40代。男性。ウエイトトレーニング歴5年。
●>何かの合間に少しづつやる程度では効果はないのでしょうか?
■セット間について
筋力トレーニング・はセット間1分~20分、
筋肥大トレーニングはセット間1分、
持久力トレーニングはセット間30~45秒が良いとされています。
セットの間が空きすぎると、関節、筋肉の温度が下がりケガをしやすくなります。
また、血行により乳酸が逃げてしまいますので、筋肉への刺激が少なくなります。
乳酸(疲労代謝物)を出すと代謝物受容反応で成長ホルモンが出ます。
乳酸がたまった筋肉は、成長ホルモンの感受性が上がっていますので、その場所の筋肉が超回復(超再生)されるわけです。
やはりまとめて、「1セット35秒」、「セット間1分」、「3セット」の計4分位は継続した方が効率が良くなります。
上記のメインセットをやる前には、アップセット(準備運動)を2セット入れます。
筋肉、関節を温め、神経を覚醒させます。
ケガが少なくなります。
アップセットはメインセットの50~60%負荷でそれぞれの目的にあったセット間、回数とします。
これらは、トレーニング法の「セット法」になります。
■負荷と回数について
メインセットの負荷と回数は、
筋力・トレーニングは6~8回やっと出来る負荷、
筋肥大トレーニングは8~15回やっと出来る負荷、
持久力トレーニングは15~30回やっと出来る負荷になります。
「やっと出来る負荷」の値に設定しなければ、トレーニングの意味がありません。
■上記のやり方をすると、1種目、たった7分間(3+4)のトレーニングになりますが、息が上がって相当苦しいトレーニングとなります。
最低でも、これぐらいしないと筋肉はつきません。
■トレーニングを始めて、最初の3ヶ月は神経系のトレーニングになります。
筋繊維の稼働数増加、神経インパルスの増大により劇的に負荷が上がります。
3ヶ月を経過して、肉体的な筋肉をつけるトレーニングと移り変わっていきます。
●>何時タンパク質補給をしたらいいのでしょうか?
トレーニング後15分をピークとして45~90分間、成長ホルモンが多く出ます。
この期間をアナボリックタイミング(タンパク質同化時間)といいます。
消化吸収の早いプロテインは、トレーニング30分前、直後に摂るといいのはこのためです。
また、就寝後にも成長ホルモンが出ますので、寝る前にも摂取タイミングがあります。
寝る前に摂取しても消化吸収が早いので胃にもたれず最適です。
●サプリメントなどでタンパク質を摂る場合、御自分のトレーニング内容に見合っているか検討が必要です。
プロテインを、体重1kgあたり2~3g必要な人はそうもいません。
オリンピック・アスリート級のトレーニングをする人がこれに相当します。
たいていの人は、タンパク質を多めの食生活に見直すことで足りてしまいます。
■私は、週6日、1日2時間トレーニングしていますが、プロテインを止めても筋肥大のペースに変化はありませんでした。
プロテイン摂取に見合ったトレーニングには達していなかった事と、他の食物からのタンパク質摂取で足りていたという事になります。