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SUSタンクでの苛性ソーダ希釈時の沈殿物

SUS304のタンクに50%苛性ソーダを水道水で2倍希釈して貯蔵しています。そのタンクに黒~黒褐色の付着物がべったりと張り付いていました。 付着物の成分を分析すると50%がNaで10%程度がMgでした。また、若干ですがFe、Ni、Crも検出されました。 なぜこれほど多くのNaが析出するんでしょうか?SUSと異種金属接触腐食が関係しているのでしょうか。 苛性ソーダの貯留にSUSは良く使われると思うのですが、やはり腐食はするのでしょうか・・・。 また、なぜMgが多く析出するのでしょうか?水道水由来ですとCaも確認されてもいいかと思うのですが。SUSまたは苛性ソーダ中にもMgが含有されているのでしょうか。 長い質問で申し訳ありませんが、ご存知の方がいらっしゃいましたら、宜しくお願い致します。

みんなの回答

  • kikero
  • ベストアンサー率33% (174/517)
回答No.2

 水道水中のCaとMgですが、高pH域で、Mgは水酸化物を形成して沈殿するのに対し、Caは余り沈殿を形成しません。  この差が、スラッジ中のMgとCaの濃度差になったのでしょう。

chika-5
質問者

お礼

ありがとうございました。 なるほど、水中のカルシウム硬度の測定方法(キレート法)の原理と一緒ですね。(pHを上げてMgを沈澱させて、Caのみを測定する)

  • DexMachina
  • ベストアンサー率73% (1287/1744)
回答No.1

> 50%がNaで10%程度がMgでした。 その付着物(スラッジ?)を分析にかける際、水洗はされたのでしょうか? もし、変質を恐れるなどして、水洗をされていないのだとしたら、泥が水を含むように黒色微粒子が苛性ソーダ溶液を含んだ為(或いは包み込んだ状態で固化?)、そのような分析結果になったのではないかと思います。 (で、主体はFe・Ni・Cr(あとO・H?)、と) > やはり腐食はするのでしょうか・・・。 通常、SUSはアルカリに安定とされていますが、水は金ですらわずかに溶かすことから、完全に溶解性0ということはないと思います。 (通常は無視できるレベル、と) 上記金属はAlのように両性酸化物をつくるわけではありませんが、濃アルカリと触れ続けることで、恐らくそれに近い形でごく微量の溶解が起き、沈殿となったのではないでしょうか。 > なぜMgが多く析出するのでしょうか? 確かに、Caが出てもおかしくないですね。 BeとMgが、Caのような典型的なアルカリ土類ではないということと何か関係が・・・? すみません、これはちょっと推測がつきません。

chika-5
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございました。 今回はEMSで、乾燥固形物として測定しました。 私もNaを除けばと思い、水洗浄して0.45μmのフィルターでろ過した残渣も測定してみました。そしたら、Na-5%、Mg-35%、Ca-0.5%、O-40%、P-2%、Fe-10%、Ni-0.1%、S-0.5%、Cr-0%でした。0.45μではSUS成分は抜けてしまったのでしょうか・・・。なぞなんです。 SUSタンクは10年近く経過しているんで、厚さ等を測ってタンクを変えるか検討してみます。