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グローバルソブリンについて
最近、債券が暴落?しているようですね。 そうするとグローバルソブリン債などはお買い得になっているということでしょうか? 大金儲けというのではなく、小遣い程度の安定収入ということで考えているのですが、どうでしょうか? ほかにお勧めなどもありましたら、よろしくお願いいたします!
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#1です、現在の円安について補足します。 >最近、債券が暴落?しているというニュースを聞いたので >買い時なのかな?と考えたのですが、 >円安の今はお買い得というわけでもないのでしょうか?・・ まずは、円相場が世界的な円安かどうか?を調べる必要がありますね。 簡単な方法は実質実効為替レートを見るのが一番簡単な方法です。 では何故、実質実効為替レートを使うか?ですが、米ドルの為替は固定相場制の時代は1$=360円だったのが、1990年のハイパー円安時には1$=160円でした。 しかし、1998年には1990年よりも実質的な「ハイパー円安」である1$=147円と言う飛んでもない円安になってしまったのです。 一見、1990年の1$=160円の方が円安のように見えますが、実は1998年に付けた1$=147円の方が円安である事なんです。 本来、外国資産は円高時に投資をして円安時に円転すれば為替差益が出て有利です。 逆に円安時に投資をして円高になると為替差損が出て、外国資産(グロソブなど)の基準価額を下げる働きをするのです。 ですから、長期的には円高傾向だけれども、その時点での為替相場が円高?円安?を知るには輸出と購買力平価を用いた実質実効為替レートの方が実用的なのです。 但し、これは15通貨、26ヶ国の対象にしていますので、グロソブに投資する場合は特に参考になる為替です(参考URL)。 これは、1973年3月を100として、数字が小さいほど円安、数字が大きいほど円高です。 2006年3月(8日までの平均)は104.1と1985年以来の約20年ぶりのハイパー円安なのです。 更に、グロソブの分配金利回りは、各国国債利回り以上の分配金を出している事で知られています。 ですから、長期的には基準価額が現在よりも大幅な下落になる可能性が出てきています。 ただ、日本が海外よりも大幅なインフレに長期的に見舞われれば逆に外国資産の価値は上昇するので有利になりますが、現時点では日本のインフレよりも外国の方が遥かにインフレが凄いのです。 しかも、信託報酬が債券ファンドとしては非常に高い事も長期的な基準価額下落の原因として働きます。 はっきり言ってしまえば、とてもプロがやるようなファンドには見えません。 だから、人任せ(ファンドはプロが運用していると言う錯覚)にする事は長期的には自分が損をすると考えています。 やるのなら、為替と債券の勉強をする方が長期的には損する可能性が少なくなると思います。 分からない事があったら、ご質問ください。
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- siapa
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株などの経験はありましたが、なにも知らずに、窓口のその場の納得だけでグローバルソブリンを購入しました。偶然にもここ3年程度では底(天井)と言えるほどの円高105円の時だったので、分配金、基準価とも納得しています。40円だかの分配金なので1000万につき税後で4万そこそこです。今後はもちろん分かりません。買う前にいくらまで基準価がさがっても購入原価を割ってないか、簡単な計算をして買いました。利率実質ゼロの時代なので、(いままでは)結局はいい投資だったと思います。
お礼
105円の時に始められたなんてラッキーでしたねー 今のタイミングで債券を買うのはよくない?ようですね。 とはいっても、株も今は世界同時株高のようですし、何も買うことが出来ませんね・・ 外貨預金だって105円の時にしてればおいしかったですよね・・ ご経験談ありがとうございました^^
- air_spot
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債券の時価が変動する要因として ・公定金利の動向 ・発行体の格付けの変動 があげられます。 現状は、米国がここ数年金利の引き締めをして標準的な金利まで引き上げた段階で。欧州の各国はまだ若干低めの金利になっています。 上記の金利動向からすると、景気の回復と共に金利の引き上げが起こるだろうことは用意に想定できると思います。償還までの期間の短い債券(主に短期債)の場合は金利変動の影響を大きくは受けませんが、このファンドのベンチマークのデュレーションが約6年であることを考えると、この金利上昇の影響をかなり受けることになりそうです。 海外の主要な債券の動向の説明は以上ですが、グローバルソブリンの商品の特徴は ・為替ヘッジをしないことで海外債券の高いクーポン(利子)を享受できる ・比較的格付けの高い債券に投資することで信用リスクを軽減している ・一定期間ごとに分配金を出すことで、定期的に分配金を受けたい顧客の要望を満足できる(主に年金の不足分を補う目的) 以上の3つで、主にお年寄りの需要を満足しているため運用資金が集まっています。 質問されている人の年齢や投資目的がわかないのですが、仮に30代の人で資産を増やすことを主目的とされているのでしたら、別の商品を探されることをお奨めします。 但し、各社から海外債券を運用対象にしているファンドがいくつか販売されていますが、ほとんどが分配金を出すことを目的とした商品設計になっているため目的とするファンドを探すのは大変だと思います。
お礼
ずばり30代です・・ 1番の方に補足事情を書いたように最近資産分散をしなければと思い始めたのです。 株なども始めますが、株よりもローリスクローリターン?のものにも割り振ろうと思ってるんです。 >欧州の各国はまだ若干低めの金利になっています。 ということはそこらへんの国の債券はまだ狙い目だということでしょうか? なかなか難しいですが勉強していこうと思います。
債券価格だけで判断するのは危険です。 コスト面で考えるのならグローバルソブリンオープンを買うよりも、個別で外国債券を直接買った方がコストは安いです。 ただ、現在は為替が非常に円安なので、円高の時期にやらないと、為替が円高になったら大変です。 本来は、為替リスクが絡んで来る物は、安定収入には向きません。 安定収入を見込むのなら為替リスクの無い個人向け国債を買った方が長期的には安心だと思いますがどうでしょうか? 何故なら基本的には高金利国の通貨の価値は長期的には下落していく傾向にあるからです。 逆に低金利国の通貨は長期的には上昇していく傾向にあります。 これは、為替の20年以上のチャートを見れば分かります。 個人向け国債は日本が財政破綻や債務不履行を起こさなければ元本と利息が保証されます。
補足
恥ずかしながら、最近資産分配を考えなければならないと思い始めたんです。今までは円オンリーでした。 現在、株と債券と外貨預金・リートなどに分散投資しようと思ってます。 >個別で外国債券を直接買った方がコストは安いです。 そのようですね、イートレなどでもメキシコペソが買えるようですし、グロソブのような商品よりも個別債券のほうがいいかなと考え始めてます。 しかし、知り合いにも詳しい者がおらず、どうしたものかと途方に暮れている次第です。 最近、債券が暴落?しているというニュースを聞いたので買い時なのかな?と考えたのですが、円安の今はお買い得というわけでもないのでしょうか?・・
お礼
大変お詳しい説明をありがとうございます! 一口に分散投資といっても、深く勉強してからでないとヤケドしそうですね。 かじりだけでも勉強しなければと思い、債券の入門書を買いました。 株の勉強もしなくてはいけないし大変です^^; 今は株9割くらい力を入れて勉強中なのですが、やればやるほど奥が深くて大変ですね! このたびはありがとうございました^^