多少, 求められている答えと異なるかもしれませんが,
「パーセントインピーダンス」は計算を容易に行うための
手法であると思います.
ご存じと思いますが, %Zは変圧器特有の考え方ではなく,
電力系統に関する計算では割と頻繁に出てきます.
(その他の分野に対しても応用は可能ですが.)
電力系統は大雑把に言って
発電機-変圧器-送電線-変圧器-負荷
というような構成で表すことができます.
系統の解析, 例えば送電線にどれくらいの電流が流れるか
等のことを行う場合, 等価回路を考えて行われます.
この時, 変圧器がネックになります. 変圧器の勉強を
されているということなので, お分かりと思いますが,
変圧器には巻数比があって, インピーダンスの変換が
面倒になります. (特に, 変圧器が多段になってくると)
この厄介になる原因は「電圧」や「インピーダンス」等の
物理量を含むことに有ります. そこで, それら物理量を
基準(大体は定格値)で割って, 割合として扱うことを
考えます. これが所謂%Z法と言われる手法になります.
(割合ではなく比にすると単位法となります)
%Z法の有り難みは, 変圧器を含む電気回路の問題を
解いてみると多少は掴んで頂けのではないかと思います.
変圧器が多段になっている回路でインピーダンスの変換が
非常に面倒なのに対し, %Z法を用いると変圧比を
気にせずに計算することが出来るようになります.
他に, 様々な定格の装置が含まれる電力系統では
単位が残っていると, その装置の定数・パラメータが
妥当であるか評価する際にややこしくなるので,
割合にして考えるという点もあると思います.
(質問の意図からすると, こちらの方が相応しいかも
しれません)
お礼
具体的なアドバイスを頂き、ありがとうございます。 すみません、その中で質問なのですが、 実際の現場では、変圧器の電圧変動率を確認する 時はパーセントインピーダンスを測定して 求めるのでしょうか。
補足
ご回答有り難うございます。 頂いた回答を自宅に帰ってから 一度じっくり消化したいと思います。 その後で、補足の質問をさせて頂くかも 知れませんが、その時はまた面倒を 見て頂ければ幸いです。