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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:裁定取引のリスク)

裁定取引のリスクとは?

このQ&Aのポイント
  • 裁定取引のリスクについての解説が不足している
  • 現物バスケットの売却にはリスクと手間が伴う
  • 先物価格と現物価格の差が開かないと利益が出ない

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

まず、裁定取引の大口ユーザーが証券会社自身であると理解して下さい。 証拠の品々 東証 http://www.tse.or.jp/data/exotic/appearance/index.html 裁定取引の状況、プログラム売買の状況 http://www.tse.or.jp/data/exotic/sector/index.html 投資部門別売買状況-株価指数先物取引・株価指数オプション取引・株券オプション取引 大証 http://www.ose.or.jp/data/ind_tide.html 投資部門データ デリバティブ(日経225先物の売買の約50~60%は証券会社の自己売買) 週初日付   A   B 06/01/04  40410  -33 06/01/10  36368  3618 06/01/16  31547  4812 06/01/23  34595  -753 06/01/30  35053  -613 06/02/06  32322  1578 06/02/13  33144  -1333 06/02/20  34763  -1186 06/02/27  34120  1915 06/03/06  34784  -839 06/03/13  36347  -2190 06/03/20  38450  -2283 06/03/27  40900  -517 06/04/03  43637  -2540 06/04/10  43472 (4/20夕方発表) Aは、裁定取引に係る現物ポジション(所謂裁定買い残)、Bは、東証TOPIX先物と大証日経225先物における証券会社の先物売買を合計して、買い越しor売り越しを表したもの、単位はどちらも億円。 多少、ちぐはぐな週もあるが、証券会社が、先物を売り越した週は、裁定残高が積み上がる傾向が読み取れると思う。 従って、一部、機関投資家も裁定取引を行っているが、最大のユーザーは証券会社自身である。 さて、アボットしゃんのご指摘のように、裁定取引はノーリスクではありません。 執行リスク、すなわち現物売買における不確定要素が常に付きまといます。 この執行リスクに比べれば、金利変動・配当の増減リスクは微々たるものと考えます。 裁定取引が、どのような時に解消されるか? 以下は、裁定残高・信用買い残高が過度に積み上がった時の暴落のメカニズムを説明することになりますが、 相場が下げに転じ、そろそろ自立反発かな、と思う頃合に、さらに売り込まれると、 まず、変調に気づいた証券会社・外人・機関が、売り込んできます、この時、現物をホールドしている外人が、先物を先行して売り建てをしてきます。これは、現物をちまちま売っていては間に合わないからです。取り敢えず先物を売り建てしてヘッジを行い、後から様子をみて現物を売ってきます。こうすることにより、現物を売り切るまでの値下がり分をカバーできるからです。 この段階では、まだ個人投資家は、『押し目』買いを入れてきます、また、唖然として相場を眺め、もうじき戻るさと高をくくっています。やがて、下げ幅がさらに拡大、押し目買いレベルからさらに下がり、ただならに様子に気づき、信用追証の心配が頭をもたげ、青い顔をして売りに走ります。さらに下げが加速し、クライマックスを向かえます。 さて、実は暴落の前半では、先物が先行して下げ、ベーシスは考えられないくらい拡大してきます、この時、裁定解消の誘発が起こり、先物買い-現物売りが散発的に登場し、増加してきます。 このことが、先物に大きな買い注文が入り、個人投資家が、下げ止まりから反発に転じるた誤解する土壌を生み、押し目買いの注文と裁定解消売りが交錯する結果となります。 〔先物先行で下げた時、先物の下げ止まりを見て、即、押し目買いを入れるリスクがここにあります、先物の下げ止まりが、裁定解消売り:先物買い-現物売りで発生している可能性が常にあります〕 おいどんも苦い経験を何度もしました、所謂、押し目が押し目でなかった、崖の途中に茂っている木々に一時的にひっかかっただけ、と言った感じでごわす。 従って、暴落を契機に大きな調整期を向かえるまで、裁定解消のチャンスは少なく、裁定残高はロールオーバーされ、積み上がる傾向があります。 逆に言えば、裁定残高の積み上がり・信用買い残高の積み上がりは、暴落という危険度を高める起爆剤の量が増加していることを意味します。 裁定残高が、自然に消滅することはありません、ベーシスの拡大する時が訪れるまで、緩やかに積み上がり、その時がくれば、急速に残高が減少します。 積み上がりは緩やか、減少はかなり急です。 今、暴落係数はかなり高まりました。新聞・マスコミ・アナリスト・ストラテジスト・市場解説者は。高値警戒感もあり、業績をよく見極めしっかり押し目を待って投資するのが良いでしょう、と毎日毎夜言っています。しかし、待ち望んでいるその押し目が起こった時、裁定残高のレベルなど、仮儒の動向を把握していないと、命取りになると言うことです。 ライブショックの時は、信用買い残高は、今と同じ5兆7000億でしたが、裁定買い残は4兆410億から3兆6368億の減少した翌週にライブショックが起こっています。 もちろん、この暴落で裁定買い残は3兆1547億に減少、すなわち裁定解消売りが起こっています。 現在の信用買い残:5兆7097億、裁定買い残:4兆3472億。 尚、裁定買い残は、昨年7月第1週の1兆8858億から、多少、波はありますが、積み上がっています。 この広い世の中に、現物をホールドしたまま、暴落時に指数ETFの信用売り建てを行い、暴落における損失をみごとにカバーできる個人投資家が存在するとは思いませんが〔理屈通りに実行できないのが人間さまでごわす〕、できたら、その人こそ、本当の「プロ」でしょうね。 では、では、がんばって下さい。

noname#34220
質問者

お礼

懇切なご回答、いつもいつも有り難うございます。 トレードする上では知る必要のないことかと思ったのですが、質問してよかったです。 思いがけず、貴重な知識を得られました。 将来、このカラクリを理解していたから命拾いできた、と思う場面があるかもしれません。 ありがとうございました。

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