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来年の携帯の番号ポータビリティについて
- 通信系で新たなサービスが出るたびに、稼ぐ輩が現れています。
- 来年秋に行われる携帯電話の番号ポータビリティについて疑問があります。
- 来年秋、携帯販売はガッツリ稼げると思いますか?
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質問者が選んだベストアンサー
確かに現在、シェアの半分以上を占めるドコモはかなりシェアを落とすでしょう。 ドコモは今や特別料金が高い存在ではないです。 現在の市場は ・MNP、導入してもしなくてもauの一人勝ち~野村総研 http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0501/12/news060.html といった感じで今年もまさにau人気が絶頂です。 おそらくauのシェアはますます増えるでしょう。 そしてvodafoneはMNP(モバイルナンバーポータビリティ)がはじまれば草刈場と言われている(いた?)程でドコモよりも危ういかもしれません。 一時期の迷走で値上げや裏切りなどを繰り返し電話番号に縛られているだけのユーザーはauだけでなくドコモに走るといった見方がされていました。 一応、危機感を抱いたvodafoneは4つの定額サービス(デュアルパケット定額・メール定額・家族間通話定額・LOVE定額)で他社よりも割安感を押し出してきましたし、ドコモとauが同じ方向性での割引きサービスの競争をしている中、vodafoneはまた違った方向性でのサービスを提供してきましたので、単純に草刈場にはならないかもしれません。 しかし、携帯電話は実は売れば売るだけキャリアは損をするのです。 インセンティブ制といい、あれだけの高性能機種が型遅れなどで1円などで普通は売れる訳がないんです。 買ってもらった後の基本料金などで元を取るのであって、端末を売った時点では損なんですよね。 ・夏野さんに聞いてみよう「新規参入が値下げ競争にくるかぎりは、脅威じゃない」 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0510/05/news108.html あたりを読むとおもしろいです。 また、現状携帯電話は実はかなりのボッタクリでありインセンティブ制さえ廃止すれば端末代金はあがっても毎月の料金は安くできるんですよね。 そしてこの記事で 夏野氏は「安売りで勝負を仕掛けてくる限りは、脅威ではない」と一笑に付す。「価格だけなら、いつでも下げられる」。 なんて事を言ってるんですよ。 それに携帯電話市場は頭打ちに近くなってきていますので、すでに1人1台から1人複数台持ちか、すでに持っている人からのシェアの奪い合いになります。 今までは放っておいても毎月契約者は必ず増えていくのが常識でしたが、これからはそうではありません。 正直、「消耗戦」となる事が危惧されます。 vodafoneの元社長津田氏が ・日本が世界市場から学ぶべきこと──ボーダフォン津田氏 http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0507/13/news041.html 海外でのMNPでの失敗のケースを述べています。 「もちろん止めるべきだと申し上げているのではないが、あまりに加熱した競争は市場を混乱させるだけではないか」 と海外ではMNPがはじまって過度な値引き競争の末 「これにより価格が下がったことは間違いないが、設備を持っている事業者の経営が難しくなって、そのうちの1社Orangeが撤退することになった。過当な競争が日本にとって正しいかどうかは検討すべきことだ」 という事例を持ち出した危険性を述べています。 つまりMNPのせいで逆に既存の弱小キャリアの撤退もありうるんです。 自キャリアにユーザーを呼び込むためには安くて良いサービスを提供する必要がありそのためには収益は減る。 販売店も競争が激しくなったばかりの時は稼げるかもしれませんが、この携帯電話の販売体系のインセンティブがどうなるか?によってかなり左右されますしどうしても今と同じ様にはいかないでしょう。 結構先行き不安な業界かと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 興味津々になって読ませていただきました。 実際どうなんでしょうね、インセンティブは。 実際短期であっても大きく稼げるチャンスがあるのなら、チャレンジしてみたいとは思ってます。 ソフトバンクの参入が来年でないのがちょっと残念です。 もしそうなっていたら、それこそまさにとんでもない携帯戦争になったでしょうね。 しかし、これを見ると、安くすればいいってわけでもないので、なかなか難しいですね。 海外ではMNPはとっくに始まってたんですね。 海外での動きを知ってるからこそ、日本のキャリアがどう動くかの動向が非常に気になるところですね。 回答ありがとうございました。 非常に参考になりました。