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中東問題とアメリカ
中東問題とアメリカの関係を教えてください(簡単にでいいです)。パレスチナとイスラエルとアメリカの関係、など。特にアメリカの中東問題に対する拒否権の行使についても教えてください。
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今のイスラエルがあるパレスチナ地方は、その前はイギリスの委任統治領でした。イギリスは、第一次大戦でユダヤ人の協力を得るために、シオニズム運動でパレスチナに入植している人達に、イスラエル建国を約束しました。しかし、その後パレスチナ地方に住むアラブ人の反発が強く、イスラエル入植を規制するほうに傾いたので、ユダヤ人たちは、アメリカとの関係を強め、そのアメリカの後押しで1948年、国連総会でイスラエル建国が認められました。アメリカは、中東のイスラム世界に打ち込んだくさびとして、イスラエルを一貫して支持しており、米国の対外援助のトップは、イスラエルに対するものです。兵器も米国製の最新式が供与されており、周辺国を圧倒する軍事大国になっています。イスラエルは、産業といえるものはほとんど無く、アメリカからの公的私的援助で成り立っています。 イスラエルに対する非難決議は、安保理にたびたび上程されますが、アメリカは全てに拒否権を発動して、イスラエルを守っています。