Gです。 私にも書かせてくださいね。
方を単に動きの流れとして教えるられるのであれば、実践的な状況では無理です。 まず、体が反応しません。 この反応と言うものへの訓練がまったくされていないからです。
攻撃の角度を無視していますね。 左右前後360度、上下360度あるのです。 それを無視した型の教え方では筋肉が動きません。 20も30もある筋肉が腕を動かしているのです。 ある一定の動きだけを何回も何回もやればその方向に必要な筋肉だけがトーンアップされます。 (強い筋肉と言うことでは決してありません)。 それではだめなのです。
これは、右手と左の動きを見ればすぐ分かりますね。 方をやっている方どんな攻撃でも大丈夫だと言う人に大きなソフトボールを投げてもらってください。 利き手と同じようには投げられません。 もちろん命中率もかなり低くなります。 あの大きなボールに対しどれだけの各指の力を加減し、55-60もの腕の筋肉をコントロールできると言うのでしょう。 無理なんです。
しかし、実践と言うものをいろいろな名目で避けている合気道のほとんどの先生は教えることが出来ないのです。
スパーリング・組み手でさえ、実際の暴漢の攻撃に使えるものではありません。 あまりにも攻撃と言うものを甘く見すぎだからなんです。
しかし型と言うものの裏表を知り、型を使って教えることは出来ます。 そのために型を習う、と言っても過言ではないのです。 型どおりに動ければそれで次の型を習おうというものでは決してないのです。 型を「甘く見ている」と言うことでもあります。
攻撃を甘く見、型を甘く見ていては実際に使えるわけはないのです。
空手にも型はあります。 私の伝統流派では型を非常に重要視します。 型無しでは空手は教えられないとまで言います。 しかし、型の動きを覚えるのは丁度級を進んで段に入っていく行程とよく似ています。 型の動きだけを習って黒帯になった! ではそれこそ幼稚園の優等生に過ぎないということなのです。 実力のない黒帯が「製造されていく」だけなわけです。
と言うことで合気道が欠点を持っている、と言うことではなく、ちゃんとした合気道を習わなくては欠点を身につけたことになる、と私は言いたいのです。 ちゃんとした合気道はそれを教える先生しだいと言うことでもあります。
いつまでも素人攻撃からの防御をシナリオどおりに演舞会で見せていては見る目を持っている人にはおふざけとしか見えないと言う人がいるわけです。
いつになったら道場破りを受けてたつ先生が出てくるのでしょうか。
過激すぎますか? まさか!ですよね。
もっともっと現実的な昔なりの合気道・柔術を教えられる先生が生まれてくることを切に願っている私です。
これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。