- ベストアンサー
福田元官房長官の政治的評価について
ポスト小泉のひとりと名指しされて、一番動きが読めないのがこの人ですが(ワザと動きが読めないようにしてるんでしょうけど…)。 私の印象としては親父の福田元首相の血を引く御曹司にして政界のサラブレッド。冷静沈着な策士。官房長官時代の北朝鮮からの挑発発言に対してもかなり毒のあるイヤミを言い放ってましたね。本命「北朝鮮強硬派」の安部さんが今やっている中韓に対する批判よりもよっぽど迫力があったのではと感じています。 根っからの自民党議員で、総理になれば小泉路線のかなりの部分を変更、一気に福田色にしてしまう感じがします。以上、私の個人的感想です。 そこで政界、財界、一般世論、海外の福田氏への現在の福田氏への政治的評価を知りたいです。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
多少吃音と言うこともあって、表に出る性格ではありませんでしたが、森喜朗内閣で、懐刀の中川秀直官房長官が、愛人の覚醒剤問題で辞任したあと、急遽官房長官に。 その後の小泉内閣でも官房長官を継続することになりました。 本来は、外務大臣を希望していましたが、小泉総理が田中真紀子を選んだため、官邸で外務省を動かすことになり、結果として外務省が機能不能、田中辞任となりました。このときのテロ委員会の委員長加藤辞職、鈴木ムネヲ理事有罪、辻本理事辞職という結末。 このあたりの政局運営で評価が固まりました。 アフガンのテロ防止支援として、今でもインド洋で石油をプレゼンとしていますが、丸善石油出身の福田さんはからんでいるのかどうか? 外務省と経済産業省を連動した外交戦略という意味では、重要な仕事をした人です。 日朝問題でも、福田さんは被害者を北朝鮮に帰すという意見で、安倍さんとは激しく対立しました。 ただ、官房長官として小泉を支えただけですから、政治的ポリシーも力量もはっきりしません。 単に森派が政権を維持したいが為の候補者ですね。消去法ねらいという意味では、民主党代表に渡辺恒三が就任するようなものです。 安倍は嫌い。谷垣は不安。麻生はちょっと。という人は、なんとなく安定感のある福田に。という選択ではないかと思います。 総理になってやることは、中国、北朝鮮との関係改善(屈服)だけだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございました。詳細な解説、とても参考になりました。