まずはお金を用意することです。
家も「買い物」ですのでお金が無ければ何も始まりません。資金計画・シュミレーションを十分にして、○○万円の物件なら諸費用○○万円で、返済は○○万円で「買える」「買えない」をあらかじめよく知っておくことです。
その際のローンの計算は「長期(想定されるローン期間全期)固定金利」で計算します。間違っても、短期固定+その後の変動金利では計算してはいけません。
■それが済んでから、不動産屋を巡り、物件が出たら連絡してもらうことです。不動産屋に行って、その場にある物件は不動産屋が何と言おうと「売れ残り」と思ってください。その売れ残り物件を見ながら「物件の相場」について体得していくのです。
■そのうち、目が肥えてきますから、ご自分に合った物件を見つけられるようになります。最初は足で物件をひとつ一つ見ていかないと「何が良い物件なのか」を判断する経験が得られません。
■不動産屋の資金計画はあてになりませんから、上記のご自分で計画した資金計画を行うようにします。
資金計画での禁忌が2つかあります。
1)ローン返済額と現在の家賃を比較して「これなら返せる」とは計算しないこと。
2)「頭金なし(全額ローン)」は破綻と同じ。
です。なぜ2)が×なのか、だけ説明します。
2000万円の物件を全額ローンで借りて購入したとします。
5年後に家が古くなった分だけ物件の価値は少し下がって1800万円となったとしましょう。ローンの残額は(2000万円+利子ー返済した額)なのですが、繰上げ返済をしない限りは、不動産の価値<残債となってしまうのがほとんどなのです。
大都市の一等地か、非常に人気の土地か、でなければ「不動産の価値<残債」となり、その時点で売っても借金が残ります。つまり、ローンを全額返すまでは家は財産ではなく「負の財産」となってしまうのです。
ですから少なくとも、最初の購入時点で、(利子を含めたローン返済総額)<(最初の物件評価額)となるのがよいのです。
2000万円借入れで、35年での総返済額3000万円となったとします。その場合、購入物件の価格が3000万円で自己資金が1000万円あればよい、というわけです。
お礼
ご丁寧に、回答頂きありがとうございました。まだまだ、自己資金が足りないので、貯めながら、色々探そうと思いました。とても、為になりました。