今日の論文のテストで使った回答ですが(^_^;)、よろしければ。
(1)
今日までコンピュータは凄まじい勢いで成長し続けてきて、その性能は5年前と比べてみても驚くべきものがあり、また、これからも進化し続けていくだろう。
そのコンピュータの使用方法は高度な計算、情報の伝達・収集などがあり、そのどれをとってみてもコンピュータを使用する者とそうでないものの間には作業の効率という点でかなりの差がある。また、効率以外にも、コンピュータにしかできない事も存在し、いわゆるデジタルディバイドはこれからさらに進む事が予想できる。
これまでは、貧富の差からくるデジタルディバイドが考えられてきた。それはGNPの低い国など、比較的貧しい国でおこりがちな事であり、もちろんそれも問題であるが、デジタルディバイドの危険性は先進国の「中」にも存在するのである。つまり、いくらコンピュータを持っていても、その使い方が分からないのでは持っていないのと同じであり、高年齢化を迎える、日本を含め世界各国では、高年齢者などのデジタルに慣れていない人と使いこなす人との間にはかなりのギャップが生まれてしまうのである。
(2)
では、前記の様な状況に陥らないためにはどうすべきか。アプローチは二つがあると考える。
一つはコンピュータを人間に近付けるという方法である。今、コンピュータは完全に我々の意志のみで操作しているが、操作する側の状況を考え、自ら操作する様な機構、つまり人工知能的なOSが必要であり、それを活かし切るのはこれまでのインターフェース、GUIだけではなかなか難しくなってくる。よって、音声や感覚といった、普段我々が人間に接する様な方法も用いて、コンピュータを「個人秘書」にすらできる様な技術が必要なのであり、そのためには言語処理、音声処理、人工知能などの技術のさらなる発展が必要である。
二つ目は、人間をコンピュータに近付ける事である。現在、小学校から高等学校までコンピュータ利用の教育に力を入れつつあるが、その現状は単位を選択をしたもののみに行うといった機構からもうかがえる様に、非常に軟弱である。これからは、全員に平等に、きちんとしたカリキュラムをもって行っていくべきである。
お礼
大変参考になる意見をありがとうございます。 特に、(2)のコンピュータを人間に近づける。 そのために言語処理・音声処理・人工知能などの コンピュータの技術の発展が必要という回答は 確かにそのとおりで、 面白い意見だと感じました。 もうしばらく質問を続けるので、 また何か意見等ありましたら、 よろしくお願い致します。