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可燃性ガス配管、液体燃料配管の耐雷措置
LNGなどの可燃性ガスを輸送する金属製の配管が雷撃を受けても爆発や雷撃の伝播が起きないような措置がされているでしょうか? パイプラインやその他の配管は、絶縁スリーブなどを使って商用周波数領域の絶縁をしていると思いますが、雷撃対策はどのようにしているか、或いは施工規格などをご存知の方はお知らせください。
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*金属製工作物への雷害防止の方法は、JIS A4201(2003)にありますが、 正直、そのJISを読んだだけでは理解しかねると思います。 JIS A4201(2003)(便宜上「新JIS」と称します、それ以前を「旧JIS」と・・) 新JISでは、外部雷保護(旧JISでの雷保護と同義)とIECに従い「内部雷保護」の 両方の保護を求めています。 危険物配管の外部雷保護は、接地によって大地へ放流させる、 但し、受雷部を配管自身にするか、他の受雷部で保護するかは 配管の厚み、断面積等によります。 内雷保護は、直撃雷や誘導雷により金属製工作物の電位上昇を避けるのですが、 一般的には、導体による等電位ボンディングにより大地と同電位化を行いますが、 ガス配管のように、電気的に絶縁しておきたい箇所では SPD(避雷器と同義)により高電圧になったときに大地へ放流するようにします。 詳細が知りたいのであれば、 日本電設工業協会や電気設備学会が発行している、新JIS用の解説書を参照してください。 (なお、私も危険物施設の雷保護に関して、資料を集め勉強中の身です)