シーケンサと書かれていますのは、プロゲラマブルコントローラのことですね。またリレー制御は、この場合リレーシーケンス制御のことと思います。
シーケンス制御については、既知のこととして説明を省略します。
プログラマブルコントローラ(以下PCと書きます。いまでは、パソコンもPCと書くことがありますので、ここではパソコンは、カナで書きます。)は、当初シーケンス制御を目的に作られましたので、日本では、シーケンスコントローラまたは簡単にシーケンサと呼ばれることがありますね。
リレーでもPCでもシーケンス制御だけをさせる分には、機能は、同じですが、PCの方は、シーケンス制御だけでなく、よりコンピュータに近い演算動作をさせることが出来ます。
比較ですが、前の方も書かれていますようにPCは、シーケンスの変更が簡単です。プログラムを書き換えるだけですから。
リレー盤では、図面の変更も配線の変更も手間が大変です。
PCでは、試運転の結果改良したいときも簡単に出来ますので、変更の手間を厭わずよりよいものが出来ます。
実際にずっと昔、ベルトコンベア上をワークが流れながらセンサーやアクチェータなどの入出力で各種の加工をしていくラインの制御盤をリレー100から200個ほどで設計と配線を一人で組んだこともありましたが大変でした。
それをPCに変更したところ、いちばん簡単な物を採用したにもかかわらずIOも機能も大分余ってしまいましたが、仕事は楽でした。
言葉を換えますとリレーシーケンスは、ハードによるロジック、PCは、ソフトによるロジックといえます。
簡単なシーケンスは、リレーシーケンスで複雑高度な制御は、PCが向いていると言えます。
なお、質問には無かったのですが、PCとコンピュータとの違いはというと、PCは,IOがコンピュータと違いリミットスイッチやマグネットスイッチモーターといった強電仕様であること。設置場所から環境条件が厳しいことなど。またパソコンほどの演算速度は要求されないこと。記憶装置もそれほど大きく必要ないことなどです。
またパソコンの拡張スロットにIOボードを追加するとパソコンで各種の制御が出来ます。
お礼
比較をしての詳しい説明、とっても助かりました!! ありがとうございました。