10年ほど前に、まったくのドシロウトからテープ起しを主にした会社を興した者です。
2、3年ほど前から、テープリライターの講習の宣伝をよく見るようになりました。詐欺まがいみたいなものかと思っていましたら、ちゃんと教えているところもあるようです。しかし、宣伝の謳い文句にあるような結果は……。
仕事の需要は、潜在的に大きなものがあると思っています。ただし、その需要は単なる「テープ起しをさせてください」的なものでは掘り起こすことはできないでしょう。テープ起しを必要だと思わせる、なにがしかの知恵が要ります。
個人的には、テープ起しで一番大切なのはボキャブラリーの豊富さだと思っています。そして、結構本を読んでいること。私のところでは、テープ起しを手伝ってくれる人を採用する際、技量、スピード云々よりも、そのことを最重要視しています。技量的なものなんて、ワープロソフトさえ打てればいいんですから。
仕事は、結構落ちているものですよ。下記のベテランさんは、信用のない者に仕事はあまり出さないと言われていますが、誰しも最初から信用なんてあるわけがないのですからね。信用というものは、ないところからつくっていくものです。
「もし始めるとしたら」とありますので、まずは新聞をくまなく読むことから始めればどうでしょうか。そして、たとえばテレビのニュースでも何でも、ただ聞くだけではなくて、頭のなかでそれを文字化するトレーニングをされればどうでしょうか。