数学の問題というよりは「実質倍率」等の
意味や入試の制度が分かれば簡単だと思います。
出願した人数のが応募者数、
そのうち当日の試験に休んだ人を除いたのが受験人数です。
合格者数はいうまでもありませんが、
併願者がいるので、たいていの学校では
定員よりも多くの合格者を出します。
合格すればほぼすべての人が入学するような
進学校・難関校ならば、ほぼ「合格者数=定員」ですが、
併願のすべり止めでの受験者が多い学校だと、
「合格者数>定員」になります。
(併願に対しては定員の10倍ぐらいの合格者を出す
ところもあります。どうせほとんど来ないので…)
今回の場合は「応募者数」を実人数の500人として
考えるのか、あるいは、3回受験する応募者を
のべ人数でカウントして最大1500人と考えるかで
答えが異なってきます。
一般的には後者なので、後者で説明します。
受験(出願)は3回「まで」可能なので
500人全員が3回受験(出願)するわけではありません。
2回目以降はすでに合格した人や、
あきらめた人は減ってしまいますし、
逆に2回目3回目から出願する人もいるでしょう。
たとえば500人のうち200人が3回、あとの200人が2回、
あとの100人が1回受験すれば、
のべ受験(出願)人数は1100人になります。
今回は、出願して受験しないが100人いるとして、
のべ出願人数=1100人、
のべ受験人数=1000人と仮定して、計算してみます。
志願倍率…募集定員人数に対する出願者数。
今回の場合は、1100÷100=11倍
受験倍率…募集定員人数に対する実際に受験した人数。
今回の場合は、1000÷100=10倍。
実質倍率…合格者数に対する受験者数を指す。
定員100名に対して合格者数を200名出すとすれば、
今回の場合は、1000÷200=5倍。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ひとつの答を出すには問題の条件が足りないようですね、 それを仮定をつけて丁寧に説明して頂いたので考え方が理解できました。