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ストラヴィンスキー「春の祭典」のお勧めを教えてください。
ストラヴィンスキー「春の祭典」のお勧めを教えてください。 できれば視聴できると助かります。 バレエのほうのお勧めでも構いません。 どうぞ宜しくお願いいたします。
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私の感想を書く前に、便利なサイトを見つけましたので、それを参考にしながら、話を進めさせて頂く事にしましょう。 http://www.percussionist.jp/sacre/ (お断り・・・・・試聴はジャケット写真をクリックで可の様に書かれていますが、紹介盤の全てに亘って試聴可ではないようです。紹介盤については、別に出来るだけ試聴サイトをお付けします。) 【私のお好み演奏】 ●ピエール・ブーレーズ指揮:クリーヴランド管弦楽団(1969年の録音) (私の所持品はレコードですが、ご紹介はCDです。) 日本にストラビンスキーの三大バレエ曲「火の鳥/春の祭典/ぺトルーシュカ」が本格的上陸を果した時の名演。私の青春も手伝ってか、血が逆流する様な感覚を今も忘れられない演奏でした。 (試聴)http://www.neowing.co.jp/JWAVE/detailview.html?KEY=SICC-1083 上記の名盤リストには、1991年録音の演奏が紹介されています。両方所持していますが、私の感想は、69年の演奏はブーレーズの若い体力と円熟味が調和し、オーケストレーションのアンサンブルの緻密さと精気が、私の血液を沸騰させました。 (批評)http://kniitsu.cocolog-nifty.com/zauber/2008/07/clo1969_692e.html ◎ピエール・ブーレーズ指揮:クリーヴランド管弦楽団《1991年録音》 (試聴)http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC-%E6%98%A5%E3%81%AE%E7%A5%AD%E5%85%B8-%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/B000STC5YW (私の所持品もCDです。) 昨今では、こちらの方が評価が高いかも知れません。緻密さから言えば、前出の69年盤よりこちらの方が上でしょうが、老練になり過ぎて“春の祭典”が、“春の訪れ”か“梅雨ま近”の様に落ち着き過ぎる気がしています。 ●ワレリー・ゲルギエフ指揮: キーロフ歌劇場管弦楽団《1999年録音7月録音》 (試聴)http://www.universal-music.co.jp/classics/gergiev/uccp1035/uccp1035.html (試聴予備)http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005LL9C/ref=nosim/proglink-22 (私の所持品もCD) ロシアの管弦楽の本領発揮とでも言いましょうか、低音域の格段の充実感で全体を凄まじいばかりの迫力で統率。しかし、騒々しさや野暮ったさは微塵も無く、内声部の充実と調和に感心させられました。 【その他の所持盤】 ◆クラウディオ・アバド指揮:ロンドン交響楽団《1975年録音》(試聴)http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC-%E6%98%A5%E3%81%AE%E7%A5%AD%E5%85%B8-%E3%82%A2%E3%83%90%E3%83%89-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA/dp/B00005Q7QJ (私の所持品は、レコードですが、ご紹介はCDです。) ◆コリン・デイーヴィス指揮:アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団《1976年録音》(試聴)http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC-%E6%98%A5%E3%81%AE%E7%A5%AD%E5%85%B8-%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%98%E3%83%9C%E3%82%A6%E7%AE%A1%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%A3/dp/B0009N2VPU (私の所持品は、レコードですが、ご紹介はCDです。) ◆アンタル・ドラティー指揮:デトロイト交響楽団《1981年録音》(試聴)http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC-%E6%98%A5%E3%81%AE%E7%A5%AD%E5%85%B8-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%A3-%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB/dp/B00009WKO7 (私の所持品もCD) ◆ズビン・メータ指揮:ロスアンジェルス・フィルハーモニー《1969年録音》(試聴)http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001DKBKHS/soe006-22/ref=nosim (私の所持品は、レコードですが、ご紹介はCDです。) 【おまけ】http://www.geocities.jp/proglink/artists/harusai.htm
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- keyyoh
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まずは先にお断りを。eisip2006320さんのご希望に沿うようなサイトを探したのですが、私がこれから推薦する アルバムを視聴できるところが見つかりませんでした。最初のブーレーズ指揮のものは、他の回答者に 申し訳ないのですが、便乗させていただこうと思います。 (1)ピエール・ブーレーズ指揮/クリーヴランド管 もうすでに他の方も紹介されていますが、私もこのアルバムに1票入れさせていただきたいと思います。 現在ではこの曲の「決定盤」みたいになっていて、面白味がないと感じられるかもしれませんが、 やっぱり、ストラヴィンスキーの演奏でブーレーズは外せないですね。 この曲をブーレーズは2回録音してますが、その2回目の録音となる91年盤は本当に感服します。 ライナーにも書かれているんですけど、「これ以上の演奏が出るとは思えない」と思う程です。 実際にこんなに緻密で、まるで秒単位で計算されたような演奏が出来るなんて非常に驚きです。 細かい設計図にて、まったく隙間のない完璧な演奏と言えるんではないでしょうか。 (2)ロリン・マゼール指揮/ウィーン・フィルハーモニー管 このCDもこの曲の推薦ディスクで必ずと言っていい程、触れられる演奏です。 今はそうでもないですが、昔はこの人も「神童」と呼ばれ(なんと5才でオーケストラを指揮!)、 独自の演奏解釈で賛否を沸かせた人です。 この74年の演奏は、当時も大変度肝を抜いた演奏として、語り継がれているものです。 私も、とある雑誌の記事で知り、買い求めましたが、まず録音したオケにまずビックリしました。 「えっ、ウィーン・フィル!」もうすでに「ハルサイ」では何枚ものCDが出ていましたが、 ウィーン・フィルでの演奏は見たことはありませんでした。あんな保守的なオケが、今ならまだしも あの当時、よく引き受けたものだなと。 さて、肝心の演奏ですが、一言で言うと「なにこれ?」「ホントにウィーン・フィル?」 テンポも音程もむちゃぶりというか、これはいくら演奏技術の優れたウィーン・フィルのメンバーでも 大変だったと思います。(それをやらせたマゼールもスゴイのですが…) はっきり言って「珍盤」なのか「名盤」なのか、区別できません。 (3)イゴール・マルケヴィッチ指揮/日本フィル・ハーモニー響 さて、最後は「気迫せまる激アツ」な演奏をご紹介します。このマルケヴィッチという指揮者も「鬼才」 と呼ばれる人物です。彼が日本のオーケストラに客演指揮者としてたびたび振ったのが、この「ハルサイ」 の演奏です。CDには68年の定期演奏会での模様がライブ録音されています。(トラックの最後にはなんと リハーサルの模様まで収録!) はっきり言って、オケの演奏レベルは低いです。(アンサンブルや音程は常に乱れます。)ですが、そんな ことはどうでもいいと思える程、凄いんです。まさに圧巻です!最初のオーボエのソロからして異様な緊張感 が感じられ、まるでそこに立ち会っているような臨場感があります。そして映像を思わせるようなドラマ性の ある演奏。非常に説得力を感じます。 もし、もっとウマい演奏だったら、確実に「歴史的名演」となっていたと思います。 最初にも書きましたがご紹介しておいて、恐縮ですが、現在では(2)(3)は廃盤になっているようです。 最近はタワレコがそうした古い演奏を復刻してたりしますので、ぜひそれに期待しましょう! (他力本願ばかりですみません!) あと、ストラヴィンスキーの作品に興味がありましたら、これまた傑作のバレエ音楽「ペトルーシュカ」も ぜひぜひ聴いてみて下さい。こっちもメチャメチャかっこいいっス!
お礼
keyyoh様 ご回答ありがとうございます。 ブーレーズ指揮のは皆様がご推薦してくださってますので2枚購入を決めました! ロリン・マゼール指揮の春の祭典は視聴サイトでききました。 軽やかでなんとなく春の祭典っぽい感じで 「珍盤」ならぬ「名盤」かわかりませんがぜひ一度通して聴いてみたいですね。 マルケヴィッチの春の祭典はどこのサイトをみても評価が高く、色々な輸入盤があるようですが日本フィル・ハーモニー響を是非聴きたいです。これも復刻するといいですね。こんどタワーレコードであるか見てきます。 お陰様で今回、バレエ音楽「ペトルーシュカ」も視聴サイトで聴くことができました。 色々とありがとうございました。
- gldfish
- ベストアンサー率41% (2895/6955)
デュトワ指揮/モントリオール交響楽団 盤 これは、無条件にお勧めしたいくらい気に入っている盤です。録音コンディションもさることながら、演奏が本当に素晴らしい。デュトワ×MSOの名盤というと、ラヴェル等のフランス近代のイメージが強いですが、個人的にはそれらよりもこれの方がはるかに満足しています。 大編成かつ複雑な変拍子と曲調の激しさから、とかく散漫な(良く言えば野生的な)演奏になりがちな同曲も、極めて正確でバランス良い極上アンサンブルにより、そんな無理は全く感じさせません。勿論ただ精緻なだけではなく、激しく決めるとこもしっかり決めます。とにかく・・・個人的に文句の付けようが無いです。 ただあまりにも理知的かつ華麗な演奏なので、「春の祭典」としてはちょっと違うと感じる人ももしかしたらいるかもしれません・・。 録音は80年代にも関わらず結構人気の盤だと思うので、試聴は簡単に見つかるかと思います。iTunesの試聴が音も良く手っ取り早いかと思いますが・・。
お礼
gldfish様 ご回答ありがとうございます。 実はiTunesがわからなくて(^^;)子供たちにきいてあたふたしておりました。 案外視聴できるサイトがなかったのでこれは聴いてません、 また地元レコード店になかったので今度タワーレコードで探そうと思います。 春の祭典は荒々しい演奏のほうが楽しみです。 ご親切にありがとうございました。
お礼
hossannpap様 ご回答ありがとうございます。 最初にご紹介頂いたサイトは私も知ってましたが視聴はできないみたいですね。 ピエール・ブーレーズ指揮の69年と91年2つのCDを購入することにしました。 ご紹介のおまけサイトでは動画の春の祭典も見れて(見るまでが大変でしたが)とても良かったです。 サイトの管理者の熱い思いもなんだかとても嬉しく思いみてました。 ご紹介いただいたワレリー・ゲルギエフ指揮の春の祭典はなぜか視聴できないので残念ですがこちらもあるか見てきます。 とても詳しいご紹介をありがとうございました。