- ベストアンサー
「物質が溶けるという現象」とは?
素朴な疑問なんですけど、塩とか、砂糖とか、 アルコールが水に溶けた時、 水がアルコールに溶けているのか、 アルコールが水に溶けているのかどっちなのでしょうか? あと、ある物質が‘溶ける’という現象について、 簡単でいいので教えて下さい。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
namachiroさん、こんにちは。 ご質問に対する答えとしては、no.2さんのご回答で十分足りていると思うのですが、分かりやすさのためにあえて補足説明させていただきます。 no.2さんが「所詮「便宜的なもの」ですので、どちらがどちらに溶けているかを考える時には、「常識」で判断して良いと思います。」とおっしゃっています。 これは、どちらが溶けているかについては、どちらとも考えることができる、という意味だと思います。 つまり、「水がアルコールに溶け、同時にアルコールも水に溶けている」ということです。 no.2さんが「便宜上」とおっしゃったのは、多量のものに少量のものを加えて混ぜる(少量のものを溶かす)ことが普通だから、感覚的には、少量のものを溶かしたと表現することが多い、ということになるかと思います。 no.3さんのおっしゃるように、水が多いときはアルコールが溶質で水が溶媒、と考え、つまりアルコールを水に溶かしたと一般的に考えます。 しかし、この場合でも、「水がアルコールに溶けている」と言うことが可能だと思います。 溶けるという現象は、粒子がバラバラにほぐれて均一に混じり合うということですが、アルコールが水中に均一に分散していれば必ず、水もアルコール中に均一に分散しているはずです。 従って、アルコールだけが溶けていて水は溶けていないという状態はあり得ません。
その他の回答 (4)
- oxbridge1985
- ベストアンサー率16% (26/161)
どちらの物質の溶解度が、実際に溶解する割合と近いか、これでどちらが溶媒かを判断する1つの基準になるのではないかと思います。 No3さんの例のようなエタノールと水の場合は、わかりません。
- sak_sak
- ベストアンサー率20% (112/548)
私も同じことで悩みました。私なりの結論を書きます。 エタノールと水はどんな割合でも溶け合うことが知られています。 「アルコール」と書くとエタノール以外も含まれるので、敢えて「エタノール」と書きます。 水1リットルにエタノール1滴を入れたものは、エタノール水溶液と呼ぶべきでしょう。 エタノール1リットルに水を1滴入れたものは、水のエタノール溶液と呼ぶべきでしょう。 となると問題は中間の溶液です。水1mlとエタノール500mlを混ぜた時に何と呼ばれるかは実験するなり、 文献で調べるかしないと、厳密に何と呼ぶべきかはわからないと思います。 上に書いたように、本来は溶液の基本構造がどちらの純粋な状態に近いかで判断すべきだと思いますが、 いちいち調べるのも大変でしょうから、#2さんの言われるように「便宜的」な場合もあると思います。 エタノール1リットルに水1滴を入れたものですら、エタノール水溶液と呼ぶ場合もありうると思います。
溶媒とか溶質というのは便宜的なものであり、化学的には混合物ということになると思います。 一般的には、量の多いものを溶媒といいますし、固体と液体が混ざって液体になる場合であれば、もともと液体でっ他ものを溶媒と考えます。しかし、これとても便宜的なものだと思います。 所詮「便宜的なもの」ですので、どちらがどちらに溶けているかを考える時には、「常識」で判断して良いと思います。 物質が溶けるというのは、溶けているものが、バラバラの分子あるいはイオンになって溶媒の中に分散するということです。 たとえば砂糖(スクロース)であれば、固体の状態ではスクロースの分子が分子間力と呼ばれる力で結びついて分子結晶と呼ばれる結晶を形成しています。これを水に溶かすと、スクロース分子間の分子間力が水分子との分子間力で置き換わることによって、スクロース分子同士を引き付ける力が働かなくなり、溶けてしまいます。 食塩の結晶では、それを構成しているNa+とCl-の間のイオン結合によって結晶を形成していますが、水を加えることによって、そのイオン結合が切断され、Na+とCl-に別れた状態で水の中に分散します。これがNaClの溶けた状態です。スクロースの場合と違い、こちらではNaClの分子は存在しません。 アルコールの場合にはアルコールの分子のまま溶けます。分子のまま溶けるか、Na+やCl-のようなイオンに別れるかは、その物質の性質に依存します。
- mai_mai8
- ベストアンサー率30% (227/745)
一般的に水溶液という場合には、溶媒である水に物質が溶けている状態を言います。 アルコール水溶液であればアルコールが溶質、水が溶媒 アルコールが水に溶けているということになります。 食塩水でも砂糖水でも同じですね。 ↓溶解のしくみについて、参考になると思います。