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離乳食を遅くあげるのが良いのですか?
最近良く「離乳食は遅くから(7~9ヶ月)あげたほうがいい」と耳にします。 しかし、自治体の4ヶ月健診では「5ヶ月になったら離乳食をはじめましょう」と言われますし、雑誌などでも5ヶ月を目安にと書いてあります。 ここでも「遅くはじめました」の書き込みを多く目にします。 上の子がアレルギー体質だったとか、自分がアレルギーがひどいとかならまだ分かりますが、 もしかしてアレルギーがあるかもしれない・・・ と言うだけで遅くあげることにメリットはあるのでしょうか? 私には神経過敏なのでは?としか思えません。 本当に離乳食を遅く始めるきちんとした理由があるのか ご存知の方は教えてください。
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簡単に言うなら 未消化のタンパク質が体に入ってくる頻度が上がれば上がる程、量が多ければ多い程、体が敵とみなしてアレルギーが発生する確率は高くなります。 それは「アレルギー体質」だけと関係している事ではありません。 未熟な赤ちゃんの腸は例えるなら、 風邪でピーピーの下痢をしている時の腸。 普段なら当たらない様なでも新鮮でない生サバを食べる様な物です。 (よほど腸の強い人でもなければ確実に当たりますよねぇ・・・) それを何度も繰り返せば、「アレルギー体質」でない人でもサバだけは食べられないサバアレルギー・・・という事になります。 離乳食ですから量も少ないですし、普段からよく食べる様な野菜や米等ですよね。 症状に気がつかない間にどんどんアレルギーを悪化させてしまう事にもなりかねません。 そして、普段良く食べる物だけにアレルギーが出てしまうと何年がかりで親子で大変です。 細かい話は・・・ですが、 ●生まれてきた赤ちゃんの腸は何でも吸収する性質があります。 (母乳に無駄な成分などないからです) で、その何でも吸収するフィルターのない腸は、 消化不十分な分子の大きなタンパク質が入ってきても体の中にそのまま取り込みます。 (一歳まで蜂蜜製品が駄目なのはこの理由からもわかりますよね) 大きい分子のタンパク質はバイキンと間違えられ「敵」とみなされやすい訳ですが、 赤ちゃん用○○だろうと、果汁だろうと「タンパク質」は入っています。 (初めは平気でも、体が「敵」とみなしたらアレルギーが発生します) 2ヶ月からOKと書かれていても、2ヶ月の子に毎日飲ませて実験した訳でもありません。 ●赤ちゃんの腸は成長するにつれて、何でも取り込む性質はなくなり、ザルの目の様に粗いフィルターも必要な物(十分に消化されたタンパク質)を上手く吸収できる様になります。 で、この腸の機能ができて来るのが※6~7ヶ月。 (アレルギー体質の子は普通の子よりも遅いと言われている) ●他に、食物アレルギーはIgAの分泌とも関係しています。 (初乳にたくさん含まれとても良いとされている成分) 一般に食物アレルギーの子の多くはIgAの分泌が少なく、腸の免疫が低いとされます。 IgAの分泌は、生後まもなくは『0』に近い状態ですが、徐々に増えて、生後7-8ヶ月頃から盛んに分泌されるようになります。(アレルギーっ子はやはり遅め、少なめ) ●消化機能も2歳位迄は腸が短くて、大人と同じとは言えません。 未消化なタンパク質が体に取り込まれる事でアレルギー症状やアレルギーが発生しますので注意です。(食物抗原強弱表でアレルギー度の強い物等は生であげない等、生のサバ・甲殻類で蕁麻疹が出て慌てて子供を抱えて病院に駆け込む親の多い事・・・) ちなみに、IgAの分泌は3、4歳時点で大人並に達し、それ以降はあまり増えません。腸の消化機能と合わせて考えると、気にせずに何でもあげられるのはその頃からの話になると思います。 世界的にもアレルギー人口が爆発的に増加中で、 それを危惧したWHOが「6ケ月未満の子に母乳・ミルク以外の物を与えない」 という指針を出した訳ですが、何の意味もなく「6ケ月」と決められた訳ではないです。 「神経過敏」「家の子は大丈夫」と思うなら「お好きにどうぞ」って話なのですが、日本は世界一とも言われるアレルギー大国ですので長いですが書かせて頂きました(^ ^;)
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- dundonian
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NO6さんと同じで、もうさんざん既出なので、遅く始めるメリットは書きませんが、一般的に離乳食開始時期にいる5ヶ月の息子がいる母親です。 実母からもそろそろ離乳食始めたら?と言われましたが、自分の意見をきちんと告げ、勝手にあげたら二度と実家に連れて行かない、と釘をさしておきました。(どうしてもおばあちゃん世代は暴走しがちなので)デメリットがあり、メリットがないと現段階で言われている以上、早く開始する意味がないからです。 確かに周りからは神経過敏と言われそうですね。でも知ったこっちゃないです。自分の子供ですし、できるだけ自分の選択した最善の方法で、子育てして行きたいと考えているからです。
お礼
一般にも「5ヶ月から離乳食」というのが常識として知られているので周りの理解は得られにくいかと思います。 私の周りで遅くから離乳食を始めた人は、 もちろん自分のやり方を信じているからでしょうが、 他の友人や私のやり方を批判します。 でも、細かい理由や説明などはしないのです。 とにかく遅いほうがいいに決まってる・・・という感じなのです。 それが一人二人ではないことから、質問させていただきました。 ありがとうございました。
- mamigori
- ベストアンサー率44% (1140/2586)
早期の離乳食開始によるデメリットは、皆さんが書かれているとおりですので省略します。 >では日本の食育に関することは遅れているのでしょうか? 多くの研究者が、デメリットを訴え、 母子手帳の見直しを厚生労働省に何度も申請を出しているそうです。 しかし、その返答は 「ベビーフード業界の落ち込みによって日本経済も落ち込む恐れがある」 「母子手帳の書き換えに膨大な費用がかかる」 事を理由に断られ続けているようです。 今年の夏頃、中京新聞(だったと思います?)にそんな記事が載っていました。
お礼
ありがとうございます。 日本という国は、ある一定の業界が衰退することは極力避けたい傾向がありますよね。 タバコとかはその代表かも知れませんが。
- tomom333
- ベストアンサー率22% (44/198)
NO1です。 日本の食育について、遅れているのかどうかは分かりませんが、世界保健機構(WHO)では、6ヶ月未満の乳児に母乳または人口乳以外のものを与えてはならない。と言っています。与えないほうが良い、のでなく与えてはならない、です。 保健士さんはあくまで保健士さんであって、それ専門の医者でもなければ研究者でもありません。 もし、どうしても気になるのであれば、勧められた保健士さんに聞いてみてはいかがでしょうか? なぜ、勧めるのかを。 アトピーについては、他の方も答えられていますが2ヶ月ではアトピーと診断されないはずです。 アトピーと診断するには、慢性湿疹が2ヶ月以上続いたとき。とされているからです。 保健士さんが言うこと、本に書いてあることがすべて正しいことではないと思います。 かと言って、離乳食を遅く始める、という事も本当に正しいのかは分かりません。私が研究したわけではありませんから。 ただ、色々な情報があるなかで、自分なりに勉強し、情報を整理し、自分の信じた育児をしていけばいいのだとおもいます。 それは神経過敏でもなんでもなく親の務めだと思います。 少し遅めの7ヶ月半から離乳食を始めた私の子供は1歳2ヶ月になりましたが、早くに離乳食を始めた友達の子と変わらぬ食生活をしています。 特にメリットと言えば、遅く始めた分親が楽でした。 離乳食を始めれば、添加物や農薬・・・など他にも心配はいくらでも出てきますから。 最後に。私自身そうなのですが、自分の目、耳で見たり聞いたりしたことのほうが納得できませんか? ネットで探せば、たくさんヒットしますよ。
お礼
私が一番不思議(納得がいかない)のは 遅くに離乳食を始めた人のすすめかたのスピードが速すぎないか?ということなのです。 短期間で離乳完了すれば母親としてはもちろん楽ですよね。 でも、液状のものから固形のものに変えていく期間が短すぎるのでは?と思います。 遅く始めたのなら、その分完了は遅くなるのでは・・・と思うのは単純でしょうか?
- hinasato
- ベストアンサー率26% (57/214)
いろいろと説があって悩むところだと思います。 私も非常に悩み倒しました。 母子手帳や育児書には3ヶ月から果汁、5ヶ月から離乳食をせっせとやるようかかれていますよね。 でも、母子手帳って何十年も見直されていないことをご存知ですか? 最近日本でも「早期から果汁や離乳食を開始するのは、戦後栄養の無かった時代に早くから果汁や離乳食で栄養を補う意味があった頃の名残」と言って1歳過ぎてからの離乳食をすすめるお医者様も増えてきています。なのに6~7ヶ月を過ぎた頃から保健所などで「離乳食はまだです」というと非常に驚かれ、「3ヶ月から果汁、5ヶ月から離乳食って母子手帳にも育児書にも書いてあるでしょう」と必ず言われます。 なぜこんなに言う事にバラつきがあるのかというと、日本国内においてまだ正式なデータがないため国としての方針を出せずに何十年も見直しが出来ていないのがその理由だそうです。あと離乳食で利益を出している人があまりに多い為、その産業自体を保護する必要もある、とか。 アレルギー以外のメリットと言えば腸内善玉菌が増えることもありますし、そもそも早くから始めること自体が未熟な赤ちゃんの胃腸にとっては好ましくないことなのです(それがアレルギーやアトピーの原因と言われてる)。日本でも江戸時代までは離乳食は1歳からというのが常識だったそうですよ。赤ちゃんの消化機能が完成するのは1歳を過ぎてからなので、それまでは母乳のみで育てるのが良いと言われています。 ・・などなど諸説は色々ありますがこれが正解!っていうのはないと思いますし、その子その子に合ったやり方と言うのもあると思います。お母さんが一番納得される方法で進められるのがお子様の将来に一番良い結果をもたらすと信じて頑張ってください。育児書とばかりにらめっこしないで、自分のお子様を見つめて育児されてくださいね。 長々とすみませんでした。
お礼
ありがとうございます。 個人的な理由はもちろん、国の対策としての遅れによるところも大きいようですね。 今の情報社会で情報が氾濫しているため、何が正しい(自分の中で)のか、どれを信じるべきなのか、 これからも勉強し続けていかなくてはならないなぁと考えさせられました。
- 2005yuki
- ベストアンサー率14% (7/49)
これは保健婦さんから聞いた話です。 病院などで早々に「離乳準備」として果汁などを始めることを勧めますが、これは病院に出入りしている業者のためだそうです。院内の看護士であれば、離乳食を早く勧めることは良くないということは分かっていながら、そうせざるを得ない状況になっているとのこと。母乳育児であれば、母親の食べ物によって母乳の味は変わっているので離乳準備も必要ないそうです。 赤ちゃんにも個人差がありますし、私はみんながみんなマニュアル通りに勧める必要もないと思っています。
お礼
>マニュアル通りに勧める必要もないと思っています。 そのとおりだと思います。
- chivi2000
- ベストアンサー率24% (7/29)
初めまして1才7ヶ月の娘を持つママです。 離乳食を遅く始めるメリット・・・とありますが私は逆だと思います。 離乳食を早く始めることにメリットはないんです。その代わりデメリットは沢山。 保健婦さんや本などの”5ヶ月を目安に”は昔のあまり栄養が良くなかった頃のなごりのようです。 粉ミルクも改善され、栄養状態の良い母親から出る母乳があれば赤ちゃんに他の栄養は必要ないんです。 質問者さんが最近「離乳食は遅く」を耳にされるのは、それがようやく見直されてきているんだと思います。 離乳食を遅く始めると赤ちゃんの準備(機能)ができているので勧めやすいという利点もあります。 特別な理由がないなら離乳食開始は6ヶ月過ぎてからで充分だと思います。 というか本来の開始時期はそれくらいなんじゃないでしょうか。 アトピーですが生後2ヶ月でアトピーとの診断は時期尚早かと思います。 他に色々な要因もあるようですし(妊娠時の母体の栄養など)
お礼
ありがとうございます。 早く始めすぎるのはもちろん良くないと私も思います。 それを数ヶ月遅れではじめることに意味がいるのかなぁと常々思っていたのです。
- tomom333
- ベストアンサー率22% (44/198)
皆さん、アレルギーがあるかもしれない。と思って離乳食を遅くしてるんではないですよ。 (中にはそういう方もいるとは思いますが)
お礼
ありがとうございます。 そういったことを推奨している人がちゃんといるんですね。 では日本の食育に関することは遅れているのでしょうか? 本当にそれがいいのならどうして保健婦さんはしつこく5ヶ月からの離乳食を勧めるのでしょうか? 離乳食を始める前の2ヶ月頃からアトピーの症状の出ている子を知っていますが、それはどうしてなんでしょう? なぞは深まるばかりです。
お礼
ほんの数ヶ月の差なのですね。 #1さんのURLでは「2歳半まで完全母乳オンリーで」というもので、ちょっと信じられなかったのですが、 6、7ヶ月からはじめるという理由が分かったような気がします。 ただでさえ少子化の時代、正しい研究などによって今よりさらに子供のためになるようなことが発見されればいいと思います。 ありがとうございました。