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NMRについて

 こんにちは。NMR関係のことで教えてほしいことがあります。 「しゃへい定数と化学シフトにはどのような関係があるか」がわかるかたいらっしゃいますでしょうか? あと「H-NMRの吸収エネルギーの大きさ(1モルあたり)」の求めかたもできれば教えていただきたいです。

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  • KENZOU
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回答No.2

外部から磁場H0をかけたとします。例えば水素原子を取り上げましょう。水素原子核(プロトン)の核スピンは1/2ですから,外部磁場によってエネルギー準位のギャップ△E(共鳴エネルギー)は△E=hν=2μH0となります。この△Eに相当するマイクロ波のエネルギー(hν)の吸収(共鳴)を測定するのが核磁気共鳴ということはよくご存知のことと思います。ここで注意すべきは,実は核は外部磁場Hの強さをそのまま感じてはいないのです。というのは,核の周りにいる電子は,磁場がかかるとそれを打ち消す方向に誘起磁場(H’)を発生させますから(←電磁気学のテキスト参照),結局核が感じる磁場(H)は外部磁場の強さから誘起磁場の強さを差し引いたもの(H=H0-H’)ということになります。この誘起磁場の強さは外部磁場の強さと比例関係にあります(H’=σH0)。この比例定数σを外部磁場の強さを遮蔽するという意味で遮蔽定数と呼んでいます。したがって上式の△Eは厳密には△E=2μ(1-σ)H0となります。 また,(1-σ)H0と共鳴磁場と呼びます。 ところで核の周りの電子の分布は物質の構造によって異なっていますね。したがって遮蔽定数も異なり,共鳴磁場も異なってきます。共鳴磁場が異なることにより共鳴マイクロ波のνがシフトしますが,このシフトをケミカルシフトと呼んでいます。詳しくは参考URLを覗いてみてください。

参考URL:
http://www.ge.kanazawa-u.ac.jp/~kunimoto/kougi/seminar_2004/zemi_okumura.pdf
mayuka0531
質問者

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その他の回答 (1)

noname#62864
noname#62864
回答No.1

遮蔽が大きくなるほど原子核に到達する外部磁場は弱くなり、化学シフトは高磁場側(δの小さくなる側)にシフトする。 エネルギーはhν:hはPlank定数,νは振動数。 νについては1Hの共鳴周波数**MHzを用いればよいのでは?

mayuka0531
質問者

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