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『火の鳥』全曲 と 組曲『火の鳥』 の違いは?
レベルの低い質問で恥ずかしいです。 ストラヴィンスキーの『春の祭典』と『火の鳥』のCDを探しているのですが、CDによって題名の表記がさまざまでどれを購入すればよいのかわかりません。バレエ音楽のつくり自体、知識がないので… この2つのオススメのCDがあれば教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
三たびこんにちは(笑) 補足拝見しました。 これのことでしょうか?↓ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000004242/ref=pd_rhf_p_2/249-5524092-9542720 これは1910年版(バレエ音楽全曲)です。 しかし,値段が妙に高いですね。 私はhmvの回し者ではありませんが(笑),こちらも同じものです。↓ http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=162124&cldetail=1 ちなみに,これはオケがスイス・ロマンド管弦楽団ではないのでご注意を。↓ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005HW32/ref=pd_rhf_p_2/249-5524092-9542720 こちらもいい演奏ではあるのですが。 さて,私がアンセルメ/スイス・ロマンド管をオススメした理由ですね。 質問者さんが吹いている楽器には,大きく分けて二種類あることはご存知でしょうか? ひとつはドイツ式のファゴット,もうひとつはフランス式のバッソン(バソン,バスン,バスーンなどとも言います)です。 大多数のオーケストラはファゴットを使っているのですが(こちらの方がはっきりした大きな音が出る),たぶん,火の鳥や春の祭典が初演された当時のフランスでは,バッソンが使われていたと思います。やや細身でやわらかく繊細な音が出ますが,音量があまり出せないので,最近のオケではほとんど使われません。 #2で挙げたサイトのかなり下の方に比較が載っていますよ(説明不足でごめんなさい)。 アンセルメ/スイス・ロマンド管の演奏では,このバッソンの音が聴けます。 ただし,録音が古めなのと,今の基準からみると,抜群にうまいとは言いがたい(^^; ので,それでもよろしければ,ということになるでしょうか。
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- katatumuriojisan
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No.6,7です。 質問者様、およびこの欄をご覧の皆様。 大変混乱した回答をしてしまいました。 前述の2つの回答とも曲名の記憶が間違っておりました。 オーケストレーションの違いで、ホルンが組曲のみで吼えるのは「5:カッチェイ王の魔の踊り」の冒頭部分の事です。 この後ファゴットのソロの「6:子守歌」、そして冒頭に美しいホルンのソロのある「7:終曲」と続くわけです。 ホルンのオブリカーとの動きがあるのは「4:王女たちのロンド」の事でした。 ホルンのソロ位置を勘違いしていた上に、子守歌とロンドの曲名を取り違えていました。 とんでもない混乱?どうかお許し下さい。 本当に申し訳有りません。
お礼
いえいえ、ありがとうございます。 火の鳥吹奏楽版は聞いていたので、少し「?」とは思いましたが、オケ版に関しては子守唄でファゴットソロがあるということしか知らなかったので…(^^;) 全曲・組曲・吹奏楽版と早く聞き比べがしたいものです。ありがとうございました!!
- katatumuriojisan
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No.8です。 そうです、おっしゃる通りです。 当方の勘違い、実は終曲後半(コーダ前?)のホルンのソロと記憶がこんがらがっていました。 早速ご指摘いただいてしまいました(笑)。 子守唄ではホルンはオブリガート、と言った動きですね。 ところで組曲版は、かの!ベーム/ウィーンフィルが1975年に来日した際のプログラムにも有りました。CDも出ています(単品売りがあったかどうかはわかりませんが…) なんとも無骨、と言うかたどたどしいような印象の演奏でしたが、良き時代のウィーンフィルの独特の音色が、学友協会のホールとは全く違うNHKホールのクリアー(過ぎる)響きの中で楽しめるものでした。 特に2枚リード楽器やホルンの音の、他のどのオーケストラとも違った音色は顕著に感じられるものです。 機会が有れば一度お聴きになってみると面白いですよ。
- katatumuriojisan
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こんにちは 当方休眠中の素人ホルン吹きです。 オケ、ブラスの両刀使いでした。 詳しいお話や推薦版は皆様のご回答にお任せするとして… 全曲版と組曲版の最も大きな違いは、もちろん曲数の違いによる長さの差ですが、オーケストレーションも微妙に違います。 その中でも誰にでも分かる大きな違いは「終曲」冒頭のホルンの扱いです。 ホルンのやさしく美しいソロが魅力の「子守唄」が終わった後、低音楽器の激しいメロディーで始まる終曲、 組曲版ではテーマの繰り返し(2度目の部分)でホルンが高らかに吼えますが、全曲版では随分あっさりした音になっています。 ここの部分の効果抜群のホルンを楽しみに(しているのはホルン奏者だけ?)聴かれるのでしたら、組曲版でなければいけません。 ご参考までに。でした。
補足
ありがとうございます!ホルンを吹かれていたのですね! 1つ疑問に思ったのですが、子守唄のソロはホルンではなくファゴットですよね?冒頭のファゴットソロのあとにホルンソロがあるのですか?なんせまだ曲を聴いたことがないので…(-_-;)
- luna_75
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どうも、No.1です。 『ペトルーシュカ』『春の祭典』には、「組曲」がないので、わざわざ「全曲」とは表記しない、ということですね。 この2曲にも、それぞれ楽譜の版が何種類かあります。曲全体の構成は変わりませんが、細部が整理されている(たとえば拍のとりかたが簡素になっている)ようですが、わたしには違いはわかりません。 『ペトルーシュカ』のラストは静かに不気味に終わるのですが、グッと盛り上がって終わる版もあるらしいです、聴いたことはないですが。 わたしには、「せひ」とお薦めする演奏は特にないのですが・・・。 ただ、この3曲はオケが大編成で、打楽器なども多彩なので、個人的には、比較的新しい鮮明な録音から選ばれてはいかがかと思います。 なので、No.2さんのあげていらっしゃる中では、ブーレーズの新しい方か、デュトワということになるでしょうか。 ゲルギエフの指揮も良いとは思いますが、個性が強いので、好き嫌いが顕著かも。 あと、チラリと検索したら、最新のものではありませんが、このようなCDがあったので、載せておきます。 いずれも、発売当初は、名演と謳われたディスクです。 ドラティ/デトロイト響(82年録音) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00009WKO6/qid=1144369144/sr=1-28/ref=sr_1_2_28/503-2602386-3261511 小澤/ボストン響(83年録音) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00007M8PA/qid=1144369032/sr=1-26/ref=sr_1_2_26/503-2602386-3261511 デイヴィス/コンセルトヘボウ(78年録音) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000197JFY/qid=1144369286/sr=1-32/ref=sr_1_2_32/503-2602386-3261511
お礼
ありがとうございます! なるほど、比較的新しい鮮明な録音… 参考にさせていただきます!
- Ta595
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こんにちは。#2です。 お礼ありがとうございました。 ニックネームがとても気になっていたのですが(私はアマチュアのトロンボーン経験者です),火の鳥の子守歌,と聞いて納得しました(笑) そういう事(どういう事?)ならば, ☆アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団 などいかがでしょうか。確か,火の鳥・春の祭典ともに録音があったと思います。 ファゴットならぬ,バッソンの音が聴けますよ。 バッソンとは?↓ http://www2.yamaha.co.jp/u/naruhodo/10fagott/fagott1.html --- 以上,蛇足ながら。
お礼
そうなんです。ファゴットを吹いている者なのです! しかし、私が今やっているのは吹奏楽なので、あまりファゴットの いいフレーズがなく、オケの曲をあさって聞いている次第です。 最近、火の鳥組曲の吹奏楽版を聞きました。オケの火の鳥が 早く聞きたいです!いい情報をありがとうございました!
補足
すいません。お礼を書いたあとに質問ができてしまいました。 amazonで、アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団の春祭・ペトルーシュカ・火の鳥が入ったCDを見つけたのですが、火の鳥が何年版なのかわかりません。教えていただけないでしょうか?あと、この指揮者・演奏団体を選んでくださった理由もお願いします。
- Ta595
- ベストアンサー率57% (525/911)
こんにちは。 では,私からはオススメCDを(笑) 火の鳥のオススメは過去に私も答えた質問があるので,よろしければご参考に。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1644242 春の祭典でも,ほぼ同じメンバーの演奏が定盤とされています。 まず,両極端として, ☆ブーレーズ指揮 クリーブランド管弦楽団 (新旧2種類) ☆ゲルギエフ指揮 サンクトペテルブルク・キーロフ劇場管弦楽団 ブーレーズはクールで切れ味鋭い演奏(特に旧盤が顕著です),一方のゲルギエフは泥臭く熱い演奏です。 オーケストラのテクニックとパワーでは, ☆ショルティ指揮 シカゴ交響楽団 演奏の精緻さでは, ☆デュトワ指揮 モントリオール交響楽団 といった演奏も私は気に入っています。 あとは,マニアックに, ☆モントゥー指揮 パリ音楽院管弦楽団 ☆マルケヴィチ指揮 フィルハーモニア管弦楽団 ← 私の初購入レコード(^^ では,前衛的な雰囲気と緊張感が生々しく味わえます (要は,あまりうまくないだけ?(笑) なお,録音はあまり良くないです)。 --- 横からのレスですみませんが,組曲になった時点で,それはバレエのための音楽ではなくコンサート用のものになりますから,バレエ音楽とは書かず「火の鳥」組曲 19**年版 という書き方になる場合が多いようですね。 春の祭典はもともとのバレエ音楽そのままですから,バレエ音楽「春の祭典」となります。
お礼
とても参考になりました。ありがとうございます! もともと、「火の鳥」の中の「子守歌」が聞きたいがためにいろいろ 調べていたのですが、たくさんのバージョンがあると知り、さらにそれをいろんな団体が演奏していて、録音の善し悪しもさまざまで、クラシックの深さを感じました。参考に載せてくださっていたページも、既に拝見済みでした♪ 吟味して選びたいと思います。ありがとうございました!!
- luna_75
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そもそも『火の鳥』は、バレエのための音楽です。 「全曲」とは、その名の通り、このバレエのための音楽すべてです。 「組曲」は、演奏会で演奏するために、全曲の中から聴きどころを選んで、作曲者自身により編集されたものです。 『火の鳥』の「組曲」は3種類あって、選ばれている曲がやや異なります。また、オーケストレーションも「組曲」の方がやや整理され、演奏しやすくなっているようです。 いちばん有名な「組曲」は「1919年版」です。 オペラのハイライトなどとは異なり、「組曲」はそれ自体、演奏効果が考慮された「作品」になっています。できることなら、「全曲」と「1919年版」の両方をライブラリーに加えたいところです。
補足
ありがとうございます。 「全曲」と「組曲」の違い、わかりました! しかし、あるCDで、春の祭典と火の鳥とペトルーシュカが入っているものがあったのですが、火の鳥は「組曲」と書いてあり、他の2つは「バレエ音楽」と書いてありました。この違いは何なのでしょうか?
お礼
三たびありがとうございます!笑 バソンの音が聞けるんですね!!私こそ理解力がなくてすいません。バソンの音は聞いたことがないので、確かに、ファゴット奏者として聞いてみたいのですが、アンセルメ最後の録音というのも興味深いですね。 う~ん。迷います・・・。両方買って聞き比べるのもいいですね! 本当にありがとうございました!!