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『トロイの木馬』の由来と文脈の中の意味を教えてください

樋口陽一著『比較の中の日本国憲法』で・・・P55(1979年:米ソ冷戦最中) 『ナチズムが「合法的に」権力を手に入れ、憲法そのものを破壊することが出来たのだという総括がおこなわれ、デモクラシーを用いてデモクラシーを破壊しようとする『トロイの木馬』(ファシズム?)から自己を防衛する「たたかうデモクラシー」が必要だ、・・・と同時に、東独コミュニズム(ベルリン壁前)の脅威と両方からの自己防衛・・』とあります・・ 『トロイの木馬』について具体的に教えてください。

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  • koon1600
  • ベストアンサー率51% (200/390)
回答No.2

トロイの木馬は、古代ギリシアの詩人であったホメロスの作であるとされる「イリアス」の中で出てきた木馬のことです。 トロイというのは現在のトルコ(小アジア)にあった都市で、トロヤとも呼ばれ19世紀末にシュリーマンによって発掘がなされ、実在が確認された都市です。紀元前1200年ごろが、トロイ戦争の題材となったと考えられています。 強固な城壁に攻めあぐねたギリシアは、いったん撤退を装い、そこに巨大な木馬を残したとされます。それに伏兵を潜ませていたのです。 それを戦利品として城内にもちかったトロイは、その伏兵により城内を焼き払われ、さらに城門からなだれ込んできた本隊に急襲、1日にして陥落したといわれています。そのときのギリシア側の英雄がアキレス腱で有名なアキレスとされています。 それを踏まえてトロイの木馬というのは内部崩壊を誘うものとか、スパイなどの獅子身中の虫といったような意味合いで使われます。 また、トロイの木馬といわれる種類のコンピューターウィルスもありますね。これはトロイの木馬のようにひそかにPC内に入り込んで中を破壊したりいじったりするプログラムということでそう呼ばれます。

301007
質問者

お礼

koon1600さん、ありがとうございます。 最近、表の顔と裏の顔と全く違う犯罪者が多いですね。。 これを取り締まる方法はないのでしょうか? 悪が蔓延ってる!(怒)

その他の回答 (5)

noname#122289
noname#122289
回答No.6

No.4です。補足します。 「トロイア戦争を語った叙事詩群」には代表的な『イーリアス』『オデュッセイアー』の他にマイナーな作品がありました。「ありました」と過去形にしたのは、文字にされたものが紀元前5世紀頃までは確かに残っていたことが資料からわかるのですがその後の歴史の中でわずかな断片の他は失われました。 ところで、前回の投稿は後で読み返してみれば横レスの上にずいぶんぶっきらぼうな文章です。 301007様、pyon1956様、また不愉快に思われた読者の皆様にもお詫び申し上げます。

301007
質問者

お礼

《文字にされたものが紀元前5世紀頃までは確かに残っていたことが・・》 そんな断片から色んなものを推測されるのですね。。感動です!

  • pyon1956
  • ベストアンサー率35% (484/1350)
回答No.5

#3です。#4を読んでいてあらら・・・・ んで手元にあるものを読み返してみてもいっかいあらら・・・・ たしかに「イーリアス」にはでてきませんね。すみません。 #4さんありがとう(横レスならぬ横感謝)。このあたりずいぶん前に読んでなんか変な覚え方をしていたようです。自信を持ってこたえてしまいました。 なお、考古学的事実については書いた通りです。

301007
質問者

お礼

pyon1956さん、OKって色んな専門の方が教えて下さるのでありがたいですね!

noname#122289
noname#122289
回答No.4

ご質問にある『トロイの木馬』は「良いものだと信じて取り込んでみたが、一旦内部に取り込むと破滅の原因として作動を始めるもの」というほどの意味だろうと思います。 「トロイの木馬」の話は古代ギリシャの叙事詩でも「小イーリアス」という作品に登場します。またホメーロスの「オデュッセイアー」第8巻ではオデュッセウスの回想の中で言及されます。さらに、ローマ時代に書かれたウェルギリウス作「アエネーイス」にも木馬の場面があります。 「イーリアス」全24巻中にはどこにも「木馬」の話は出てきません。それでもかなり多くの人がトロイの木馬の話は「イーリアス」のなかに登場するエピソードだと信じています。 木馬の話と同様、アキレウスの戦死もイーリアスでは語られません。 これらの挿話はトロイア戦争を語った叙事詩群の一部に登場しますが、「イーリアス」「オデュッセイア」のどちらにも含まれてはいないのです。 それでもここにかぎらず「トロイの木馬のエピソードはイーリアスに登場する」という虚偽の情報はあちこちで目にします。 何が原因かは知りませんが不正確な情報が反復されるうちに多くの人が真実と信じ込まされるような事例のひとつとして興味を引きました。

301007
質問者

補足

nakanonanakoさん、有難うございます。 《それでもここにかぎらず・・》 叙事詩(多分・・?、歴史を語り継ぐものでしょうか?) 《、「イーリアス」「オデュッセイア」》文字で記述としてはのこっていない、、口述を後世、記録したものに残っていたと言うことでしょうか?

  • pyon1956
  • ベストアンサー率35% (484/1350)
回答No.3

#2さんがおっしゃるように「イリアス」のなかの挿話です。 ただし、トロイが実在したのも確かですし、歴代(トロイは何度か壊れたり破壊されたり放棄されたりしたようです。そのため都市の地下に昔の都市の遺跡があり、さらにその地下に・・・というように層になっています)トロイ(トロイア・別名イリアス)の中で第7市Bというのが燃えた跡があって、どうも戦争で破壊された形跡がある、ということで一応トロイ戦争というのはあったということになっています。シュリーマンが発掘したのは第1市ですが。 ただ「イリアス」は何せ神様が出てくる話で、そもそも戦争の原因が女神様どうしの美人争い、ってのはもちろん真実ではありません。同様に木馬が発掘されたわけでもないので、この話はおそらく詩人(たち)の創作だろうといわれています。まあなかったという根拠もないですけどね。 で、意味は「内部からの破壊」「潜在する危険」というような感じですね。 この用例の場合、「民主主義の制度を利用して(多数決)」「民主主義そのものを破壊する」ことをこの木馬にたとえたのでしょうね。あまり良いたとえとは言えませんが・・・

301007
質問者

お礼

pyon1956さん、有難うございます。 《民主主義の制度を利用して(多数決)・・・》 恐いことです。国民が情報操作で、『烏合の輩』にされてしまうとこう言うことが起こり得る。。ってことでしょうか。。mmm・・ 『メディア』上のキャラクターに恋する人口も増えて来てる、、『生の』人間が選挙でも窺い知れない状態で投票しますものね。。 真実を知ってる人が、一般大衆に事実や真実を伝えようとする本当の“文化人”が少なくなり、反対に乗じる、利用する“占い”系の人がもてはやされてる・・

  • t_nojiri
  • ベストアンサー率28% (595/2071)
回答No.1

有名な歴史の話から来てます。 強固なトロイの城壁を攻め切れなかったギリシャ軍が策略で送ったのが有名なトロイの木馬(兵士入り)だったのです。 意味は、内部崩壊とか、スパイ的な使われ方が多いです。

参考URL:
http://www.jp-tr.com/icerik/efsane/truva.html
301007
質問者

お礼

t_nojiriさん、ありがとうございました。   お返事大変遅くなり申し訳ありません。 あんな大きな木馬が戦車として使われたのでしょうか? でも中から人が出てくるということは随分と重く、運ぶのも大変でしたでしょうね!

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