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硝酸をアンモニアする実験(電気分解)について
電気分解で 硝酸をアンモニアにしようとしています。 実験をしてて気づいたのですが、 電気をかけると、 陽極側からは直ぐに酸素が出てきますが、 陰極側は、数分経ってから水素が出てきます。 そしてアルカリ側になると 電極が見えなくなるくらい大量の水素が発生します。 なぜ、このようにガスの発生に時間差が生まれるのですか? また、アルカリ側で水素が異常なほど大量に出てくるのはどうしてですか?このように水素が大量に発生しているときは、硝酸はアンモニアになってなく、ただの水の電気分解だとは思うのですが。 宜しくお願いします。
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まず,目的の実験は困難だと思います.硝酸イオンの還元はかなり大きな過電圧が必要で,しかも生成物がアンモニアになる割合は低いでしょう.電流のほとんどは水の電気分解に使われるだけです. 電圧がどのくらいかにもよるでしょうが,最初に水素が発生しない最大の理由は溶存酸素の存在でしょう.水素発生より酸素還元の方が容易に起こるので,最初は酸素還元に電流が使われ,水素発生には使われていないのだと思います.数分というのが妥当かどうかは判断できませんが,溶存酸素濃度がある程度低下してきて,そこで水素が発生してくるのでしょう.
お礼
硝酸をアンモニアにする実験は、 本当に難しいですね。 この時間差は溶存酸素のせいだということが分かり、 納得しました。 有難う御座いました。