他の方がおっしゃる通り、内閣官房という内閣直属の組織の長官であり、表の仕事は、記者会見を開いて内閣に限らず政治全般の質問に答えるというのが仕事です。(アメリカでは、単に『報道官』というポストがあります)
ただ、官房長官の大事なのは表の仕事よりも、その裏の仕事です。総理大臣直属という権限の強さから、各省庁に睨みを利かせ、時には各省庁の政策にも口を出すことも許される、非常に強力なポストです。
また、官房機密費という、一切国会に説明しなくてもよい謎の資金も使い放題で、機密工作費として使われているようです。
その昔には、野党の反対が厳しくなると、機密費から金をばらまいたこともあったとか。
なので、総理の側近で、非常に重要な政治家がそのポストに就くことになります。
福田前長官は、成り立ちこそ中川元官房長官の不祥事辞任を受けての緊急リリーフでしたが、小泉政権では大番頭として、外務省や防衛庁に手を突っ込み、影の総理とも言われていました。
過去も、野中氏や青木氏など、大物が経験している、とても重要なポストです。裏の重要な仕事があるからなんですね。
お礼
総理大臣の補佐なのですね。 ありがとうございました。