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本の値段はなぜ税別なの?
食べ物・洋服などたいていのものは消費税込みの値段で表示されていますが、書籍はどうして税別で金額表示されているのでしょうか?しかも税込みでぴったりとした値段ではなく税込み1476円などと消費者側も売る側も1円玉を必要としてレジでも面倒です。税込みの値段で表示するようになってから何年もたつのになぜ今だにこういう状況なのでしょうか。
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商品の総額表示の義務化が決定した際に、出版業界は政府に対し、抗議・要望をしました。 http://www.jbpa.or.jp/zeisei-yobo.htm http://www.zenshoren.or.jp/siries/wadai/030324/030324.htm 理由は、カバーの交換やシール貼り等の必要が生じると、多大な負担を要するからです。 (出版物は、何年もかけて少しずつ売って行く物が多く、在庫もある程度抱えているので、他商品に比して、こうした場合の負担が大きくなる) これ以前にも、上記HPにも書かれていますが、消費税導入時(1989年)にそうした煩雑な作業と莫大な費用がかかり、絶版にせざるを得ない本が多数出たりした、という事がありました(ちなみに、知人のある出版社では、その年にやむなく全社員の給料を下げました)。 あの悪夢がまた繰り返されるのか、と業界挙げて総額表示反対となったわけです。 で、財務省との交渉の結果、書籍は基本的に、本の中に挟んであるスリップの「ボーズ部分」(つまり最上部)に総額表示すればOK、という所で落ち着いたわけです。 http://www.jbpa.or.jp/sougakuhyouji.htm また、書籍はよほどの事が無い限り、税抜き価格(本体価格)が途中で変更されることはありません。 したがって、税率3%の頃や消費税導入前に発売された書籍等は、特に「妙な価格設定」(?)になっている事が多いかと思われます。
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- tasogare32
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No.1の方のおっしゃる通りなのですが、その5%にアップの時に懲りて、現在では本体には奥付その他に一切価格表示はありませんね。以前は奥付に定価表記があることは当然だったのですが。 なお税込み価格は購入前に書籍本体に挟まれているスリップをご覧になると小さく書かれておりますので、それを見るとわかるようになっています。 税込みで端数のでないような定価設定にしてあることが多いですが、なかには定価の方がきりのよい数字で、税込みだと1円単位の端数が出るようなものもありますね。
- mukaiyama
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経緯については下の方のとおりかと思います。 ご質問の主旨は、総額表示を義務づけた H16年の改正消費税法との整合性を問うておられるのではないでしょうか。 財務省の HPによりますと、総額表示はあくまでも、小売店が不特定の消費者に価格を表示する場合に義務づけたものです。 書籍に印刷されている価格は、出版社の希望小売価格であって、小売店が表示しているわけではないので、総額表示でなくても良いようです。 いま、小売店がある本を特に売りたいとして、陳列棚に値札を付けたり、店頭に「○○販売中、△△円」と POPを掲げたりすれば、それらは税込表示でなければならないことになります。
- grindcore
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元々、消費税が始まった当初、本は税込表示でした。 「定価○○円(本体○○円)」と書いてありました。 ところが、1997年(年代違うかも)に消費税率が5%にアップしてしまいました。 そのときに、内税表示だった本は、カバーの総とっかえの必要が出てしまったのです。 そこで、その後に出版される本は現在の表示になったのです。 現在でも、雑誌は内税表示です。(何年も販売するものではないですから。)