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みなさんの意見を聞かせて下さい。(長文です)
(友人からの依頼です。長文ですが、どうぞお付き合い下さい)今月1日、友人の父が背中の激痛を訴え救急車で最寄りの大学病院に運ばれました。診断は解離性大動脈瘤。血圧も安定しており内科的処置で1週間の絶対安静と言う事で入院することになりました。意識もハッキリしており、看護師に『ここに、家族全員居るんだよ』と話しもできていました。2日、友人が病院へ行くと良く眠っていました。看護師から、昨夜起き上がる等の行動があったため、安静を保つため鎮静剤を投与との、説明を受けました。父は時折目を覚ましましたが、ロレツがまわらない感じでした。3日、前日同様よく眠り、時々目を覚ましては起きようとしていました。話す言葉も寝ぼけた感じでしたが、ハッキリした瞬間もありました。起き上がろうとするため、再度鎮静剤投与。4日AM3:00頃心肺停止。蘇生処置を施され一命を取り留めましたが、CTの結果は異常なし。脳の異常も動脈瘤の破裂も認められず、心肺停止の原因不明との説明を受けました。呼吸器を付け意識も戻りませんでした。現在に至るまでの間、内科医の立ち話で『普段から無呼吸の症状が有ったのかもしれませんね…それで薬(鎮静剤)が効き過ぎて…』と、心肺停止~意識不明の原因はそこなのか?と思わせるような言葉を耳にしました。友人の父は、高血圧・肥満・無呼吸症候群の症状が有りました。鎮静剤を投与するにあたって、無呼吸の有無、鎮静剤投与に伴う副作用及び合併症の説明はされませんでした。ここまでの話で、皆さんはどう思われますか?医学の知識も無く、身近に相談できる人もおりません。とは言え、鎮静剤投与後の急変、どうにもふにおちません。医療事故・ミス・過誤…と考えるのは、安直で大変デリケートな問題かとは思いますが、この先どう行動するべきか…多くの方の意見・アドバイスを頂ければ幸いです。
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>ただ、いくつか恐れのあると挙げて頂いた病気等は、血液検査やレントゲン、CT等で把握できないものなのでしょうか。 何一つ見ずして外野から可能性を指摘しただけのことです。信頼には足りません。患者さんを直に診ている医師の言うことが大切です。ただし、何らかの疑念をお持ちのようなので、第三者としてアドバイスすると、おそらくバイタル(全身状態)が安定しておらず、検査といっても濃密なことはできないのかもしれません。また、本当に不明なのかもしれません。「不明である」ということは、医療界に身をおくものとしては何ら珍しいことではなく、また不明であるとはっきりおっしゃる人には、よほど変な人でない限り信頼できることが多いです。 >レントゲンやCTでは異常なしと言う診断を頂いているのに、改めて主治医に「こういった可能性はないのか?」と質問するのはおこがましくて聞けないもので…。 ぜんぜんおこがましくないですよ。主治医に時間があるときに(おそらく他の重症患者さんも同時に受け持っているでしょうから、そこは配慮してあげて)じっくりと説明を受けてください。
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- pathology
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>意識回復を計るために、鎮静剤の投与を止めると、呼吸困難が生じ、再び投与…と繰り返しが続いています。 鎮静剤の投与を中止→呼吸困難 ということだけではよくわからないのですが、勝手に推測を入れると、 気管内挿管を施行して鎮静剤を点滴して眠らせながら人工呼吸器を用いる状態から、自発呼吸を試みると十分な酸素飽和度が得られない、ということでしょうか。 >現在も意識が無く、熱が出たり浮腫みが酷い状態です。 浮腫ということは腎機能が低下しているようです。全身の循環不全によるものか、心肺停止の際に、腎に虚血が生じて腎臓自体に障害があったようです。 熱は、大動脈解離の部分に遷延する感染があったためかもしれませんし、心肺停止に続いた多臓器の障害(たとえば、消化管など外界と接する部分から血液中へと感染源が侵入する)を契機に敗血症を引き起こしたかもしれません。また肺炎の可能性もあります。 さぞやお辛いことと推察申し上げますが、医療関係者から見て典型的な経過に感じられます。 私も頑強な方ではなく患者さんになったつもりで考えると、 (1)なぜ心肺停止が起きたのか (2)心肺停止が起きてからもっと早く処置をしてくれれば、もっと良く回復したのではないか? (3)今の状態はどうなっているのか? 回復の手立てはあるのか? と医師に詰め寄ってしまいそうです。 (1)は既に述べたように、患者さんの病気としての必然的な経過であるか、よしんば鎮静剤の影響によるものだとしても、これ自体も医師の悪意や過失というより運命(患者さんにとって避けられない経過)と思われます。 (2)心肺停止が十分なスタッフ(腕のよい医師と看護師)の「すぐ目の前」で起きたとしても、必ず助かるとは限りません。死亡されることもありますし、命を取り留めても十分な回復が得られないこともあります。 心肺停止から2分もすると救命率が急速に低下しはじめ、5分を過ぎれば2割を切ります。このデータには、事故による若い方の外傷なども含まれており、持病があって悪化したことによる心肺停止の場合、救命率も猶予時間も厳しくなります。健康な人でも1分も息を止めていたらどんなに苦しいことでしょうか? 救命できたということは、必要十分なモニター(監視)下にあって、急変に対して適確に対処できた、と推測されます。 (3)これも前回申し上げたように、「生命の神秘」のベールに包まれて明確な説明はできないでしょう。ただ、今回、上で述べたように、個々の症状に対応する臓器の状態や対処法について主治医は何らかの解釈をしながら治療していますので、その範囲なら話してくださるはずです。 患者さんは勿論のこと周りの方々もお大事になさってください。
補足
前回同様、詳しくご説明頂き、ありがとうございます。友人に知らせたところ…『そうですね、心肺停止してからの処置に関しては、蘇生処置に当たった先生や看護婦さんに感謝しなければならないのですね…。ただ、いくつか恐れのあると挙げて頂いた病気等は、血液検査やレントゲン、CT等で把握できないものなのでしょうか。レントゲンやCTでは異常なしと言う診断を頂いているのに、改めて主治医に「こういった可能性はないのか?」と質問するのはおこがましくて聞けないもので…。しかしながら、家族の立場で悲観的になり過ぎていたところがあった事を改めて気付かせて頂きました。もっと先生方を信じて、良い方向へ向かうようにお願いするしか有りませんね…。』との事でした。お時間がございましたら、再度アドバイス頂ければ、幸いです。
- pathology
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ありとあらゆる可能性がありますが、心肺脳のどれかから機能不全を起こしたと推測されます。 心ならば虚血性心疾患、不整脈など 肺ならば肺炎(誤嚥性肺炎など)、気道閉塞(嚥下物、分泌粘液など)、肺塞栓・・・ 脳ならば脳梗塞、脳出血など 全てが正常(完全に異常がないの)であれば、薬の副作用も考えなくてはなりません。 大動脈解離の発生部位によっては、脳への動脈に塞栓が生じた可能性もあります。もちろん大動脈解離そのもの自体が原因ではなく、背景にある高血圧・肥満から、おそらく動脈硬化は必発であり、どこからでも血栓・塞栓症を急速に発生する可能性があります。また、「安静」だけでも血栓が生じやすくなります(飛行機のエコノミークラス症候群がよく報道されています)。 (1)起き上がる等の行動 (2)安静を保つため鎮静剤を投与 (3)ロレツがまわらない感じ (4)寝ぼけた感じでしたが、ハッキリした瞬間もあり (5)再度鎮静剤 この経緯からは、一過性の脳虚血あるいは(微小)脳梗塞があっても鎮静剤の作用に隠れてしまい、把握しにくいですが、脳が原因の可能性も感じられます。 患者さんを拝見していないのであくまで一般論ですが、 ・鎮静剤を投与しない→安静を維持できない→大動脈解離からの出血、大動脈破裂 ・鎮静剤を投与する→今回の経緯 のような望まれない転帰をとられることは、不自然なこととは感じられません。そのようなケースを数多く拝見してきた者からすると、「腑に落ちない」ことはないのですが、患者さん側から見ると、そう簡単には御理解いただけないかもしれません。ともかく主治医の先生から納得いくまで話を訊いてみて下さい。 ただし、「人間が生きていること」、「病気になり、どのような原理で進行したか」などは神秘の領域であり、故障した機械の検査・修理のごとく、何もかも明確に説明できるわけではありません。
補足
大変わかりやすいご回答、感謝いたします。現在、友人の父は、MRI検査は出来ず、CT、レントゲンの検査しか出来ない状態らしいのです。結果、脳や身体に意識障害をもたらす原因が見当たらないとの説明を受けました。現在も意識が無く、熱が出たり浮腫みが酷い状態です。意識回復を計るために、鎮静剤の投与を止めると、呼吸困難が生じ、再び投与…と繰り返しが続いています。主治医にも、これ以上どんな質問をしたらいいのかさえ、見いだせない状態です。尚、心肺停止から蘇生までの時間が、不明との説明がありましたが、それも仕方の無い事なのでしょうか…。
- inoge
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解離性大動脈瘤があるいうことは相当な動脈硬化は有ったと思われますが,心筋梗塞の可能性に対する検査(心エコー,トロポニンTなど)は行われたのでしょうか?(この場合心電図では分かりません) また,鎮静剤の具体的な名前や量はわかりますでしょうか? ご本人の年齢・病歴はどうなってますか? 以上のことが不明なら主治医に質問されておいてよいと思います
お礼
ありがとうございました。みなさんからアドバイス頂いて、友人も大変感謝しておりました。
補足
早速のご回答ありがとうございます。早速ですが…友人の父は71歳。病歴は15年前にくも膜下出血。心筋梗塞の可能性に対する検査の有無は不明のようです。心電図は撮ったようです。鎮静剤の名前・量に関しては、現在ドルミカルとスタドールを使っているようですが、心肺停止前に使った物は不明との事です。 友人にもアドバイス頂いた内容を知らせ、主治医に聞いてみるよう伝えました。心肺停止のきっかけが、心筋梗塞である可能性もあるんでしょうか?
お礼
もう、なんて言ったらいいか、ホント、お会いしてお礼を言いたいぐらい。しつこいくらいに、質問したのに多分、先生から見たら、かなり患者の家族側の気持ちを汲み取ってお付き合いしてくれたと思います…。決して得の無い行為。ここまで付き合ってくださった事に深く感謝します…ホントに涙出てくるよ、どんな先生なんだろう…すごい良い先生なんだろうね…きっと。出来れば直接お礼したいくらい。とにかく、病院・主治医を信じて行きます。←友人からのメールです。一番感謝の気持ちが伝わるんじゃないかと思ったので…。現在は幾ばくかの希望が見えて来たようです、ここまでおつき合い下さった事、私からもお礼申し上げます。本当にありがとうございました。