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優勢遺伝士のみでの世界は滅びやすくなるの?。
私は生まれてこなければ良かったと思っています。 両親にはそんな酷い容姿で子供を生もうとした事が罪だと主張しています。個性の差はあれど、頭が良い美男・美女だけでこの世が形成されたらどんなに平和かとあるべき社会形成の理想を想像しているのですが、先日にこのような意見を耳にしました。 「優勢思想は危険である。何故ならば種の保存において一傾向の人間ばかりだと、その傾向種が弱いウイルスが発生した場合に抗体を持つ人間がいなくなり、人類が滅びやすくなるからだ」という話です。 しかし、同じ人間においての容姿やIQの差でウイルスに対する抗体体質が変わってくるなどという事はあるでしょうか?。 これに関する事をご存知の方のご意見を頂きたいです。
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>>私は生まれてこなければ良かったと思っています。 両親にはそんな酷い容姿で子供を生もうとした事が罪だと主張しています 優勢思想云々の前になんて事を言うのですか、しかも親に対して。そんな事を言われたご両親はどれ程傷つくか貴方には分らないのですか? 貴方のその発言はご両親の存在そのものを否定しているのと同じですよ。何という思いやりの無い言葉でしょう。 将来貴方が親になったとき、生んで育てた大事な我子からそんな事を言われたらどんな気がしますか? ご両親に謝るべきです。種の保存、抗体を持つ‥そんな事貴方が心配しなくても大丈夫です。 でも怒るだけでは能がありませんから歴史的な事実を簡単にまとめて一つ。 アイルランド紛争って知っていますか? イギリスの植民地、北部アイルランドで昔大飢饉が起こりました。数百万人が餓死したそうです。 いきさつは次の通りです。 大航海時代イギリスには南米から一種類のジャガイモが大量に入ってきて、小麦生産に適していない北部アイルランドではジャガイモを生産し主食にしていた。 ある年ジャガイモに伝染病が広まり、一種類の遺伝子のジャガイモはほぼ全滅。住民は食べる物がない、しかし宗主国のイギリスは自国で大量に生産される小麦をアイルランドには与えない。 自分達はタップリ食べ、植民地の住民は餓死者続出。 他にも原因は有るがアイルランド紛争の原因の多くが食料問題でした。 ここでとても重要な教訓が有ります。それは当時のジャガイモは遺伝子的に一種類だけだったのです。ご存知でしょうがジャガイモは種イモをいくつかに切り、それぞれが発芽し成長します。と云う事は全部クローンジャガイモだったのです。したがって同じ遺伝子を持つ物は当然同じ病原菌に弱い。 アッと言う間に全滅。後は残酷な餓死者続出。ということです。 いま日本でも様々な種類のコメが生産されています、それも同じ理由です。幾ら美味しいからといって全国でコシヒカリだけを生産したら同様の事が起こる危険があります。 生物は多様なほうが良いのです。今地球上にこれ程の生命が溢れているのは有性生殖、つまり一対のオス、メスが互いの遺伝子を持ち寄り自分達とは異なった子孫を残す事で達成できた訳です。 仮に無性生殖だけならば殆んどの生命が途中で滅びた事でしょう。生命の頂点に居る人間も当然多様なほうが良いのです。決して人為的に遺伝子の種類を減らそうなどと考えてはいけません。 それは神を冒涜する行為であり、自然の摂理にそむく物で、必ずその反動は自身に跳ね返ってきます。
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ANo.#9で誤解を招く表現があったのでお詫びして訂正致します。 「私も正直、生まれてこなければ良かったと思いますけどね。」というのは、「私自身も、自分が生まれてこなければ良かったと思うことがよくあります。」という意味です。「あなたが生まれてこなければ良かったと私も思っている」という意味に取られかねない表現でしたので、お詫び申し上げます。
表現上の突っ込みどころは、これまでの方々のおっしゃるとおりです。 私は子供はまだ(て言うか彼女もまだ)ですが、2歳の姪がいます。会うたびに初対面扱いされますが、割とすぐになついてくれて、にこ~っとしながら駆け寄ってきて抱きついてほお擦りしてくれるんです。たまりませんねぇ。自分の子供ってどれだけかわいいんだろうって思います。きっと、ご両親にとって、あなたは命に代えてもいいくらい大切な存在なんですよ。そんなあなたから「生んでくれなきゃよかった!!」なんて言われたらきっついわ~。私も正直、生まれてこなければ良かったと思いますけどね。親に面と向かってそんなこと言ったらかわいそうですよ。 私も最近どんどん髪の毛が薄くなってかなりショックなのですが、60歳近い父はまだふっさふさです。容姿は確かに遺伝子でほぼ決まるんでしょうが、それイコール親と子がソックリ同じ形質を持つと確実に予測できるわけでもないので、どうかご両親を責めないであげて欲しいのです。 一応生物学専攻なのでそれらしいことを書きますが、長くてごめんなさい。 鎌状赤血球貧血症の人はマラリアにかからない(↓)とか、不利な遺伝子が別な面で有利な例もあります。だから、一概にこの遺伝子は悪い遺伝子だと決めつけてしまうことはできないと言うのは一理あります。悪玉でしか有り得ない遺伝子の存在も否定はできません。でも、個人にとって有害な遺伝子はありますが、「人類にとって有害な遺伝子」なんて発想はあってはならないのです。 ウイルスへの抵抗力のために多型性が必要というのはMHCのことでしょう。臓器移植の適合性を決める主要な因子です。これが多様であるが故に、臓器移植の提供者を見つけるのが難しいのです。 MHCは「抗原提示」と言う、免疫機能の上でとても重要な仕事をするタンパク質です。ある特定の型のMHCを持つことによって、特定の感染症を効率的に撃退できることがあることが知られています。エイズウイルスに感染しても平気なMHCというのも発見されています。もし、MHCが一種類しか存在しなかったら、そのMHCをかわすことのできる病原体が大流行したら人間は滅びます。多くの種類のMHCがあるからこそ、どんな病気が流行しても必ず生き残る人がいたのです。必要だからそうなったと言うよりも、いろんな病気が流行ったことの「結果として」MHCが多様になったのです。 MHCの型によっては、特定の種類の癌・アレルギー・自己免疫疾患(慢性関節リウマチのように、免疫系が自分自身の組織を攻撃してしまう病気)などにかかり易くなってしまうこともあります。だからと言って、「このMHCはリウマチになり易いから無くそう!(断種手術するとか)」と言い出すと、ある種の病原体に抵抗力のある人がいなくなってしまうことになるでしょう。 つまり、多様な病原体に対抗するために必要なのは多様なMHCです。(だけではありません。上記とは別の理由でエイズにかからない変異もあります。)容姿やIQとウイルスへの抵抗性との間には関係は無いと思います。 生存を左右するのは感染症だけではありません。いろんな感染症に対抗するためにいろんなMHCが必要なように、いろんな仕事ができるためにはいろんな才能を持った人が必要でしょう。野球選手ばっかりで農業やる人がいなかったら困るでしょう。いろんな人がいるからいいんです。それはMHCに限らず、人間が持つあらゆる属性に同じことが言えるでしょう。みんな同じような人ばっかりだったら、気持ち悪いでしょ。 地球は何度も何度も全生物を絶滅の淵に追いやるほどの苛酷な試練を生物に課してきました。2億5千万年前には、全生物種の95%が絶滅したと言います。ご先祖様は、そんな試練の度に、必死に生き残って、絶滅の危機を一つ乗り越えるたびに一つ進化しました。生き残った一種の生物の陰には、その何百倍、何千倍もの絶滅した種がいます。人間がチンパンジーの系統と枝分かれしてから500~700万年と言われていますが、その間だけでも、20種もの人類が生まれ、ただ一種を残して全て絶滅したのです。生き残るって、すごいことなんです。ご先祖様は、必死に生きて、一度も途絶えることなく必死に命のバトンを受け継いできて、40億年かけて、やっと私たちまでたどり着いたのです。40億年、一度も途絶えずにですよ。遺伝子は、そんな40億年の歴史を背負って今ここにある。そしてこれからも歴史を作っていく。無意味な命なんて、ありませんよ。
- TTOS
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優勢思想・・・優生思想で検索してみると、いろいろなサイトがヒットしますが、下記URLをご覧ください。 優良な遺伝子ばかり残そうと言う思想がありました。その結果、民族の殺戮や強制的不妊手術などが行われました。そのときの為政者が「残すべき遺伝子」と「なくすべき遺伝子」を支配者にとって有益かどうかの価値判断で行ってしまった結果です。 自分にとってよいもの役に立つもののほかは殺してもかまわないという思想につながったわけです。このことは科学の名を借りた人類の汚点だと思います。 優性遺伝子・・・これは優れているとか劣っているとかの価値とは無関係であることがすでに他の回答者さんからも指摘されています。今人類は種の多様性をまもることに真剣に取り組んでいます。同じように遺伝子の多様性は種にとって必要です。 多様といえば、人の価値は多様であり変化するものです。 「あのとき捨てずにとっておけばよかった」と言うものが、私には山ほどあります。おかげで今、身の回りに(人から見たら)がらくたがあふれているのですけどね。
- geneticist12
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基本的な誤解を訂正させてください。 遺伝子の「優性」「劣性」は対になったときにどちらの表現型が現れるかということです。表現型が現れるのが「優性」で現れないのが「劣性」です。それぞれ「dominant」 (支配的であるという意味)、「recessive」( 後ろにかくれるという意味)の訳語として作られたもので優劣とはなんのかかわりもありません。 優生思想、優生学の「優生」は「eugenic」の訳語で、遺伝子の「優性」とはなんのかかわりもありません。 優生思想というのは、好ましい遺伝子を選び、好ましくない遺伝子を排除するという考え方です。家畜の品種改良と同じことです。「好ましい、好ましくない」は個人個人の主観ですから生物学、自然科学の範疇ではありません。頭のおかしい独裁者の主観で特定の民族を虐殺するとか、せいぜい、遺伝病の家系を絶とうとする学者がでてくるとか、その程度のものです。生物学的にどうこうという前に、人道的に大いに問題があります。 どのような表現型が魅力的かというのは、人間の場合は文化的背景によるところが大きいので、これも生物学の範疇ではなりません。 生物学的に良い遺伝子というものがあるとすれば、生きて子孫を残すことのできるものでしょう。あなたがいるのも、先祖代々子孫を残すことができた「成功した」遺伝子のおかげなのですが。
- ga111
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あの、そんなことで親をいじめるのは止めましょう。美醜なんて極めて主観的なものです。かなりの美人と思って生活した方が、、、余計なお世話か。 実例をあげますと、マラリアと鎌形赤血球の遺伝子保持者の関係がひとつ。この場合は鎌形赤血球のヒトは重症の貧血になりやすいそうですが、マラリアに対して耐性度が高いそうです。容姿やIQとの関係は聞いたことありません。 エイズ「ウイルス」耐性というひとたちがいますが、おそらくアフリカのひとたちで、あまり容姿やIQについて日本人は興味をもたないひとが多いと想像できます。 容姿やIQの差でウイルスに対する抗体体質が変わってくるなどという事はほぼないでしょう。
- suiran2
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556さんこんにちは 私は2つの面で問題提起をさせていただきます。 まず,この広い宇宙に556さんという生命体は貴方だけです。お父さんお母さんが作る配偶子(卵・精子)は,遺伝子の組換えという現象で同じものは出来ません。ですから,例えお父さんお母さんが何万人という子を産んだとしても,貴方と同じ子供は生まれません。貴方という生命体はただ一人なのです。これはすばらしいことだと思いませんか。私はすばらしいことだと思いますし,大切にすべきものと思います。 私の人生訓は,「醜い老人になるな。美しい老人になれ。」です。ここで言う「醜い・美しい」は決して容姿の話ではありません。年を取りますと容姿は関係なくなります。その人の言動や考え方等,どのような人生を歩んできたのかが自然に表に出てきます。「醜い人だな。こんな老人にはなりたくないな。」と思う老人が沢山います。若い頃はさぞ美女だったのだろうと思う女性や,いわゆる勝ち組の男性に多いですね。他の人の痛みを感ずることが出来ない人は醜いものです。人間老いて初めてその人の価値が現れるのではないでしょうか。
- dioong
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ご質問に回答させていただきます。 1.優勢遺伝子は優秀な遺伝子ではない。 優勢、劣勢という言葉で誤解を招いているのでしょうが、 優勢遺伝子は「形質が表に表れやすい遺伝子」に過ぎません。 「優勢」は遺伝子の性質を現す形容であって、その遺伝子の価値とは全く関係ありません。 2.遺伝子に多様性が無い種は、確かに滅びるリスクが高い。 「一傾向の人間」とは文脈から見て「(優秀な遺伝子ばかりを持つ)均一な人間」を意味すると 判断しますと、上記の回答になります。 地上最速の動物として有名なチーターは、個体数の減少により遺伝子の多様性を失っているとの ことです。そのため、病気や環境の変化に対応できず、突然絶滅する危険性があるのです。 「地上最速」という「優秀な遺伝子」も、このリスクに対しては何の役にも立ちません。 ところで質問者様は、何を持って「遺伝子の優劣」を定められておられるのでしょうか。 「美しい容姿」でしょうか。「高いIQ」でしょうか。 美醜の判断基準は様々ですが、相対的な一面があるのは確かです。 言い換えれば「希少価値」があるのです。 貴方が美しいと思う人ばかりになれば、それが「当たり前」となります。 その結果、貴方が「醜い」と感じる容姿が美しいと思われるようになるでしょう。 「IQ」は、さらに微妙です。 もともと「IQ」は児童の成長度を判断するために考案されたものです。 本来の位置づけは「学習テスト」と大差ありません。 それを「優劣」を付けたがる人々が故意に誤用したのです。 考案者ビネーも、このような使われ方は、さぞ不本意なことでしょう。 一度、ご自分の「価値観」の「根拠」について、調べなおしてみるのも 面白いかもしれませんよ。
- gamy-cho
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IQ、言い換えると人間としての頭の良さや、容姿が整っているかどうかというのは、あくまでも人間の作った尺度であって、疫学的に見てウィルスに対しての抵抗力が容姿やIQが関係するものでも無いと思います。 話はちょっとそれますけど、頭が良い人ばかりの世界なんて私は嫌です。だって、これまでの歴史で戦争を起こしてきたのは、国家の中枢にいる優秀な人たちでしょう?
- 2830E
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さあ、どうでしょう。 容姿というものは、生まれつきと言うよりは、育った環境等で決まるものだと思います。 そこには、遺伝子というものは、関係はしていないんじゃないかと思います。 もし、親のせいにするなら、生活スタイルや文化の問題だと思います。 例えば、親が大食いで肥満なら、その食生活で暮らす、子供も多くは大食いになり、肥満になるから、肥満があたかも、親子間で遺伝したように見えるのだと思います。 しかし、遺伝子が大きく関係している病気であるなら、どうしようもありません。 病気の種類によっては、子孫に遺伝という事もあるから、将来の結婚や子作りを諦めなくてはならない場合もあるかもですね。 それは、生命が、進化をしていく上で、適応できなかった遺伝子は無くなってしまうものであり仕方無い事です。 でも、質問している優秀な遺伝子とは、容姿の事を指しているのでは無いと思います。
- ruseroloser
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話を容姿に限れば、優勢思想は実はありえません。 仮に現在容姿に優れた者だけにのみ子孫を残すことを許可したとしても、生まれた容姿端麗の子孫達の中でまた微妙な差異による美しさの物差しが生まれます。 例えば、現代なら気にならないような小指の関節とかが美の基準になってしまうでしょう。きっと「そんな左手の小指の関節のしわが3本しかないのに子供をうもうとした事が罪だとか」 人類の滅亡に関しては、容姿で特定ウィルスの抗体問題はないと思われますが、好み嗜好が均一化してしまい、その結果大きな危険を招く可能性もありますね。