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トルクコンバータのパワーロスについて教えて下さい
素人なので質問内容の表現に間違いがあったご容赦下さい。 オートマチック車で使用されるトルクコンバータが、どれくらいパワーロスに違いがあるか教えて下さい。 特に、最近はトラックでもオートマチック車がありますよね。その辺の違いが知りたいのです。 もちろん、車種によって違うのでしょうからケースバイケースなのでしょうが、一般論でも構いませんし、理論上の計算式があるのならそれでも構いません。よろしくお願いします。
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こんにちは。トルクコンバーターはポンプ、ステータ、タービンで基本的には構成されています。あんまり難しく考えないで、いきましょう。 ポンプにあたる部分はいわゆるエンジンの回転です。フライホイールにあたる部分ですね(ドライブプレート)。これが繋がっています。 タービンに当たる部分はミッションのメインシャフトに繋がっています。マニュアルでいうと、クラッチと繋がっていると思うと簡単です。 ステーターは整流させる(効率を上げる)道具だと思ってください。 トルクの増幅率はエンジンの発生トルクとタービンに発生したトルクの比で表します。一般的にトルク比と呼んでいます。 トルク比=タービントルク/ポンプトルク です。ですから、トルク比が1.5と言えば、エンジンの発生トルクを1.5倍にしてミッションのメインシャフトを回します。一般的にはトルク比が1.5~2.5のトルクコンバーターが使われているようです。この数字が高ければ高いほど乗りやすくなります。 トルク比に対して速度比という言葉も良く使われています。 速度比=タービン回転数/ポンプ回転数 です。 なんのこっちゃってなりますか?え~と特性だと思ってください。 エンジンの回転数に対してミッションが回っていないととても力がでる。トルク(力)コンバーター(増幅)と言う名前はここからですね。タービンの発生トルクを増大させる為、MT車でシフトダウンしたと同じことが起こっているのです。 また速度比がもっとも小さいとき(タービンが停止している=ミッションが回転していない=タイヤが回転していない)もっともトルク増幅率が大きく、このときのトルクを「ストールトルク」と言います。 これを踏まえて、伝達効率が加味されます。 伝達効率=出力馬力/入力馬力×100% です。 トルコン内ではフリュード(ATオイル)がぐるぐる循環しているのですが、ポンプとタービンの間にある羽(ステータ)の角度が同じであるのにフリュードの流れはポンプとタービンの速度比によって異なってきます。 つまり、伝達効率はストールポイントで0%であり、速度比が増すにしたがって上昇し、コンバーターレンジではクラッチポイントより少し小さい速度比で最大になり、カップリングレンジでは速度比に応じて直線的に上昇します。 しかし、伝達効率は100%に構造上なりません。これはポンプとタービンに回転差がないとフリュード(オイル)の流れが生じず動力を伝達できない為で、この回転差はトルコン内でオイルの摩擦や衝突による温度上昇を招きます。ここにAT車がMT車に比べて一般的に燃費が悪いと言われる要因が潜んでいます。ロックアップ機能はこの問題に対して対策された機構ですね。 解り図らいかもしれませんが、特性を知る上でトルク比と伝達効率が相反するものだと言うことですね。最初に考えた人は凄いと思います。 ご参考までに・・・
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- nekoppe
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2~3%です。実際の使用ではトルクをコンバート(増幅)する程ロスが増えるので、発進と変速だけトルコンを使って、後はロックアップをする方法がとられています。軽で燃費の良いライフは2~4速がロックアップになっていますが、軽や小型車にはロックアップがなかったり、4速のみロックアップの車もあります。ロックアップ率が高くなる郊外や高速では燃費でMT車に勝る場合もあります。 ついでにCVTのロスは10%位です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 0と言うことは絶対あり得ないわけで、2~3%くらいはやっぱりあるんですね。
- hirokazu5
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トルクコンバーターという専門用語をご存知ならば、それでググるのが早道です。 「トルクコンバーター 圧力損失(または圧損)」あたりでどうぞ。
お礼
あり後藤ございます。確かにWEB上の情報量は豊富ですからね。もちろん、その辺でのチェックもさせていただきます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 伝達効率=出力馬力/入力馬力×100%がポイントのようですね。 燃費対策 => ロックアップ機能 勉強になりました。 ATも進化しているんですね