらっしゃいますね。 もし、行政のお仕事に就いたら、事務処理に追われるだけだったり、希望の部署に配属されなかったりでしょうが、チャンスがあれば、そういう頑張っている方々へ資金面から支援をしたり、ボランティアとそういう取り組みをされている方、施設などをつなぐ仕組を作ったりはできるかなあ・・・?と思います。 色々な立場からの意見を聞くことができてよかったです☆自分の中では、面接でどういうことを言おうかというところは固まってきました。 ありがとうございました!
- montebianca
- ベストアンサー率27% (80/292)
追記 公務員の存在価値に異を唱えるものでは決してありません。 国家公務員のキャリアは戦後、日本最大のシンクタンクとして機能し事実上日本を牛耳り指導・牽引してきました。政府・国会は霞が関のキャリアの、良い意味で、いいなりになり、敗戦国日本の欧米へのキャッチアップに貢献しました。 しかし、最近は霞ヶ関も制度疲労を起こし時代にマッチしなくて優秀な人材は霞ヶ関を数年で退職し、国会議員になるようになった。(大臣を事実上、操っていた)事務次官になるより(総理)大臣の方が名実ともに権力をふるえるようになったから。 県庁は依然、戦前の伝統を引き、事実上、国の出先期間として機能し、国の政策の下請け機構に過ぎません。主要ポストが霞ヶ関の官僚の指定席なので県庁プロパーは、最初から企画立案財務人事と言った大事な仕事から除外されている。 しからば、市町村は、第一線の現業的地方公共団体として位置づけられ、霞が関の官僚の縛りもなく、自由に権限行使し、公共の福祉の増進に邁進できるかと言うと、やはり位置づけからも、人材不足の感は否めません。 東京都とか横浜市と言った大政令市以外、自由に企画立案できる人材は極めて稀。それも首長のリーダーシップゆえですが。 官僚任せのトップがくると。企画立案能力不足の上で、大阪市のように労使癒着で、どうしようもない体質にもなり得ます。(企画立案は霞ヶ関の職員にも今はないですが、少なくとも霞ヶ関のキャリアがいれば国並みの待遇に押さえるので国以上の腐敗は防げます。)
お礼
>企画立案財務人事と言った大事な仕事から除外されている その課のトップが霞ヶ関からやってくるという意味でしょうか?もちろん、それらの課が、全部国から出向してきた方で占められるわけではありませんよね。 県庁職員でも、企画や財務、人事に携わっている人はいますよね?それに、企画なんかのリーダーになることだけがやりがいのある仕事ではないと思います。 また、民間の方に話を聞いても、トップの方針で自分の思いに反して動かないといけないのがつらいというのを聞いたことがあります。 大組織というのは、えてしてそいうものではないでしょうか。 色々裏事情ありがとうございました。
- montebianca
- ベストアンサー率27% (80/292)
自治体のHPを見ているなら、それ以上のものは、ここでは余り出ないと思いますが・・・。 不思議に思うのは、 (1)最近、名首長として名高い、鳥取県知事と横浜市長。かたや人口60万、一方は350万くらいかな?一体働くとして、どちらが権限があり仕事が充実するのでしょう。 (2)とりあえず政令市と県との関係では神奈川なんかは、明らかに政令市たる横浜市が福祉行政全般を行うので、多分、神奈川県より仕事は充実してるでしょうね。政令市のあるとこは、いずこも県の仕事は政令市が行うので県の仕事は余り充実してないのではという気がしますが。 それと気になるのが明治以来、「県廰」は国の出先機関でトップも官選知事・・・勅任官なる高級官僚でしたが、戦後も、未だに若干その伝統はあり、おおっぴらには言いませんが県庁職員・・「官」、市町村職員・・「吏員」の伝統があり、県庁の方が市町村より上みたいな雰囲気がありますが・・・それはそれで、いいのですが、・・・県の主要ポストは霞が関のキャリアの指定職となって県庁プロパー(県採用職員)は、あまり上に上がれないということを聞いたことがあります。 随分前に聞いた話しでは某県庁では土木部13課のうち、当時の建設省ポスト10ということでした。県庁採用職員は3個しかポストがないということです。本省からは30過ぎで課長さんで、県庁職員は、余程、有能な方がやっと定年前に課長ポストとか。 国が政策を決め、それを市町村が執行するので、県庁は中2階とも揶揄されることもあります。 中2階ゆえ職員の実力の評価が難しく、いきおい人間関係が一番大事な要素になる・・・人間関係が難しい・・とも聞きます。(息子が某県庁御用達の居酒屋にバイトしてるので、裏情報をいろいろ教えてくれます。) 現実に知り合いの方を捜して、よく聞かれた方がいいと思います。自分の人生を決める大事なことだから。
お礼
ありがとうございました。 私は女性で、私が受験する自治体は、男尊女卑の風土が強いので、そもそも出世できるとも思っていません。また、比較的出世欲は無いほうなので、そういう点は心配していません。
- ipa222
- ベストアンサー率20% (903/4455)
市町村の横のつながりを強制する権限は県にはありませんが、町村がそれを独自にはできませんし、住民が自発的に、、、、ということは、日本ではあり得ません。 県が、案を作って町村を呼びつけて、飴とムチで、、、というのが実態ですね。 政府が考える道州制は、そうした自治体の現実と乖離した法制度を見直して、一体的な行政機構に作り直すことだと言われています。 州は、官僚が頂点に立ち、複数の県を束ねた形になりますから、国が現在行っているような企画(政策)を州がやるようになります。 面白くなると思いますよ。 大企業の係長が、子会社の部長になるわけですから。 給料や待遇は、これまでのようにお手盛りは許されなくなるでしょうね。
お礼
再びありがとうございます。 自発的なまちづくりであったり、先進事例ばかりをみているので、現実の状況を踏まえるよりも、理想論を描きがちになってしまいます。面接でそうした実現不可能そうな理想論を語っても、いい顔はされないでしょうね。きっと。 政策形成能力が必要だとよくいわれるわけがわかりました。ほんとうに丁寧なご説明、感謝します。
- zorro
- ベストアンサー率25% (12261/49027)
参考に
お礼
どうも 一応自分でも自治体のHPはチェックしております。 そこで、HPの内容がいまいち抽象的だなあという印象があるので、もっと具体的に細かいことがしりたくて、この質問をしました。
お礼
丁寧なお答えありがとうございました。 >地方自治法で、自治体の独立性が強く決まっていますので、横のつながりがつくりにくく、手探りという状況だと思います。 あまり、自分の考えが妥当かどうかわかりませんが、地域のネットワークづくりは、市町村同士の連携というよりも、コンパクトシティを目指すという新しい国の方針を踏まえると、市町村内部の住民同士の連携になってくるかもしれません。そうすると、県のお仕事ではないことになりますし、なかなか難しいです。 道州制が実現したら、県職員の運命はどうなるのかも心配です。