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施工業者が自殺してしまいました
築8年の実家のことです。両親と弟一家が住んでいます。いろいろな事情で、先月専門家に鑑定してもらったら、完全な欠陥住宅で、設計図どおりに建てられていないことがわかりました。 設計者と施工業者、鑑定家、実家の両親と弟が顔をあわせ、設計者と施工業者は非を認め、坪単価に見合った修理改修をする、という約束をしてくれました(きちんとした書類をつくる暇がなかったので、手書きの書類に必要事項を書いて、それぞれの印鑑を押し、仮の念書とした)。勿論費用は先方持ちです。 二回目の話し合いを年末のうちにもつことになっていて、日程も決めてありました。そのときにいろいろな取り決めの書類も作る予定だったのですが、その施工業者が、今週はじめに自殺してしまいました。 はっきりした理由はわかりませんが、実家の問題が関係していることは、間違いないことに思えます。 家族は早速弁護士に相談しましたが、今相手を刺激して、遺族に財産の放棄をされると完全にこちらの不利になるので、相手の落ち着くのを静観して待ち、そのあと少しずつ、保障の話をしたほうが良いのではないか、と言われました。自殺した施工業者は地元では良心的な大工、と言われている人らしく、何故そんな人が不正ともいえる工事をしたのか家族は理解に苦しんでいます。 払ったお金がどこへ流れたのか、誰が潤ったのか、そういうことを追求しても、仕方ないので、今は、きちんとした補修改修をしてもらいたいだけなのですが、万一の場合それさえ出来なくなり、良くて二重ローン、悪くすれば、実家の家族は家を失いかねません。 弁護士の言うとおり、今は静観するしかないのでしょうか。ほかに何か調べるべきことや、やっておくべきことがあったら教えて下さい。よろしくお願いします。
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弁護士は専門分野が分かれているので不得意な分野は頼りになりません、欠陥住宅訴訟専門の弁護士事務所に相談したほうがいいでしょうね。遺産相続すると「負の遺産」も相続することになるので賠償責任も相続されると思いますが。しかし工務店を清算するなど全てが相続されない場合があるかもしれません。専門家に相談しましょう「弁護士」資格だけではオールマイティーな対処は難しいと思いますよ。
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- walkingdic
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とりあえずは弁護士の通りにして下さい。 最低3ヶ月、そして遺族の方が相続放棄までの延長手続き(6ヶ月更に延長可能)がされていないことを確認するまでは派手な動きは避けた方がよいでしょう。 遺族の方がこのトラブルをご存じであるのは悪い話しではありません。 全く知らなかったという場合だと、ご質問者の債権の存在を知ったときから3ヶ月となる場合があるので、知っていたがそこまで思い至らなくて放置してくれるのが一番よいストーリーです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 実は23日に業者と設計士との話し合いを持つ予定でした。でもそういうわけで24,25日が通夜と葬儀になってしまい、先方も大変でしょうが私の家族も大変な年末になりました。 設計士が間に入って調整をしてくれていますが、葬儀が済んだら、「話を聞きたい」と施工業者の奥さんと息子さん(跡は継いでいない)が言っているそうです。どんな話を聞きたいのか、まだわからないのですが、実家の家族はとにかく相手の出方を待とう、と思っているようです。 でも、「思い至らなくて放置」してくれるものでしょうか?ごめんなさい。仰っていただいたことを疑うのではなく、そんな風にこちらに都合の良い嬉しいこと、相手も全財産がかかっている必死なときに、そんな間抜けなことがあるだろうか、と思ってしまうのです。そう思うのは、勿論「是非そうあってほしい」という切なる希望があってのことなのですが。 施工業者がひとりで(?)勝手にしでかした不正で(詳細は不明ですが誰かが確実に不正を働いています)あとに残された生活力のない奥さんが財産をなくすのも気の毒だとは思うし、私の家族が何の落ち度もなく一文無しになるのもいたたまれないことです。 でも「債権の存在を知ったときから」というお話を伺えたことは大収穫です。本当にありがとうございました。
補足
先日はご回答ありがとうございました。合計で4件のお答えをいただきました。皆さんそれぞれにとても参考になり、かつ有難く思っております。皆さんのお答えにポイントをお付けしたい気持ちは山々なのですが、それも出来ず、だからと言って何方にもお付けしないのもなんだか気がとがめまして、ご回答の順番に、ポイントを付けさせていただくことをお知らせします。 実家はまだそのままで、これから大詰めの交渉が待っています。私も家族も落ち着かない日々を過ごしていますが、前向きにやって行こうと思っています。ありがとうございました。
- MagMag40
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私も弁護士の言われるとおりと考えます。 元金融機関で債権回収業務をやった経験のある建築士としてアドバイスさせていただきます。 相続放棄の出来る期間は、相続人が被相続人の死亡を知ってから3ヶ月以内のため、この期間はとにかく何もしないことです。 この期間に波風をたてると、資産家でも無い限りは相続放棄されてしまう可能性があります。 そうなると賠償請求も出来なくなりますので、この期間には遺族に故人の債務の存在について、全く悟られないようにしておくことが必要です。 3ヶ月を過ぎて放棄が不可能となってからしっかりと請求すれば良いでしょう。 今のうちにあなたにとって有利な証拠を整理しておくと良いと思います。
お礼
アドバイスありがとうございます。相続放棄されることが私たちにとっても一番怖いことなのですが、先方は債務について、既に知っていると思われます。 というのも、実家は四千万近くかけて建てた家ですが、実質その何分の一かのお金で建てたものとわかったのです。土台のボルト(というのでしょうか)が一本も締まっていなくて、壁もぺらぺら、断熱材も入っていない、こちらにわからない影の部分はごみだらけ、おまけにあきらかに傾いていて、中越地震の仮設住宅並みとのありがたくないお墨付きを貰ってしまった代物なのです(鑑定してくださった方による)。坪単価は当初70万くらい、との話でしたが、完全に嘘でした。そのことはこちらにも(相手には最初から)わかっており、こちらが正当な改修を望んだだけで2,3千万のお金は楽にかかるだろうことは自明のことです。相手は町の大工さんですから(有限会社)資産家ではないと思いますので、相続放棄されるかも知れないと恐れています。
補足
先日はご回答ありがとうございました。合計で4件のお答えをいただきました。皆さんそれぞれにとても参考になり、かつ有難く思っております。皆さんのお答えにポイントをお付けしたい気持ちは山々なのですが、それも出来ず、だからと言って何方にもお付けしないのもなんだか気がとがめまして、ご回答の順番に、ポイントを付けさせていただくことをお知らせします。 実家はまだそのままで、これから大詰めの交渉が待っています。私も家族も落ち着かない日々を過ごしていますが、前向きにやって行こうと思っています。ありがとうございました。
工事管理者は設計士の兼任でしょうか。 設計どうりに建てているか、手抜きは無いか建主に代って監視するのが管理者の役目です、 施工業者だけの責任でなく、工事管理者の責任のほうが大きいと思います。 最悪の場合工事管理者に全額請求しましょう。 その辺は弁護士さんも考えてあると思いますが。
お礼
工事監理者は設計士の兼任だと思います。今になってわかるのですが、多分、設計図だけ引いて、あとは何の監理もせず、最終的な点検のようなものもしなかった、と思います。勿論書類上の責任者は(こうなったら実質も、でしょうか)監理者である設計士になると思うのですが、このことが発覚するまで、設計士は何も知らなかったのだと思います。悪意のない、ただの無責任設計士だったと思うのです。だからものすごく慌てて、というより呆然としてました。今は遺族に保障をするようその設計士も働いてくれていますが、「あなたも一緒に保障するのよ」ということは、どこかできちんと話したほうが良いのですね(言わなくてもわかるのが彼らの常識でしょうか)。アドバイスとご指摘ありがとうございました。
お礼
仰るとおりだと思いました。私はその弁護士がどういう分野を得意とする人なのか知らないのですが、施工業者とも設計者とも知り合い、ということはわかっています(勿論うちの両親ともです)。狭い世界で起こったことなので、人間関係も絡み合っています。 早速実家に連絡して、欠陥住宅の問題に詳しい弁護士をさがしてみたほうが良い、と申しました。 家族は最悪の場合も考えていて、住めないあばら家と売るに売れない土地だけ抱えてはだかで放り出される夢をみるそうです。 ありがとうございました。