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家の寿命
私の知り合いが、築50年の家を購入し、リフォームして住もうとしています。 家の柱は、すべて檜で、壁は竹を組み合わせて土が塗ってあるものです。リフォームの際に、一階の現在3つに分かれている部屋の壁(それぞれ半間分)を取り除き、広い一部屋にするとのこと。 一応、大工さんは、大丈夫とおっしゃっているそうですが、本当に強度は大丈夫なのでしょうか?おせっかいとは思いつつ、心配なので質問しました。
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しっかりとした日本家屋であれば大丈夫だと思います。継ぎ目の金物があるようでしたらそちらの補強は必要です。しかし、リフォームに際してビニールクロスを貼ったり、エアコンでの生活をする様でしたらやめることをご提案ください。土壁は乾燥に非常に弱く痛みも激しくなりますし、呼吸の出来ないものを張ると家はあっという間に悪くなります。とにかく通気性を良くする事を第一に考えたりフォームをお勧めします。 逆にいうと、現代の高気密高断熱の木質住宅は、寿命なんて20~30年もないですよ。内外の温度差や、湿度差によって劣化が激しく持ちません。 また、耐震性は考えると具合が悪くなると思います。日本家屋はもともと揺れには強いのですが、瓦がのっている限り、揺れると倒壊の恐れがあります。屋根はこの際鋼板やスレートに葺きかえると安全安心の住まいに生まれ変わると思います。
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- rakki
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築50年の比較的新しい?家で土壁を使ってあるということは、良質な日本家屋だと思います。 私は築90年の不良質な日本家屋を自分でリフォームしましたが、このような家でも手入れすればあと数十年、改修まで手を入れればもう百年くらいは使えそうです。 土壁を用いた日本家屋は「軸組み構造」になっているため、縦(柱)と横(梁)の組み付き部分で強度を出しています。 単独で強度を出しているのではなく、全体の軸組みで強度を分散するようになっています。 ですので、「半間の壁」は家の強度上必要なのではなく、間仕切りとして取り付けられている物と考えられます。 時代劇の広間を見るとわかりますが、襖だけで間仕切ってあります。立っているのは柱だけで壁は見当たらないと思います。 大工さんが大丈夫といったのなら大丈夫です。 ただし、現在の耐震基準に適合しているかということとは別問題ですので、リフォームする際には家全体としての耐震強度診断をしたほうが良いと思います。
2×4住宅なら話は別ですが、日本家屋(柱・梁構造)なら大丈夫です。 柱・梁で支えてある家にとって壁は自重を支える『構造体』ではないので、柱を抜かずに土壁だけ抜くのなら問題ないと思います。 まず無いとは思いますが、壁を落としたときに「筋交い」という斜めの補強材があった場合には除けててはいけません。 ですが、筋交いはほとんど外壁の補強として入っているので心配は無いと思いますよ。 以上、ご参考までにどうぞ・・m(__)m
補足
専門家の視点からご回答いただきまして、ありがとうございます。 本人に伝えたところ、とても感謝していました。アドバイスいただいたことに注意してリフォームするとのことです。 また、参考までに屋根を鋼板やスレートに葺きかえる場合の、費用の相場を教えていただけないでしょうか?1m2単位などで教えていただけると助かるのですが。