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スパイクインシュレーターを・・・。

 質問です。 スパイクインシュレーターを普通のインシュレーターのように使用すると、普通のインシュレーターよりも音質面で劣るところがありますか? もしかして10円玉の方がいいのかな?

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回答No.1

>スパイクインシュレーターを普通のインシュレーターのように使用する というのがどういう状況か分かりかねますが、インシュレーター=遮断機という意味からしても、不必要な振動の伝搬を絶つことができれば、スパイクだろうが何だろうが構わないと思います。 スパイクが優れているとされるのは、それが比較的簡単に実現できるからでしょう。 最も確実に振動が遮断できるのは、面で接触させるか空気で浮かせるかだと思います(理科に関しては門外漢なので間違っていたらすみません)。面で接触とは、究極的には接着を意味します。 したがって、オーディオの場合、床と機器やスピーカーの間を面で固定するか、何らかの方法で空中に浮かせば良いことになります。 面で固定する場合、その面のすべての部分で均一に加重されている必要があり、どこかにスキマがあると振動が均一に伝わらず、歪みを生じます。したがって、床が平らでないならば、ゴムなどの軟性素材でスキマを埋める必要がありますが、軟性素材は反発する力を持つので振動が長続きするという弊害を生じやすくなります。 空気で浮かすというのは、たとえば強力な磁石の反発を利用したボードや自動車のサスペンションのような構造をしたものなどが、実際に商品化されており、一時期大きな話題になりました。ただし、強力な磁石は高価ですし、スピーカーのように高さのあるものは不安定になるので不向きです。 以上のようなメリット / デメリットを勘案した上で、スパイクは極限られた点に振動を集中させ、また相手に食い込むことによって比較的リジッドに固定できますから、比較的簡単で、効果が高いといえます。 同様のことはケーブルの接点でも同じで、本当はハンダ付け=接着が最もロスを少なくできますが、そういう訳にもいかないので、面接触が次いで良く、それを実現するためにナノオーダーの伝導体をオイルに溶かしてスキマに埋める、といった手法が有効とされる訳です。逆に、不完全な接点を切り離して、スパイクのように、限られた点だけで導通させる方が良いとする主張もあり、そのようなコネクタ類も商品化されています。 要するに、不完全な面接触よりはある程度確実な点接触の方が良い、ということだと思います。 なお、硬質系の素材の場合はその音が再生音に加味されますので、妙な音を出すスパイクよりは、接触は不完全でも10円玉(銅)のほうが素直な音がすることは考えられますね。

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