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過電流継電器の動作時間
6.6kV高圧受配電設備の更新を計画しています。 その中で保護協調の検討を行っているのですが、施主より過電流継電器の動作時間を設計図に記載するよう指示があったのですが、動作時間を知る為に何が必要でどのようにすれば導き出せるかさっぱり分かりません。どなたか初歩的なところから教えてくれませんか?
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>動作時間を知る為に何が必要でどのようにすれば導き出せるかさっぱり分かりません。 1.事故電流の算定 過電流継電器が保護する回路での、 1)直近での短絡電流(三相、単相) 2)遠方(末端)での短絡電流(三相、単相) 3)過負荷が発生しそうな負荷機器の過電流(工場では高圧電動機がありますが、市中では想定が不要か) 2.CT二次側での電流算出 前項の各電流での、CTレイショで算出 3.保護継電器の動作特性の確認 両対数グラフ(ログシート)横軸に電流値、縦軸に時間にして 継電器の設定値における動作特性カーブをプロットして、 前項での事故電流値での時間を見つけます。 4.事故電流と保護継電器動作時間と機器保護の確認 前3項で、保護出来ない場合は、保護継電器の設定を変えるか、 保護対象機やケーブルの仕様を変えるかして、 事故電流の算定と保護継電器の動作確認を繰り返します。 (保護協調の設計・検討) また上位遮断器・下位遮断機との協調も同時に検討します。 ここで得られた時間が、保護継電器の動作時間です。 (単純に、保護継電器の動作時間と言うならば 「保護継電器の動作特性表」を見ると分かりますが、 設計となると、私が回答した内容と思います。) *ただ、保護対象機(ケーブル)のストレス時間(遮断時間)は 保護継電器の動作時間に保護システムの動作遅れ時間を考慮する 必要があります。 (私の勤務先の内規では、余裕時間をみて「0.1秒」としています) **万一、上記の事が理解出来ないならば、身近の分かる人に 教えを請うたほうが安全ですよ。 少し理解した上で、専門書を読まれ、学習するのがよろしい。
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- Piazzolla
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過電流継電器(OCR)の動作時間を知る方法として、 (1)自分で測定する しかし、OCRテスタは、高価なものなので、OCRとOCRテスターを持っていなければ不可能。 http://www.akihabara.co.jp/soukou/seihin/se_1/ocr-25ck.htm (2)継電器本体に書いてある特性を見る OCRに特性グラフが表示されているので、それを写し取る。 【誘導型の例】 http://www.ne.jp/asahi/denki/ponpon/wakaba/kikisousa/ocr1.jpg 緑の丸の左下にグラフがあります。 【静止形の例】 http://www.taiwadenki.co.jp/ry/hry/kouatsu.html 一番下と、下から二番目の写真で、本体の左側に特性があります。 (3)カタログで調べる。 http://www.fujielectric.co.jp/fcs/jpn/edc/catalog/dc10/pdf/q/dc10q7.pdf 6ページ目(一番下) ●以下参考です。 保護協調の例(17ページ目) http://www.fa.omron.co.jp/data_pdf/cat/k2ca-d_1.pdf 過電流継電器の参考資料 http://www.soukou.co.jp/gijyutuocr.HTM 設計の専門家ではないので、的外れでしたら、すみません。。。
お礼
どうも有り難うございます。教えて頂いた資料をとにかく読んで検討します。
お礼
助かりました。分からない部分は上司などにも聞くようにします。有り難うございました。