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社会学的なものの考え方ってなんですか?
社会学的にものを見たり考えたりするとは具体的にはどういうことなんですか? 普通のものの考え方とはどこが違うのですか? 社会学的なものの考え方について教えてください。お願いします!
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社会学的にものを見るとは、 (1)あらゆるものの中に「社会性」を見いだすということである。 (2)では、社会性の「社会」とは何か、というと、「個人と個人、集団と個人、個人と集団との関係」ということであると一応定義しよう。 (3)「社会性」とは(2)の「関係性」と言い換えることができる。 (4)蛇足的に付け加えれば、人間が関係するもの、あらゆるものの中に社会性を見いだすことができる。これを社会学的にものを見るということである。 例えば、夫婦喧嘩を例にしてみよう。 (1)夫婦は「夫」という役割、「妻」という社会的役割をになっている。 (2)具体的に原因が夫の「浮気」であるとするならば、「浮気」が社会的になぜいけないのか、「浮気」が社会的にどいういう意味を持つのか、ということを、まず考えることが必要である。すると、妻は「浮気」が「社会的に許されていない」「一夫一婦制」という社会的規範に従い、そのような社会的価値観を有しているということが分かる。このように社会学的に物事を見ると、「浮気は許せない」という個人的「感情」の前に、つまり「妻」個人を見るのではなく、「妻」という社会的規範(価値観)を身につけた「妻」の社会的役割をも見るということになる。これが社会学的にものをみるというときの一例である。 つまり、社会学的ものの見方とは、個人的に見えることをも「社会的な流れの中」から見るというものの切り口のことを言う。おわかりいただけたでしょうか? ちなみに、質問者の方は社会学を学ぶ学生さんでしょうか?それとも、良く言われるような、「○○○の社会学」などという時に「社会学」ってなんだろう?と思われたのでしょうか?教えて下さると私も勉強になります。よろしく。
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- tomikou0000
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「社会学」っていうのは 社会生活・社会組織・社会問題などを扱う学問のことなので、 「社会学的考え方」っていうのは、 何か問題があったときに、 個人的問題として考えるのではなく、社会問題として考える ということです。 具体的にって言われると、そうですねぇ…。 たとえば、夫婦喧嘩。 普通の考え方だと、「どっちが悪い」とか考えますが、 社会学的考え方だと、 「夫婦とは何か」「結婚生活とは」というところから考えていくんです。 「社会生活」の中での一つの出来事として捉えるんです。 分かってもらえますか?
お礼
回答ありがとうございます。 つまり、物事を大きな視点で見るという事なのですね。
お礼
回答ありがとうございました!! 例までつけて詳しく説明していただけたので深く理解する事ができました。 本当に助かりました。 私は都内の某女子大学で社会学を専攻している者です。 一年間社会学を学んできましたが、先生がおしゃる社会学的なものの見方 というのがいまいちわからないので、こちらのほうに質問させていただい たという感じです。