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「何名様ですか?」に対する答え方(下の方の質問を見て)
下の方の質問に対する良回答があまり納得できなかったので、別に私の方から質問させていただきます。 下の方の良回答では、「丁寧語は自分の行為についても使える」とされていますが、丁寧語とは「相手に対する話し手の直接の敬意を表現するもの」(広辞苑)であり、やはり自分の行為に使うのはおかしいのではないでしょうか。 例えば「私はご気分が悪い」とか、「私はご在宅です」といった言い方はしないでしょう。(ちなみに、「私がご説明します」における「ご」は謙譲語であり丁寧語ではありません。) よって、「何名様ですか?」とは、「○人」の丁寧語である「○名」を使うことで、店側から、客である「あなた」に対する敬意を表現しているのであって、それに対して自分で「○名です」と答えるのは変だと思うのですが。 みなさんはどう思いますか?
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「名」は「人」よりは丁寧な言い方というだけであって、「人」の丁寧語ではないと思います。 辞書によっては単なる助数詞としているものもあります。 例えば、え~、こんな例しか思いつかなくてゴメンナサイ(^^ゞ 「ケツ」よりは「尻」、「尻」よりは「臀部」といった方が丁寧ですよね。でも、「尻」は「ケツ」の丁寧語ではないし、「臀部」も「尻」の丁寧語ではありません。 「名」もそれと同じではないでしょうか。 また丁寧語はおっしゃるとおり「相手に対する話し手の直接の敬意を表現するもの」で、自分や相手の「行為」に用いるものではありません。 相手の行為に用いるのは尊敬語、自分の行為に用いるのは謙譲語です。 丁寧語は語尾の「です」「ます」「ございます」や、名詞につく接頭語の「お」「ご(御)」などです。 「気分」のように、状態を表す名詞の場合には、自分について用いるのはおかしいですが、「お水を差し上げましょうか」のように、自分の家の水であっても丁寧の接頭語(丁寧語)をつけるケースはあり得ます。
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- pbf
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自分の行為にも「お」「ご」はつけられますよ。 「ご案内」「お見積もり」……。 これらの「お」は丁寧語ですよね? 相手に直接関わることがらなら、自分の行為でも 「お」や「ご」をつけて良いということは、 敬語の本をお読みになれば、必ず記されていると思います。 それをサ変動詞(~する)化すると考えれば 「ご案内する」「ご説明する」にすることもできます。
- Diogenesis
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自分たちのことを「○名」と表現することを変だとは思いません。 警察,消防,自衛隊等の点呼においても 「総員○名,現在員○名,異状ありません!」のように 上官への報告の際に自分たちを「名」で数えているはずです。 「何名様ですか」の場合, 「様」の使用によって敬意表現になっているのであって, 相手を「名」で数えることはフォーマルな印象を与えはしますが, とくに敬意が込められているとは思いません。 関西アクセントの場合,「何名様ですか」よりも むしろ「何人様ですか」のほうが柔らかく丁寧な感じさえします。
お礼
確かに、小説や映画を見ると、軍隊でも上官に対して「自分、以下3名、帰還しました!」なんて言いますね。 どうも私は自分のことを「○名」というのに違和感を覚えていたのですが、Diogenesisさんのご回答(フォーマルな印象というご指摘)のおかげでその違和感の正体が分かった気がします。要は、人数を聞いてきた相手が、こちらが丁寧に対応すべき相手か、という点だと思いました。 極端な例を言うと、小学生に「おっさんたち、何人いんの?」と聞かれて「3名です」と答えるのは、文法的には問題なくても、やはり変ですよね。居酒屋やレストランなどで、高校生のバイトに対して「○名です」と答えるサラリーマンなど見て、それと似た違和感を感じ、自分を「○名」というのはなんか変、と思い込んでいたようです。 Diogenesisさんのおかげで違和感の正体が分かり、なんだかすっきりしました。 ありがとうございました。
>みなさんはどう思いますか? あなたの書かれている通りかと思います。 ちなみに私は、~名様ですか?と聞かれて、~名です、などと答えたことはありません。 冗談で、~名様です。と答える場合を除く・・。
お礼
う~ん、なるほど。 「丁寧語」と「丁寧な語」は違うんですねえ。 確かに、「おれのケツ」とも言えるし、「私の臀部」とも言えますね。 自分たちの人数を「○名」と呼んでも、言葉の使い方としては問題はないという点につき、十分納得できました。 ありがとうございました。