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形容動詞の語幹になる名詞の見分け方
こんにちは! 中学口語文法の問題で、解き方が分からないので教えていただけないでしょうか。 私は形容動詞の語幹になる名詞の見分ける時に「~な」をその後ろにつけてみて自然なものがそうだと考えて解いていました。(例)最高、温暖 しかし、「年少」は「年少な○○」にはつながらないのです。 言われてみればなんとなく分かるのですが、しっくりきません。 どなたか教えてください。
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私は中学生だ。 この文の述語は「名詞+だ」に分解できます。つまり「中学生が…」「中学生を…」など単独で使える言葉に「だ」が付いたと解釈できます。対して、 私はきれいだ。 この場合「きれいが…」「きれいを…」のような形にすることは、よほどくだけた場面でなければ認められないでしょう。そこで「名詞+だ」に分解するのを断念して、1語の「形容動詞」ということにしたのです。もともと同じ「~だ」から来ているので、活用語尾はどちらも「だろ、だっ・で・に、だ、な、なら」ですね。 このように成立にちょっと無理がある品詞なので、活用形すべてが使えない例もあるのです。「年少」などかなり微妙な線で、 × 年少が、年少を ○ 年少の ○ 年少者、年少組… と、単独の名詞として使えるような使えないような。しかしちょっとでも使えない部分があれば形容動詞にしてしまうと割り切れば、形容動詞になります。 このような分類も、「~な」を付ける方法も、個人のセンスによって○×が分かれてしまうので、絶対ということは無いと思います。コピー作品など、このライン上を行ったり来たりして我々を楽しませくれます。「きれいを」なんてのは広告なら○でしょう。 この辺りは高校で古典文法を勉強しないといまいち飲みこみ辛いとも思いますが(中学校の現代語文法は、もっぱら古典文法の準備の為の課程ですからね)、しばらくは我慢してください。 また、文法の学派によっては形容動詞なんて半端なヤツの存在すら認めない立場もありますので、そんなことも頭においておくといいですよ。ぜひ楽しく勉強してください。
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- millennium-man
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名詞か形容動詞の語幹かの区別は形容動詞の語幹部分が主語になることができるどうかにかかると言われています。 「最高」「温暖」はどうも助詞を伴なって主語にはなりにくいですね。そして形容動詞の活用表に照らし合わせると形容動詞の語幹だと思います。 しかし、「親切だ」は最も典型的な形容動詞とされていますが、「親切があだになる」というように主語になる場合もあります。したがって形容動詞は未発達な品詞体系の一部をなしており、どちらともいえないものもあるということでしょうか。
お礼
お礼が大変遅れてしまい、申し訳ありません。 やはり「こうすれば判断できる」という基準ははっきりしていないのですね。 「親切」の例、とても分かりやすかったです。 ご回答ありがとうございました。
お礼
お礼が大変遅れてしまい、申し訳ありません。 細かく教えてくださりありがとうございます。 明確な判断基準はないのですね。 でも、形容動詞の成り立ちが分かり、とてもためになりました。 ご回答ありがとうございました。