市場外取引は不公正なのか?
ライブドアがニッポン放送の株を、時間外取引によって短時間に大量に取得したことから、政府・与党はやたらと急いで、時間外取引の規制に乗り出しているようです。
しかし、TOBを使わない時間外取引、あるいは広く市場外取引というのは、それほど不公正なものなのでしょうか?
我が国では、株式の譲渡は場所・価格・時間・数量・相手、全てが自由なのが大原則です。いわゆる閉鎖会社の場合でも、会社に譲渡の効力を対抗できないというだけであって、当事者間では売買毛役として完全に有効とされます。そして、我が国における株式会社の圧倒的多数は株式を証券取引所に上場しておらず、また会社の規模が一定以上であっても上場が強制されることもありません。つまり、我が国における株式取引は、市場外で行われることの方がむしろ多いと言えるでしょう。
そんな我が国にあって、たまたま株式を上場しているからといって、証券取引所を通さない、あるいはTOBによらない時間外取引が、そもそも不公正と言えるのでしょうか?私にはどうも不公正とは思えないのですが。
法律の知識ある皆さんのご意見はいかがでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。参考にさせていただきます。